横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

現実に「落とす」。

2021-10-09 16:43:09 | 発達や学習が心配
朝夕過ごしやすくなりました。

歩いていると気持ちのよい風を感じます。

このところ横浜は地震があり少し不安もありますが・・・。

なにはともあれ、よい季節です

「前期」「後期」の2期制の学校は、成績が配られ、悲喜こもごも?

ABCとか◎〇△だけの評価でことばの記述がない場合もあるようです。

全部◎だったら、いいのですが現実はそうそううまくいかず

では、これからどうしたら?

例えば、書くことにとても苦手感があり、漢字や作文がとても苦痛で

なおかつパソコン入力がとても上手はお子さんの場合・・・


今までずっと努力し続けてきても書きの苦手感が軽減しないなら

書く「量」を減らすとか

パソコン入力(タブレット入力)にする

タブレットで板書の写真をとって家で必要な部分を写す

など 対策が出されるかもしれません。

ところが、「提案」があったにしてもそこから先がなかなか進まないことがあります。



子ども自身が教室で一人だけタブレットを使うことに違和感があるかもしれませんし、

もしかしたら「書くこと」自体に意義を感じていないこともあります。

ただ、本当に学習が進みにくく、困っているとしたら・・・



まだタブレットになれていないとしたら、練習する必要もあります。

学校のタブレットが持ち帰り不可かもしれません。

そうなると「自前」の機器が必要になるかもしれません。



「書く」ためのアプリは何を使うのか。

そのアプリを使う練習はどのように行うのか。



半年後一年後はどのあたりまでできるようにするのか。

また、とりあえず機器使用を始めて効果をみてから目標を決める、とか。




もっともっと現実的に詰めていかなくてはいけません。

ここまで読むと、保護者の方は、ため息が出そうです。

学校に「相談・交渉」に行かないと・・・・。

ちょっと「鉛筆」で書けてしまうと、「もうしばらく様子をみましょう」ということになり

そして結局進まないまままた成績の時期が来てしまう・・・。


とりあえず、「家」でできることを練習し、「これならできる!」という方法を「身に付ける」。

例えば、家で作文を書いてくる課題がでたときに

音声入力やキーボード入力、メモでつなぐアプリなどで原稿をつくる。

それを印刷して提出してみる。

または、原稿を提出する用紙に写す。

それができたら、授業で使ってもいいか交渉してみる。


もしかしたら、そんなことを考えているのは今だけで

来年度は、すぐ「いいですよ。」になるかもしれません。

(指導要領にも配慮について書かれていますので)


カラフルで勉強に「アクセント」をくれる砂時計

「前例」がないところで「前例」をつくる「フロンティア」。

今後は一歩ずつ学習形態への柔軟さが広がっていくと思います。

今できることから始めて

困っている子どもたちに「こんな方法もあるよ。試してみる?」と言える自分であるために

私も学んでいこうと思います。


個別学習塾びすぽうくのホームページへ色のついている部分をクリックしてください)




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