今朝、まどを開けたら、
もう「秋風」でした。
こんなに暑いのに、季節は巡ってくるんだな~と感じます。
「秋風」は大人になった今でも「運動会」のイメージとセットでやってきます。秋風を感じながら校庭でダンスの練習をしていた頃...
今日は、「指で計算」する話。
よく、「いつまで指を使って計算してもよいのですか?」
という質問を受けます。
1年生ならともかく、
学年が上がっても指を使って計算していてよいのかと。
こんな論文を見つけました。
計算時における指の利用と算数・数学能力との関連
広島大学の杉村先生と秋田大学の山名先生の論文です。
この論文によると、教育学部の学生さんでも、
いまだに指を使っている人が26.2%いたそうです。
この方たちが現在、数学が得意かというと
「はい」14.3%、「いいえ」42.9%、「どちらともいえない」42.9%
う~ん。
入学前まで指を使っていた人は、現在の状態が
「はい」40.0%、「いいえ」40.0%、「どちらともいえない」20.0%
だそうです。
そのあと、学校の先生に「指を使って計算している子にどんな指導をするか」
と調査した論文も書かれています。
その中で、「指を使うときは、指の使い方を指導する」
という先生がいらっしゃいました。
「子どもが十分に具体的や操作段階の経験を積まないのに
無理やり指だけはずしても、結局は真の意味での理解に
つながっていかないのでは」という意見もありました。
また、別のサイトでは、どの指を折っているか自分自身の感覚として
分かることが大事、というものもありました。
自分の「指感覚」をつかむためには、目をつぶって
どの指が折られているかわかるとよいそうです。
のびている指・折っている指の数を再カウントすることなく、
「感覚」でいくつ、とわかることが大事とのこと。
なるほど!
私は教室で1年生を教えていたとき、初めは「ブロック」を使っていました。
「ブロック」は操作できて、視覚的にもわかりやすいです。
でも・・・・「床に落とす」んです。さらに片づけがひと手間。
そして、ブロックは「テスト」に使えないので、この「ブロック」に頼っている子は、
ブロックなしでは正解にたどり着かない・・・・。
その点、「指」はいつでも「用意」できるアイテムです。
ただ、「指」を使う子でも、毎回違う「折り方」だと、
答えが安定しません。
「指」を使う子は、「使うことで安心感」を持てるので、
「毎回コンスタント」に正解を出せるようになると
「暗算ぐらい速く」使えるようになってくる子もいます。
よく見ていると、すべての計算に指を使っているのではなく、
答えが5より大きい場合や、繰り上がり・繰り下がりの場面で
使っていることが多いようです。
「指計算」も初めのうちは、指の折り方が不安定で
正解率が低かったりするのですが、何回も何回も使っているうちに
安定してきているようです。
学校では・・・・
「指を使ってはいけない」という場合や
「恥ずかしいので指は見えないように机の下で動かす」という場合もあれば、
「堂々と見えるように使える」という場合も。
私は、「指を使う子どもは、それがその子の手段」だと考えてにしています。
「さくらんぼ🍒計算」といって
3+9=
を解くときに
3を1と2に分けて
2+(1+9)=12
のような考えが教科書にのっています。
・・・・これが、なかなか「しっくり」こない子たちは、
きっと何時間もかけて勉強しても「自分では使わない」になるのかな・・・・。
大人には、「電卓」という手段があります。
でも学校にいる間は、数限りなく、「計算」をする機会があります。
その子に合った「工夫」で計算してはいけないのかな?
(もちろん、速く・正確に、は大事です!)
・・・・計算カードの「暗記」が似合う子もいます。
いろいろでいいのかな、とずっと思っています。
横浜市内にあるカフェです。
個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついている部分をクリックしてください)
もう「秋風」でした。
こんなに暑いのに、季節は巡ってくるんだな~と感じます。
「秋風」は大人になった今でも「運動会」のイメージとセットでやってきます。秋風を感じながら校庭でダンスの練習をしていた頃...
今日は、「指で計算」する話。
よく、「いつまで指を使って計算してもよいのですか?」
という質問を受けます。
1年生ならともかく、
学年が上がっても指を使って計算していてよいのかと。
こんな論文を見つけました。
計算時における指の利用と算数・数学能力との関連
広島大学の杉村先生と秋田大学の山名先生の論文です。
この論文によると、教育学部の学生さんでも、
いまだに指を使っている人が26.2%いたそうです。
この方たちが現在、数学が得意かというと
「はい」14.3%、「いいえ」42.9%、「どちらともいえない」42.9%
う~ん。
入学前まで指を使っていた人は、現在の状態が
「はい」40.0%、「いいえ」40.0%、「どちらともいえない」20.0%
だそうです。
そのあと、学校の先生に「指を使って計算している子にどんな指導をするか」
と調査した論文も書かれています。
その中で、「指を使うときは、指の使い方を指導する」
という先生がいらっしゃいました。
「子どもが十分に具体的や操作段階の経験を積まないのに
無理やり指だけはずしても、結局は真の意味での理解に
つながっていかないのでは」という意見もありました。
また、別のサイトでは、どの指を折っているか自分自身の感覚として
分かることが大事、というものもありました。
自分の「指感覚」をつかむためには、目をつぶって
どの指が折られているかわかるとよいそうです。
のびている指・折っている指の数を再カウントすることなく、
「感覚」でいくつ、とわかることが大事とのこと。
なるほど!
私は教室で1年生を教えていたとき、初めは「ブロック」を使っていました。
「ブロック」は操作できて、視覚的にもわかりやすいです。
でも・・・・「床に落とす」んです。さらに片づけがひと手間。
そして、ブロックは「テスト」に使えないので、この「ブロック」に頼っている子は、
ブロックなしでは正解にたどり着かない・・・・。
その点、「指」はいつでも「用意」できるアイテムです。
ただ、「指」を使う子でも、毎回違う「折り方」だと、
答えが安定しません。
「指」を使う子は、「使うことで安心感」を持てるので、
「毎回コンスタント」に正解を出せるようになると
「暗算ぐらい速く」使えるようになってくる子もいます。
よく見ていると、すべての計算に指を使っているのではなく、
答えが5より大きい場合や、繰り上がり・繰り下がりの場面で
使っていることが多いようです。
「指計算」も初めのうちは、指の折り方が不安定で
正解率が低かったりするのですが、何回も何回も使っているうちに
安定してきているようです。
学校では・・・・
「指を使ってはいけない」という場合や
「恥ずかしいので指は見えないように机の下で動かす」という場合もあれば、
「堂々と見えるように使える」という場合も。
私は、「指を使う子どもは、それがその子の手段」だと考えてにしています。
「さくらんぼ🍒計算」といって
3+9=
を解くときに
3を1と2に分けて
2+(1+9)=12
のような考えが教科書にのっています。
・・・・これが、なかなか「しっくり」こない子たちは、
きっと何時間もかけて勉強しても「自分では使わない」になるのかな・・・・。
大人には、「電卓」という手段があります。
でも学校にいる間は、数限りなく、「計算」をする機会があります。
その子に合った「工夫」で計算してはいけないのかな?
(もちろん、速く・正確に、は大事です!)
・・・・計算カードの「暗記」が似合う子もいます。
いろいろでいいのかな、とずっと思っています。
横浜市内にあるカフェです。
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