２０１１年８月１７日(水) 提供 ／ ＪＡＬ
♪ Andorinha Antonio Carlos Jobim
♪ 5:00 小栗栖憲英
♪ La Lettre de La-Bas Jean-Philippe Collard
フランス人が 夏のバカンスを過ごす コート・ダジュール
ニースやカンヌは 近代的な高級リゾート地として 日々姿を変えていますが
昔ながらの 南仏の風情を留めているのは サントロペです
この サントロペ 赤い瓦屋根の旧市街に一歩足を踏み入れると
そこには 入り組んだ路地が広がり 時々 小さな広場が顔を出す
どこか懐かしい港街の匂いがします
メインストリートには ピンクや黄色のパステルカラーの可愛いお店が並び
おいしいパン屋さんの隣には 夏の間だけオープンする エルメスや
お洒落なブティック 画廊なども揃っています
16世紀の礼拝堂を改装した美術館などもあり
老後はサントロペで過ごしたいと憧れる フランス人も多いと聞きます
白い豪華ヨットが碇を下ろす 港の高台には ちょっと小粋なカフェが並びます
ここは昔 夏のサンジェルマン・デ・プレと呼ばれ
映画スターや 歌手たちが集ったところ
特に ＢＢ(ベベ)の愛称で知られる ブリジット・バルドーを忘れることはできません
サントロペの人魚とも呼ばれた彼女は ここに別荘を構え
多くの愛の伝説を この地に残しています
それから長い時が経ちましたが
今でもこの街に残っているのが 彼女が名付けたお菓子 トロペジェンヌ
カリカリに焼いたブリオッシュの間に カスタードクリームを挟んだ素朴なケーキ
最近ではパリでも食べられますが
やはり このサントロペで食べる トロペジェンヌは 一味違う気がします
♪ You'll Never Get To Heaven Cal Tjader
サウンドグラフティ 
サマーソング特集 No.８ 
♪ Funkin' For Jamaica（1991 Remix） Tom Browne
♪ Brazillian Rhyme Earth,Wind & Fire
♪ Rise Herb Alpert
♪ Flight For The 21st Crossmodal
アメリカでレストランに行って 料理が塩辛いと思っている内は 大丈夫
そう思わなくなると危険 とよく言います
少々塩分を摂り過ぎのアメリカ人
米国疾病対策センターの調査によれば アメリカ人の90％が 塩分の過剰摂取
平均で 一日3,466ミリグラム これは 推奨される2倍以上の塩分量だとか
巨大なピザや 以外にもクッキーが 一番の原因だそうです
塩分の過剰摂取は 高血圧や 腎機能の障害にもつながるので 決して体に良くありません
実はこの問題 アメリカだけではないようで
南米 アルゼンチンでは ついに対策に乗り出しました
アルゼンチンの ブエノスアイレス州では 人口の4分の1 およそ370万人が
塩分の過剰摂取が原因と思われる 高血圧に悩んでいると言います
そこで 州当局が打ち出したのは レストランや食堂のテーブルから 食塩を取り除くこと
日本でも テーブルの上に よく食塩やコショーが置かれているお店を見掛けますが
これからは一切 塩を置いてはいけなくなりました
州当局によれば 一日の塩の摂取量を 3グラム減らすだけで
年間に2千人の命が救われると説明しています
しかしながら お客が出された料理を味見して 塩分が足りないと判断した場合
食塩を出しても良いことになっています
長い間 濃い塩味に慣れてきたアルゼンチンの人々
テーブルの上に 再び食塩が乗るのは 時間の問題かもしれません
♪ BEACH TOWEL KARMA