憂国の花束

右でも左でも無く、上でも下でも無く。

祖国日本よ! 誇り高くあれ。

1月1日 スケジュール

2023-01-01 17:00:46 | 皇室
元旦の宮中では・・

午前4時、天皇、御所で潔斎(沐浴)をして身を清める。
「モーニングコートを着用した天皇は宮中三殿に向かい、綾綺殿(りょうきでん)で天皇にみが身に着ける『黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)』という束帯(そくたい)をお召しになり、立纓(りゅうえい)の冠を被り、笏(しゃく)を持たれます」 




😐 午前4時の沐浴から午前五時半まで身支度に一時間半

午前5時半「四方拝の儀」。
国の安寧をお祈りする祭祀です。天皇ご自身が必ず行われるもので、代拝はありません
 儀式は神嘉殿の南庭に 掌典職が設置した吹き抜けの仮屋で行われる。
 地面には荒く編んだむしろである荒薦(あらごも)と白布、水草を編んだ真薦(まこも)と蘭薦(らんごも)を重ねる。その上に、天皇の御座となる厚畳(あつだだみ)を置く。
天皇の御座の両脇には菊灯が置かれ、二双の屏風で囲む。伊勢神宮の方向となる西南の方向は、空けておくという。 


宮内庁書陵部蔵 京都御所清涼殿東庭で行われていた四方拝の様子
天皇の御姿を描くのは御畏れ多いので左手柱の陰の人影として描いてある。
この絵には仮屋内部の様子が詳細に描かれているが、現代のものとは違うようです。
現在、仮屋の内部は公表されていない。昔のほうが情報公開におおらかだったようだ。

束帯姿の天皇が、屏風をめぐらせた庭の御座に着座する。
「伊勢の神宮をはじめ天地四方の神々、ついで初代天皇とされる神武天皇御陵と明治・大正・昭和の3代の御陵を拝されます」
続いて皇居がある武蔵国一宮の氷川神社、京都御所がある山城国一宮の賀茂上下両社応神天皇を祀る石清水八幡宮、三種の神器の一つとされる草薙剣を祀る熱田神宮武神の武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)を祀る鹿島神宮など、皇室にゆかりのある神社を順に拝まれる。

😐 神嘉殿南庭の拝礼10分。

午前五時四十分 「歳旦祭の儀」 
宮中三殿で皇統の繁栄と五穀豊穣、国民の平安を祈る 
天皇陛下が拝礼を終えて三殿から退出すると黄丹袍(おうにのほう)を召した皇嗣の秋篠宮さまが続く。

三殿の拝礼が終るころに空が白み始めるという。





宮内庁が発表した昨年(令和4年)のスケジュール


9時半ごろから宮殿花の間で正月の「晴の御膳」に臨む。一説には、おせち料理の元ともいわれ、めでたい膳を神に捧げるために箸をつける儀式である。

9時45分からは両陛下は祝賀に、続いて成年皇族方とともに「祝賀の儀」に臨む。
 鳳凰の間、松の間、竹の間、梅の間と場所を移しながら、皇族や首相、閣僚、衆参両院議長、最高裁長官、各国の駐在大使公使夫妻らのあいさつを受ける。
 儀式の間は、天皇陛下も皇族方もずっと立ったままだ。宮殿での儀式は午後1時過ぎまで続く。

午後3時半からは愛子さまも一緒に、上皇ご夫妻が住んでいた仮御所でのあいさつ。
4時半から御所で侍従職職員のあいさつを受けた。すべての儀式が終わるのは、午後5時近い。

😇 今年も昨年同様のスケジュールならば、現在午後4時過ぎ、御所で侍従職職員の挨拶を受ける前にしばし休息して乱れた御髪や衣服を整えていらっしゃるころでしょうか。

「夕食として京味噌仕立ての丸餅の雑煮を含む御祝御膳を召し上がるそうです」(所功名誉教授)

二の膳 (取り肴 精進 二の汁 焼き物)


本膳 (膾 土佐醤油 本汁 煮物 漬物 御飯)
※『天皇・皇后両陛下ご成婚60年記念 宮中 季節のお料理』宮内庁監修扶桑社
平成の天皇皇后の「記録として残して置きたい。」という御発案で編纂されたという。
伝統的な正月のお祝い膳御夕餐はこのようであるらしいが、今上御一家は案外自由にお好きなものを召し上がっていらっしゃるかもしれませんね。

😇 宮内庁HPより 令和5年1月1日のスケジュール。

😁 もしもーし。曜日が違ってますよ~。
昨年、2022年の1月1日は土曜日でした。年度だけ変えたの?笑