うな風呂

やる気のない非モテの備忘録

告白

2006年06月29日 | 日記系
遊びのつもりがいつの間にか本気になっていた、なんて、 ありふれたつまらない痴情のもつれみたいで、情けない。 ぼくはもうずっと長いこと「だめな人間ごっこ」をつづけてきたけれど、 本当はずっと前から「本当にだめなやつ」になっていたってことに、気づいていたよ…… うなぎです。 総合すると、やる気がない時の自分の方が好きです . . . 本文を読む

天狼星3 ―蝶の墓―  栗本薫  うなぎ

2006年06月28日 | 栗本薫
天狼星〈3〉蝶の墓 (講談社文庫)栗本 薫講談社このアイテムの詳細を見る 長編ミステリー、第三弾、そして完結編。 力みすぎてへんてこになった1、あからさまに失敗作な2、を経て、数年の放置の後に満を持して出された完結編。 天狼星シリーズ自体が空回り気味の空気を漂わせていたのだが……しかし、これは良かった。 乱歩的怪奇趣味、横溝的閉鎖社会に加え、栗本薫の美少年趣味と名探偵ものへの憧憬、そ . . . 本文を読む

大熱血  未来放浪ガルディーン1  火浦功  うな

2006年06月28日 | 読書感想
SFロボットギャグ小説。 はるかな未来、文明の衰退した地球。かつての文明のあとはしっちゃかめっちゃか奇妙な形を残すばかりの、珍妙な世界になっていた。 その世界で、領土拡大に意欲を燃やす《無謀王》ヴァルマー。 ヴァルマーの魔の手はついに名門フレイアー家に伸び、城はいまにも陥落しそうになっていた…… という、筋だけみるとわりとありがちな設定だが、主要キャラがみんなC調(という80年代表現がぴったりく . . . 本文を読む

しずるさんと底なし密室たち  上遠野浩平  うな

2006年06月28日 | 読書感想
ラノベミステリー短編集。シリーズ第二弾 一話目。 ある日河原で発見されたミイラ死体。死者が生きているのが最後に確認されたのは、なんとわずか六時間前。彼はどうしてミイラになったのか? 二話目。 ブームとなっているカードゲーム。その起源には、一家惨殺という無惨な事件が絡んでいた。 三話目。 ある商店街でもよおされた、ありふれた仮装イベント。そこで、一人の男が死体で発見された。ところが、死の直前、男は同 . . . 本文を読む

ゆずの冥福をお祈りします

2006年06月25日 | 日記系
うぉぉぉ! うおおおおお! WARRRRRRRR! 戦争反対! うなぎです。 個人的に、あんまりブログに漫画やゲームのことは書きたくないなあ、 だってオタクなのがばれたら恥ずかしいし…… と藤崎詩織のような恥じらいを持っているうなぎたんですが、 よく見たら最初の方からゲームとか漫画とかのことを ポロポロ書いている自分に気がついてガクゼンとしたので、 あきらめて漫画について書きます。 いまさらで . . . 本文を読む

マシニスト  70点

2006年06月25日 | 映画感想
サイコサスペンス。 主人公は一年もの間、不眠に悩まされていた。 体重はどんどんと落ちていき、もはや身体は骨ばかり。 しかも、最近は奇妙な男がかれのまわりをうろついている。 日々増していく苛立ちと、何者かへのおびえ。 果たして、かれに何が起こったのか…… 閉塞感のある映像、 現実とも幻想ともつかぬ奇妙な展開の羅列、 静かに狂気にとらわれていく主人公の演技、 などは安定して見れる。 が、ストーリー自 . . . 本文を読む

女子高生ロボット戦争  60点

2006年06月25日 | 映画感想
コメディ。 主人公は理系オタクの女の子。 無愛想で人嫌いだが、スポーツ万能の親友とだけは仲が良かった。 そんなある日、都会から二枚目の転校生が。 彼に一目ぼれした主人公は、親友にアドバイスを求めるのだが、 気が付いたら彼をめぐって、二人は対立することに…… あー、クソ映画を期待して借りたのに、案外普通、というかまとも。 B級映画なのはたしかだけど、 ビバリーヒルス高校白書とか、ああいうアメリカの . . . 本文を読む

