買ってきたアイスが、舐める前に地面に落ちて砂まみれになった。
そんな感じの一年でした。
おわり。 . . . 本文を読む
文芸春秋に連載されていた、各界の著名人に会って、そのことを書いていくエッセイ。
連載されていたのは題名どおりに1980年から81年。
あずさと淋しい占い師たち
今もまあ似たようなものだが、当時は天中殺とかなにやらで占いブームだった。そんなわけで有名占い師数名に会いに行ったあずさでしたが……
やはりこの項で一番に残る人は、インタビュー中に自らの道を否定した和泉宗章氏。求道者であるがゆえに、自らの歩 . . . 本文を読む
筒井康隆の短編で「新宿コンフィデンシャル」というのがあって、
ずいぶん前に読んだときから「これは面白い」と思っていたのだが、
昨日なにげなく読み返して「これはすごい作品だな」とまた思った。
思ったのだが、いかんせん、なぜこの作品をそんなにすごいと思うのか、
自分でもいまいちわからない。
この不条理性や言語センス、現代を誇張しながらも簡潔にまとめた手腕、
全体にただよう淋しさと寄る辺なさ、
ラストの . . . 本文を読む
「さて、下半期篇に行こうと思うのですが」
「だいたいやねえ、もうだれとるんちゃうか?」
「そうですね、だれていますね。想像以上に反響がないですしね」
「反応に困るもの書いて反響とか云ってもねえ」
「ですかねえ、野々村さんはどう思われますか?」
「ポールシーハーバージュニアなんてなあ、どこにもないんだよぉ」
「そんなもんなんですかねえ。さて、そんな現実をしっかり受け止めつつ、下半期、七月のMVPで . . . 本文を読む
「こんぱんわ、司会です」
「解説です」
「元・警視庁捜査一課の野々村です」
「さて、そんなわけで12月も残すところあと一週間を切ったわけで、毎年恒例となったこの「うまいこと云ったっぽい大賞」の発表となったわけですが」
「いやあ、みなさん今年もなかなかうまいこと云いましたねえ。どの作品をグランプリにするか、審査員の方々もずいぶん悩んだことでしょう」
「それほどにレベルの高い年でしたね、今年は」
「 . . . 本文を読む
クリスマスイブの朝だというのに、
テレビをつけたらグルメ番組がやっていて、
ナレーションで「おや、米倉さん」と云ったので
米倉涼子が出てくるのかと思ったら米倉斉加年がでてきて、素で笑った。
クリスマスの朝から斉加年かよ!
(米倉斉加年というのは「よねくら まさかね」と読む)
おま、おれがドグラマグラを読んで以来、
キロロの「長い間」を聞くたびに
「♪愛してる~でも斉加年~そんなこと~いえ~ない~ . . . 本文を読む
古谷徹が「西」と発音すると
赤くて三倍の人にしか聞こえませんね。
アカギたんかわいいよアカギたん。
ツンデレかわいいよツンデレ(死ぬまでデレなかったけど)
でもまあ、ボケ老人になってデレるぐらいならツンのまま自殺する、
という意思をつらぬいたアカギたんはいいツンデレですね(だからデレなかったけど) . . . 本文を読む
サスペンスみたいなの。
ある高校の男女四人が失踪。かれらは地下の隠れ家に居たのだが、発見されたときには一人の女性を残して死亡、生き残った女性も精神状態があやしくなっていた。果たして穴の中では何が起こっていたのか……?
うーん、微妙ですね。どこがどうとはいえないくらいに全体に退屈というか。
穴の中の描写が甘いというか。穴の中が好きじゃないのかな? 悪くないんだけど、もっとおもしろくできたはずだと思っ . . . 本文を読む
オタク発オタク行き長編アニメ。
エロゲーのさわやか部分を90分に煮詰めたような内容がある意味好印象。
とある架空の現代。分断され、他国の領土となった北海道に建てられたのは、どこまでも伸びる不思議な塔。青森に住む主人公とその親友は、いつかあの塔に行ってみようと、幼さだけが持ちえる情熱を持って、拾った飛行機を修理しつづけていた。その仲間へ、主人公の片思いの相手であるサユリも加わり、15歳の夏休みは、三 . . . 本文を読む
長編ハードSF巨編。
んーと、これ、保留。つうのも、メディア9を再読したら存外に面白かったので、もしかして世界観のつながっているこの作品も再読すると評価が大幅アップかも? なんて思って読み直そうと思っているんだけど、いかんせんハードSF。そして長編。文庫本で三冊もあるので、なかなか読むなおす気になれない。いや、読みたいんだけどさ。
そんなレダによって感想文が中断されていたのは秘密の話ですが、ですか . . . 本文を読む
最近、SEGA分が足りていない。
と思った私は、早速、新作の「龍が如く」は高いので華麗にスルーし、
古い激安ゲームを適当に買ってきた。
「REZ」
うわあ、突き放した内容だなあ。
楽しみ方がわからないよ。
多分、中学生の頃のぼくなら
楽しみ方がわかるまでやりこんだだろうし、
気にいったような気がするんだけど
なんだかいい歳なのでどうでもいいなあ。
ふぁぁぁ~泣けるなぁ~
ちょっと工夫すればとっつ . . . 本文を読む
バトンが回ってきたらしい。
●回してくれた方に対しての印象をドゾ☆
A・チ・セイ(君は誰?)
●周りから見た自分はどんな子だと思われていますか?
A・これ、本人が答えることじゃないだろ?とか思いつつ
先日、知り合い四人に「真面目な話、おれってアキバ系?」と聞いた結果を。
A「いや、アキバ系……ではないだろ」
B「よくもまあいろんなことを知ってるなあとは思いますけど」
C「万能の神ですね」
A . . . 本文を読む
そんなわけでまかすい。
この辺の巻、なかなかいいんだよね。
なにがいいって、物語がどこに行くかだれにもなにもわからない感じが。
そんでもって、キャラがばしばし死ぬんだわ。でもって、それがいい加減に感じない。ちゃんとキャラを殺すことの意味をわかって殺している感じがある。いしまの栗本先生は殺しても平気ですぐに外伝とか出すからなあ。
五巻なんて、ほとんどが中国人の呉くんがクトゥルーの脅威に気づいていくく . . . 本文を読む
同じ歳の友人(べつに幼馴染とかではない)に小学校の頃のことを話したら、
「先生に迷惑かけるなよ」
と正論を吐かれた。
「でも、あいつらなんだかんだ云っておれのこと好きだったよ? 多分」
「その自信はどこから来るんだよ」
「でも終わりの会のときとかには『うなぎ君をなんとかする会議』とか開かれてたし」
「ははははははははは、それ厳しいな」
「いや、厳しいよ、実際。Nなんて『絶対にうなぎの牛乳パックは . . . 本文を読む