悠々time・・・はなしの海     

大学院であまり役に立ちそうもない勉強をしたり、陶芸、歌舞伎・能、カメラ、ときどき八ヶ岳で畑仕事、60代最後半です。

秋最後の尾瀬(1)朝霧の幻想!

2005-10-17 01:35:00 | 自然


<尾瀬のおわり>

尾瀬のシーズンはマイカー規制が終了する10月16日(日)で終わる。
その後も入山者はいるが極端に少なくなる。それは一般的に云う尾瀬の
見頃がおわることを意味する。それまで定期運行(シャトル)バスと一緒
に活躍していた、戸倉-鳩待峠間の最大35台の乗合タクシーはこの日を
もって運行を終了する。シャトルバスは最盛期12往復していたが6から
9往復に減少となり、11月3日をもって運行を停止し、長い冬の眠りに
つく。

<当日、急遽、尾瀬行きを決断>
今年は7月と8月に尾瀬行きを計画しながら実行日に事情ができて中止
した経緯があり、ズーっと気にしていた。10月16日(日)に、実質的に
尾瀬のシーズンが終了するが、7日(金)から11日(火)まで雨か曇り
の日が続いた後、12(水)は久しぶりに晴れとなったが、16日終了ま
であと4日しかない。尾瀬の天気予報は、明日13日(木)は晴れるが、
14日(金)は曇りか雨、15日と16日は連続雨。チャンスは、明日の
13日(木)しかない、ということになり、急遽その日、12日(水)の
夜に車で出発することを決断した。

<13日朝、冷え込んで絶好の尾瀬日和を確信>
12日の夜中23時50分に自宅を出発し、外環、関越道を一気に突っ走
り、赤城高原SAで一息入れた後沼田ICで下り、120号線を、ここは
ゆっくり、制限時速の40kmで1時間かけて走った。目標の尾瀬戸倉温泉
並木駐車場に、3時15分に到着。身支度をして1時間後の4時20分か
ら30分始発の乗合タクシー(マイクロバス)を待つ。車の外はしんしん
と冷え込んでおり、窓ガラスは直ぐに曇ってしまう。なかにはエンジンを
かけて暖を取っている車もいる。こんな日の尾瀬では早暁に神秘的な光景
が見られる。期待が高まる!

<鳩待峠は真っ暗、懐中電灯をつけて山ノ鼻へ>
この季節は鳩待峠直前の津奈木ゲートの開門が5時に繰り下がっている
ため、第一陣の鳩待峠到着時刻は5時7分から10分になる。到着した時
の光景を申し上げよう。辺りは真っ暗である。山小屋も休憩所も裏側にあ
るトイレも非常灯のみである。夏に来たことのある人はこの暗さに驚くだ
ろう。冷え込みが厳しいので、これからの行程を考え、出発前にトイレに
行ってから三々五々、至仏山へ、山ノ鼻へ、富士見峠へ懐中電灯を頼り
に出発した。

<6時20分、山ノ鼻到着>
ここには山小屋、国民宿舎、ビジターセンター、公衆トイレ、キャンプ場
があるほか、尾瀬植物研究見本園があり、尾瀬ヶ原観察の代表的な
ベース基地である。

<早暁の尾瀬、ついに出会う、朝霧の幻想、神秘的な光景!!>
山小屋から植物見本園へ向かうところ、ついに見た!
夜中から早暁にかけての強い冷え込みと、太陽がのぼる時間の
狭間で朝霧が立ち込める。その朝霧が空に向かって霧のように
立ちのぼり、それが流れる光景。

それは、幻想的で、神秘的で、思わず感嘆の声を発する。
霧の方角へ歩いてゆくとその中に消えてゆきそう。
無限の中に佇んでいるようで、夢のよう!

この光景は長時間見られない。太陽が昇ると朝霧も一緒に
上っていってしまう。8時とか9時頃に見られる光景は靄である。



                



                
                  
                       <写真のいたずらか・・・>    



                                 (その1)おわり   

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