2013年12月13日(金) 提供 / JAL 、SEIKO
♪ MISTY DAVID WEISS
♪ FOR NO ONE MARTIN HAAK KWARTET
クリスマス
その聖なる夜に 赤々と灯る キャンドルの下で テーブルを囲む 愛し合う人々
それぞれの国で 歴史と文化が違うように
クリスマスの晩餐には 煌めく銀河の星の数ほどに 思い思いの心が込められています
さぁ これからクリスマスにまつわる 意外なお話をしながら
世界のクリスマス料理をご紹介しましょう
クリスマスの夜への 銀河のロマン飛行 素晴らしき世界の晩餐を巡る旅
今夜は イギリスのお話から
イギリスでは クリスマスにプレゼントを運んでくれるおじいさんのことを
サンタクロースではなく ファーザー・クリスマス と呼びます
最近は イギリスでも この2人のおじいさんの違いを 知らない人が多いようですが
その由来は どうやら全く違うようです
そもそも イギリスのファーザー・クリスマスは 農業の神様
柊の葉を頭に飾り 頭巾のある 長いローブを着た 子供のように背が低いお爺さん
サンタクロースの為に 子供たちは牛乳を置きますが
イギリスでは ファーザー・クリスマスの為に シェリー酒を置きます
ファーザー・クリスマスは お酒が大好きで 陽気なお爺さんのようです
このように その国の歴史や 文化によって 大きく違う クリスマスの習慣
イギリスでは クリスマスの料理を食べるのは 25日の お昼
家族揃って クリスマスランチを食べます
この クリスマスランチに欠かせないのが グレイビーソースを使った
七面鳥や ビーフ ラムといった 肉料理です
イギリスの家庭料理には 必ず登場する グレイビーソースは 大英帝国の歴史ある味
焼いた肉汁 グレイビーから作られる この ブラウン色のソースは
見た目は ドミグラスソースにとても良く似ています
しかしながら 濃厚なグレイビーを使っている割には
ドミグラスソースのような酸味がないこともあって
ちょっとパンチがなく 物足りないと 日本人の間でも 評価が分かれるソースです
それは 本当に美味しいローストビーフを食べたことがないからさ
と ロンドンに暮らす友人はよく言いますが
あなたの舌で このグレイビーの味 クリスマスに イギリスで確かめてみませんか
♪ THOSE SOULFUL JINGLE BELLS MARK WHITFIELD
SOUND GRAFFITI
クリスマスソング集 No.5
♪ LET IT SNOW JAMIE CULLUM
♪ THIS CHRISTMAS USHER
♪ DON'T SAVE IT ALL FOR CHRISTMAS DAY CELINE DION
♪ PLEASE COME HOME FOR CHRISTMAS EAGLES
♪ MELE KALIKIMAKA PANIYOLO
南十字星が輝く オーストラリアのクリスマス
真夏に行われるだけでなく 日本とは かなり習慣が違っています
日本でクリスマスといえば
24日のイヴの夜に ケーキやチキンを買って クリスマスを楽しみますが
オーストラリアでは 24日は 街に クリスマスのショッピングに出掛けるだけで
余り豪華な食事は食べません
子供たちが待ち街望んでいる プレゼントを運んでくれるお爺さんも
イギリスと同じで ファーザー・クリスマスと呼びます
この ファーザー・クリスマス
プレゼントは 子供たちの枕元や 靴下の中にではなく
クリスマスツリーの下に 一山にして置いて行ってしまいます
クリスマスの本番は 25日のお昼に 家族揃って食べる クリスマス・ランチ
七面鳥やビーフ ラムといった イギリスと同じ 伝統的なクリスマス料理を食べます
そんなオーストラリアで クリスマスならではの料理といえば 新鮮なシーフード
特に 夏のこの時期なら ロック・ロブスター
オーストラリアで ロブスター漁が解禁しているのは 毎年11月から4月まで
ちょうどクリスマスが 旬の季節だからです
ところでこの オーストラリアのロック・ロブスター
よく見ると ボストン見掛けるロブスターと 少し違うことに気付きます
それは ハサミがないこと
実はロブスターは ザリガニの仲間ですが
オーストラリアで獲れるロック・ロブスターは 伊勢エビの仲間
この甘くてプリプリとした食感の ロックロ・ブスターは 日本人の口にとても合います
この真夏のクリスマスには欠かせない ロック・ロブスター
お正月に オーストラリアに出掛けて
おせち料理として食べるのも 良いかもしれません
♪ 「ヘンゼルとグレーテル」より 夕べの祈り ニューヨーク・フィル・ハーモニー