質問のお時間

2006年06月21日 | 栗本薫
うなぎです。 バルサン買いました。うなぎです。 明日炊きます。バルサンヴァージンなのでドキドキです。 ああ、もう心臓が破裂してしまいそう! 6/20(火) 708 pv 194 ip -位(575800 BLOG中) 6/19(月) 306 pv 135 ip -位(575136 BLOG中) 6/18(日) 452 pv 142 ip -位(574489 BLOG中) 6/17(土) . . . 本文を読む

チャーリーとチョコレート工場  80点

2006年06月21日 | 映画感想
面白い。 面白いんだが、なんだろう、この釈然としない、負けたような感じは。 面白さの要素がすべて理に叶っているというか。計算づくというか、 ティム・バートンの掌で踊らされている感じがあって、 いや、でも製作者の掌で踊らされるのは当たり前だし…… うーん、ま、感情論はおいとこう。 ティム・バートンは、うそ臭いファンタジックな映像を、 色彩のやたらはっきりした、必要以上にうそくさい映像にすることによ . . . 本文を読む

ぐふぅ

2006年06月21日 | 日記系
う、うおう…… いまなんとなく書いていて、 気がついたら一時間以上書いていた文字数4000字超のエントリーを、 投稿しようとしてまちがって消してしまった…… ひさしぶりの痛恨のミス…… こんなに長くなるとわかってたらワープロソフトで書いてたのに……悔しい……! . . . 本文を読む

デスパイザー  25点

2006年06月21日 | 映画感想
SFアクション? ストーリー 交通事故によって、天国と地獄の狭間の世界、煉獄に飛ばされた主人公は、 現世への進出を企む煉獄の支配者、デスパイザーと戦う羽目になるのであった。 素晴らしい! エクストリーム! 10円もの大枚はたいてレンタルした甲斐があった! 10円で本当によかった!GEO万歳! まずCGがすごい。すばらしい。 ヴァーチャルハイドライドレベル。 うそ。本当はヴァーチャルハイドラ . . . 本文を読む

シンデレラ症候群  栗本薫  うなぎ

2006年06月20日 | 栗本薫
秋葉誠一は25歳の独身会社員。 だれからもお坊ちゃまとからかわれ、 会社のOLたちのモーションにうんざりしていた彼は、 ある日、夜道で話しかけてきた女に対し、とっさに譲二なる名を名乗り、 普段とはちがう、粗暴な男を演じる。 悪いジゴロとしてふるまい、その女、リズと深い関係になる秋葉。 しかし、一週間後、リズが無惨に殺されているのが発見され…… うまい。 面白いというよりもなによりも、このうまさに . . . 本文を読む

28日後……  60点

2006年06月20日 | 映画感想
SFホラー。エゲレス物。 猿をもちいてある実験をしていた施設に、過激な保護団体が襲撃をかける。 それから28日後…… 目覚めた主人公が見たのは、無人となったロンドンの街と、 そこを徘徊するゾンビの姿であった…… ロメロ監督のゾンビシリーズの亜流。 バイオハザードに端を発する近年ゾンヒ物ブームに乗じてできた一作であり、 それ以上でも以下でもない。 序盤に出てくる無人のロンドンを徘徊するシーン。 . . . 本文を読む

大豪快 未来放浪ガルディーン3  火浦功  うな

2006年06月20日 | 読書感想
長編ギャグSF第3弾。 第3弾っつっても、間に外伝がおなじくらいの数挟まってるし、 そもそも続きが出るのが14年ぶりらしい。 おれはそういうのに弱い。 よっしゃ、昔とおなじテイストをどれくらい残しているのか、 どれだけ時代に取り残されたのか、あるいは古びていないか、 見てやろうじゃないか。そう思って手にとる。 問題は、前の二巻を読んでいないことくらいか。 まず驚いたのは、本当になにごともなかった . . . 本文を読む

大阪侍  司馬遼太郎  うな

2006年06月20日 | 読書感想
史物。 幕末の大阪を舞台にした物語だけを集めた短編集。 「和州長者」 情を通じていた嫂が殺されてから四十九日。 中間におどされ、訪れた部屋には家中の男が三人、集められていた。 中間の目的は和州の風習を実行することであった。 ノートルダムのせむし男、みたいな話。 中間・段平の忠義な生き様とともに、 嫂と通じながら、結局能天気に自分大事な人生を送る欣吾の姿が、 対比として印象深く、うまい。 「 . . . 本文を読む