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YNWC的な多摩暮らし

北多摩で始めた新生活のあれこれをについて書いています。ynwcは横浜ネイチャーウォッチングクラブの略

今夜は小望月〜アオギリの鞘を収穫に〜

2021-09-20 08:20:00 | 植物



三連休最終日。
朝日とともに活動開始!
今夜は小望月、明日の「中秋の名月」を前にした14番目の月。

実はこの三連休、仕事が終わらず休日出勤。お客さま180人分の自由研究に目を通す日々。これがけっこうおもしろくて、ついついネットで確認してしまったりするため、まったく進まず(^^;;

すでに仕事とは呼べないかもですが、時間を取られていることには変わらず…

というわけで、朝のうちにお散歩。




今朝の森はカツラ(桂)の葉の甘い匂いがしました。カルメ焼のような、おでんのような…。

今日の目的はアオギリの鞘



くるくるとプロペラののように飛んで、種子を運びます。



飛んでいる様子を撮影しようと試みたのですが、定点撮影でら無理がありました(笑)



もっとも協力者がいても、うまく撮れる可能性は低そうです。たまたま樹上から落ちるタイミングで撮れれば、雰囲気を味わってみていただけるかもしれません。

これは実際に体験するに限ります。
というわけで、お客さま用を収穫。



これ、持ち帰る時に気をつけないと、カメムシやら何かの繭やら、けっこうたくさんの虫がついています。



色、と模様が綺麗な幼虫たち↓



ひとつだけ、他の種子と違う膨らみを発見!虫こぶかなぁと調べてみたのですが、よく分からず…


いつの日か謎が解けるといいけれど…。

今朝はサンドイッチを作ってきました。




朝の光でおいしさアップ
さ、今日もがんばろう!!


【今朝の森カフェ】

・きのことたまごの折るサンド
・ホットチャイ

今日もいい日になりますように!









ヒガンバナ〜真っ赤な絨毯の謎〜

2021-09-18 08:45:00 | 植物



早くも見頃を迎えたヒガンバナ。すでにピークを過ぎたようです。雨が降る前にと、昨日の午後、滑り込みで野川公園の群落を見てきました。

曇り空の下というのは少し残念でしたが、真っ赤な絨毯が広がっていました。







たくさんありすぎると、もうどこをどう撮影して良いやら…(^^;;

こんなにも一面を赤く染めるのは、この季節のヒガンバナには、葉が1枚もないからです。



何もないところからいきなり花茎が伸びてきて、真っ赤な花を咲かせるのですから驚きです。


そしてしばらくすると枯れてしまいます。

ヒガンバナの葉が出てくるのはこの後。他の植物がすっかり葉を落とす冬の時期、ヒガンバナは太陽の光を思う存分に浴びて、栄養を球根に蓄えます。

そして、春になると、再び眠りにつくのです。他とは逆の行動を取ることで、競争を避けて生き残る戦法。

さて、そんなヒガンバナの花ですが、何やら不思議な形をしています。


じっくり見てみると、実はいくつかの花が集まって咲いています。だいたい5〜7、多い時には10くらいまとまって咲くこともあるようです。

地上に出てきたばかりの時にはこんな姿をしています。


蕾の塊は2枚の苞で包まれています。

苞や萼は花を守る役割を、そして花びらは虫などを呼ぶ役割をしていると考えられています。一番大切なのは生殖器官である雌蕊と雄蕊。

もっともヒガンバナは3倍体のため、種子を作る能力はなく、球根で繁殖します。他の植物とは違う生活を選ぶ中、種子を作る労力も切り捨てたのかもしれません。
※ここでは3倍体についての説明は割愛します。

苞が開くと中からいくつかの蕾が現れます。


ヒガンバナは花を守る萼が花びらのように美しく変化しています。ユリの仲間にも見られる現象で、この場合は、萼を外花被、花びらを内花被と区別します。よく観察すると、厚さや大きさなど、微妙な違いがあります。



ちなみにおしべは6本、めしべは1本です。めしべの先にある柱頭が、ずいぶんと小さいのは、受粉する必要がないからなのでしょうか…?

