Room☆P

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世界遺産の街のクリスマス Vol.2

2014年12月10日 01時10分48秒 | JET STREAM
 2014年12月9日(火)     提供 / JAL 、SEIKO

♪ Misty  David Weiss

♪ DALARNA(Take3)  Tommy Flanagan Trio

 クリスマス それは魔法の言葉 
今では 国や文化 宗教を越えて 
世界中の子供たち 愛し合う恋人たちに 素敵な夢を運んでくれます
人類の英知といわれる 世界遺産の街
こうした歴史ある街には 
古くから伝わる クリスマスのお話や 意外な風習が残っています
さぁ これからクリスマスにまつわる話題を求めて 
世界遺産の街へ 出掛けることにしましょう
聖なる夜に贈る 銀河の浪漫飛行 世界遺産の街の クリスマス 
今夜は 花の街 イタリアのフィレンツェから


15世紀に ルネサンスが生まれた街 フィレンツェは 
屋根がない博物館とも呼ばれる街
街の至る所で 歴史的建造物に出会え その美しい街並みは 
花の街という名前に相応しい 華やいだ雰囲気に包まれています
そんなフィレンツェが 一層華やいだ顔を見せるのが クリスマスの季節
街の中心 ドゥオモ広場に 巨大なクリスマスツリーが立てられてからです
このドゥオーモ広場のクリスマスツリー デコレーションは とてもシンプル
所々に 赤いマークのような物が吊り下げられていますが
これは ジリオと呼ばれる 赤いアイリスの花
かつて フィレンツェ共和国のシンボルだったこのジリオは
今は 市の紋章として 街の色々な場所で見ることが出来ます
このクリスマスツリーと一緒に ドゥオモ広場に置かれるのが プレゼピオ
キリストの誕生を表現した 等身大の人形の飾り付けです
今 このプレゼピオには 
馬小屋の中に 聖母マリアや 羊飼いたちが飾られていますが
真ん中に置かれた 飼い葉桶の中には 何も入っていません
飼い葉桶の中に イエスの人形が納められるのは 12月25日のクリスマスの日
大聖堂でミサが終わると 
大司教が自ら イエスの人形を置くことになっています
このフィレンツェの街は クリスマスのシーズン
夜は ライトアップのイベントが行われ 一際美しく輝きます
この宝石箱のように 煌めくフィレンツェの街
どこから見ても美しいですが 
最もお勧めの場所は フィレンツェを一望できる ミケランジェロ広場
ここから眺めたフィレンツェの街は 
あなたの忘れられない 思い出になることでしょう

♪ ROSALIE  Marc Deschamps

SOUND GRAFFITI  JET STREAM ROMANTIC CHRISTMAS No.2

  ♪ This Christmas  Donny Hathaway
  ♪ Last Christmas  Wham!
  ♪ The Christmas Song  Mary J Blige

♪ Effess  Early Songs

南仏のプロヴァンス地方の古都 アルルは 古代ローマ時代に築かれた街
今もこの街に残る コロッセオムでは 
春に 闘牛が行われることで知られています
このアルルの街と クリスマスに因んだものといえば 
フランスの作曲家 ビゼーが作った 管弦楽組曲 アルルの女
このアルルの女の中に出て来る 最も有名なメロディには 
プロヴァンス民謡の 三人の王の行列が使われています
この三人の王 とは イエスが生まれた時に馬小屋を訪れた 東方の 三博士のこと
プロヴァンス地方では 古くから歌い継がれて来た民謡です
アルルの街では 12月に入ると プロヴァンス地方では 
クリスマスに欠かせない 土人形 サントン人形の市が立ちます
サントンとは フランス語で 小さな聖人という意味
プロヴァンス地方では 12月4日の 聖バルバラの日から
この小さなサントン人形を使って イエスの誕生の場面を再現します
毎年 クリスマスが近付くと 少しずつ買い求める このサントン人形
プロヴァンス地方の古い家では 250体から 300体ものサントン人形で 
イエスの誕生する場面が 再現されるそうです
この人形を飾る時に きっと子供たちは 三人の王の行列を歌っていたのでしょう
ビゼーの アルルの女は フランスの作家 ドーデが書いた 悲恋の戯曲
イエスの誕生とは まったく無関係のお話ですが
今ではこちらの方が有名になってしまいました
星は輝き 王を導く 貧しい馬屋へと続く 長い道のりを 
アルルの街で サントン人形を眺めていると 
子供たちが歌う この 三人の王の行列が 聞こえて来るような 気がします

♪ We Three Kings Of Orient Are  Philadelphia Brass Ensemble

♪ The End Of The World  Bud Shank