うな風呂

やる気のない非モテの備忘録

ヒックとドラゴン  70点

2011年08月28日 | 映画感想
ヒックとドラゴン スペシャル・エディション [DVD]
クリエーター情報なし
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



ドラゴンとの戦いに日々おわれる北欧のバイキングたち。
族長の息子ヒックはドラゴンとの戦いに燃えるが、いつも失敗してばかり。ところがある日、首尾よくドラゴンを捕らえるものの、どういうわけかわざと逃がしてしまう。だが後日、傷ついたドラゴンが飛び立てず、困っているところを発見し、治そうとしているうちに仲良くなっていく。ドラゴンを敵として育ってきたヒックはバイキングの教えに疑問を抱くが――



ドリームワークスのCGアニメで、うんまあ、普通に面白い。
バイキングの棲家とか、意外とこまかく描かれていて感心するし、アニメ的でない、蜥蜴の進化系のようなドラゴンのデザインは多種多様で見ていて面白く、ぶさきもかわいい感じはまさに野生の生き物のそれで、リアリティがあった。
変わり者の主人公のおかげで既存の価値観が崩壊し、より良い新しい価値観が生まれるという流れも、王道で美しい。
ただ、ドラゴンと人間の関係が、結局ペットに落ち着いてしまうのが、ちょっとかなり残念だった。凶暴な変わり者の犬、程度の認識なんだよねえ。動物と人間の関わりかたとしてリアルで正しいとは思うんだけど、ちょっとまだドラゴンに夢見てるお年頃だから、ぼく。

ドラゴンと飛ぶシーンはスピード感あるし、最後の戦いはなかなかの迫力だし、展開も短い時間でうまくまとめているし、ご都合主義が目につかないわけではないが王道展開として許容できるノリだし、全体的に普通に大人も子供も楽しめる映画だった。
それにしても、いまさらそれが悪いとはいわないが、このドリームワークスの人物モデリングの、現実的でもなければアニメ的でもない変な顔の形は、いったいどういう狙いがあってのことなのだろうと、素直に疑問に思う。


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