一応子房(実になる部分)がついているところがちょっとせつない。

ヒガンバナが大陸から渡ってきたとき、持ち込まれた株がたまたま3倍体だった(そもそも大陸のものは種子をつける2倍体)と言われていますが、そうなると、その1株が繁殖して全国に広かったっていうことになるわけで…。ヒガンバナの繁殖力、半端ないですね。



こんなにもたくさんの花が咲くことにも納得です。

ちなみに、日本にも結実するヒガンバナがあるそうです。結実にエネルギーを使うためか、通常のものよりも一回り小さく、1ヶ月ほど早く咲くのだとか…。

ちょっと見てみたくなりますね。情報ありましたら、ぜひよろしくお願いします。




【今朝のおうちごはん】
・マロントースト
・きのこの卵とじ
・ブロッコリー
・ヨーグルトwithプラムソース
・コーヒー



三連休初日♪
今日もいい日になりますように!







オナモミのある風景

2021-09-15 21:45:00 | 植物



オナモミの花!
初めて見ました!!

実はインパクトありますからね

ひっつき虫として、子どもの頃に遊んだ方も多いと思います。



実の印象は強いのに、植物全体の姿ってパッと思い出せなかったり…(^^;;



葉がかなり大きいですが、オナモミってキク科の植物なんです。

同じキク科に「メナモミ」という植物もあるのですが(すみません。写真がありません)、こちらはまた違った様子です。

「雄ナモミ」と「雌ナモミ」

となると、いったい「ナモミ」って何?

…ってことになるわけですが、調べてみると諸説あるようです。

生薬として、生葉を揉んで貼る事から 「生揉む(なもむ)」と言う人がいれば、果実が動物に引っ付いて運ばれる事から 「引っかかる」 と言う意味の「ナズム」から来ているという人もいるようで…

いずれにしても不思議な響き。

ちなみにオナモミの実の中には種子が2個入っています。



しかもそれぞれの種子は種皮の厚さが異なり発芽時期をずらしているんだとか…

これまたすごい生き残り戦略!!!

オナモミの鉤爪はマジックテープの元になっているというし、雑草といえど、その知恵は侮れません。

最近はあまり見かけなくなったように思うのですが、なんとうちの職場では花壇の一角にこのオナモミが植えられていました。なんて素晴らしい♪

小さいお客様たちが、引っ付けあって楽しく遊ぶようです(*^_^*)

仕事が始まって3日目。
すでによれよれ。
今日の更新は、すっかり夜になってしまいました(^^;;

おやすみなさい。


【今夜のおうちごはん】

買ってきた生姜焼き弁当(¥600)をお皿に移しただけ(笑)
飲み物はビールではなくジャスミンティー。
ま、こんな日もあります。




明日もいい日になりますように!






平安のおしゃれ男子御用達〜サネカズラ咲く〜

2021-09-04 23:59:00 | 植物


サネカズラの花。

平安時代の男性は、この蔓から取れる粘液を整髪料として使っていたとか。

「ビナンカズラ(美男蔓)」とも呼ばれる所以。

手前のボール状のものは実で、これから冬にかけて真っ赤に熟します。





実が美しい蔓植物なので「実蔓(サネカズラ)」

百人一首にもこんな歌が…。

「名にし負はば 逢坂山のさねかづら 人に知られで くるよしもがな」


この場合は「さ寝」の掛言葉になっているとか。

さねかずらのつたをたぐってあなたを人知れず連れ出して、一夜を共にしたいっていう。

イケメンくんにこんなこと言われた日には…。平安の人々は雅でロマンチックですなぁ(//∇//)

今日はギリギリ、日付が変わる前に更新(^^;;
おやすみなさい

レンゲショウマ実になる!

2021-09-03 19:39:00 | 植物



国分寺駅前の日本庭園。

7月の頭に見かけたレンゲショウマ



その後どうなったかなぁ…と、
確かめに行ってみたところ、ちゃんと種子ができていました。


種子というか、正確には実ですね。
どうやら弾けて種子を飛ばす「さく果」のようです。



まだ未熟な状態のようで、さらに熟すと一つずつの実が花茎の方に反り返るようです。 

ただ、実についての詳しい記事はあまりなく、山野草としての栽培方法ばかり。

ここは、庭園だからちぎって割って見ることもできないし…

気になるよねぇ〜

もう少ししたらまた見に行ってみようと思います。



オンブバッタがとまっている、この植物が何かも気になりますし…






【今朝のおうちごはん】

・ネバネバオクラ丼
・焼き鮭
・レンチン南瓜
・ナスの味噌汁


今日はすでに夜になっちゃいました
(^^;;