横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

学習前の「準備運動」 ~立体~

2022-10-19 16:49:57 | 発達や学習が心配
急に気温が下がって、「秋」ですね~。

最近、子どもたちの学習の前に「準備運動」があるといいのかな~と思っています。

体育でもいきなり激しい運動でなく、

少しからだを動かして、「なめらかな動き」に備えますよね。



4年生の算数の最後の単元の「空間の位置を表す」学習。

「高さ」より「たて」や「よこ」が分かりにくいです。

紙という平面の上に「3D」を表現しているのですものね。

このページにこそ「Dマーク」(インターネットで動画が見られる)がついているといいのに、

と毎回思います。

イメージ作りのために塾の教室内のある位置に置いたものを

歩いて、測って体感してもらうこともあります。

学校の教室でもやっているかしら?



2本の鉛筆が、「手前」と「奥」にあります。

さわって確かめれば、わかりやすいです。

見ただけでは少しとらえにくい子どももいます。

こんな子は、図工の工作の時間になかなか「構成」がうまくいかないことがあります。

粘土で動物をつくると、ぺったんこの平面に近くなったり・・・

立体感がつかみにくく、表しにくい。

それで、遊びっぽくてこの「立体感」がつかめるものはないかな、

と探していました。

たまたま見かけた広告で、みつけたのが、

「グラビティ―メイズ」。



横からみるとこんな感じ。

高いところからだんだん低い方へ玉がころがるように塔を配置します。

穴がいろいろな方向に向いているので作りながら転がり方を

予想する必要があります。

何回か試してみて、要領がつかめてくると2回目からは、

「作り直し」の回数が減ってきます。



縦置きだけでなく、横にして「歩道橋」を作ってもおもしろいです。

「問題集」もついているのですが、自分で考えた方がおもしろいかも。

立体の学習をするときに思うことは、

「身近」になかなか理想の形の立体がないこと。

ホームセンターにもありますが、結構な値段です。

(1つ200円ぐらいから500円ぐらいかな?)

学校の学習では、立体模型は、「一人1個」はなくて、

教卓のところに並んだのを見たり、グループで順番にさわったりで

「体感」する機会はわりと少ない気がします。

Eテレのピタゴラスイッチが好きで自分でも作ってみたいな~という子は、

奥行きのイメージがわきやすいかもしれないです。

あ、もしかするとおかしのパッケージで少し「柱体」があるかな?

少し意識して自分で生活の中で探すのもいいかもしれないです。



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