今日は、11回目の手術記念日だ。
去年の今日は、まさか、また乳がんの手術をするなんて、夢にも思っていなかった。
「人生、何が起きるかわからない」と言うけれど、まさに実感した。
記念日好きの我が家だけれど、11月14日は、特に家族でパーティーはしない。
夫婦の間だけで、この日を特別な日として大切にしてきた。
だから今日も、フツーの夕御飯だった。
おまけに、旦那は飲み会。
数日前に、旦那から「水曜は飲み会だから。以前同じ職場だった○○さんから、誘われちゃってね」と言われた。
その○○さんって、部下の女性社員。離婚の件で以前から相談を受けている事は知っている。
どうやら、イタ飯屋さんに行くらしい。
ふ~ん、やっぱ、今回の手術の事があったから、11月14日の事は忘れちゃったのね?!
まっ、仕方ないか~。 色々、苦労かけたしな・・・・と思い、何も言わなかった。
今朝も、記念日の事は、まるっきり覚えていないようで、「夕御飯いらないよ」と言って出勤してしまった。
なんとなく心中穏やかじゃなかったので、帰宅の電車の中から「今日は11回目の手術記念日でした」とメールを送った。
「おー、そうだった。今度は記念日が二つに増えたんだ。帰ったらワインで乾杯しよう」と返事がきました。
まだ、帰って来ないけど、こういう平凡な一日が、幸せの証拠なんだと思う。