うな風呂

やる気のない非モテの備忘録

フロム・・ダスク・ティル・ドーン  70点

2015年11月01日 | 映画感想

脱獄し、警官を殺しながら逃亡する凶悪犯のゲッコー兄弟は、途中のモーテルで牧師の一家を人質にし、彼らを隠れ蓑にメキシコへと逃亡する。
そして仲間との待ち合わせ場所であるストリップバーにたどり着くのだが、そこには意外な秘密が待ち受けていた……。


ネタバレしながら話していきます。

ずいぶん前に人に勧められたけど近くのレンタルショップになくて観ていなかったのを、ようやく見つけて観た。
たしか吸血鬼ものだったよなー、と思いながら見始めると、あれ、タランティーノが脚本で監督はロバート・ロドリゲスか……。で、なんかロードムービー的なストーリーと雰囲気だな……。記憶違いだったか。まあロードムービーならそれはそれで……。しかしロードムービーにしてはこの知的障害者みたいな弟が無駄に気持ち悪いな……。
そんな気持ちで一時間ダラダラ観ていたら、唐突に安っぽいスプラッタームービーに変貌して、え、あれ?え?という気持ちに。そうか、やっぱり吸血鬼モノでよかったのかっていうか、わざと一時間だらだらやって唐突な路線変更というギャグかよ。長い一発ギャグだな!
そんなむちゃくちゃな映画なので、後半はだれが生き残りどんな結末を迎えるのかまるで予想ができず、実際に適当にキャラが死んでいくので、非常にエンターテイメントだった。
タランティーノの映画は基本的に「面白くてセンス良ければそれでいいんだろ」みたいなマニアのやけくそ感があるが、本当にこれはそのやけくそ感とお遊びだけでできている。でも無駄にテンポが良くて無駄にセンスが良いからなんか面白く感じてしまう……本当に無内容でなにも残らないような映画なのに……悔しい……!ていうか前半あれだけひっぱってきた兄弟の絆とかなんだったんだよ……結局弟が本当に気持ち悪いだけじゃねえかよ……なんだよあのコミュ障の障害児……あ、演じてるのタランティーノじゃねえかよ!自分が気持ち悪いレイパーやりたかっただけじゃねえかよ!お前ホントやりたい放題だな!

という映画大好きなオタクのタランティーノが映画を使ってひたすら楽しんでいるだけの映画だったとさ。



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