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天下三分の計

2008年12月07日 08時24分00秒 | 政治
『三國志演義』がおもしろいのは魏・呉・蜀という三つの国が時には結び、時には反して様々な駆け引きが繰り広げられる点にある。『レッドクリフ』は呉を建国する孫権と蜀を建国する劉備が手を結び、最大勢力である魏の曹操を迎え撃つ話。しかし、この呉と蜀も、のちに呉が劉備の義弟・関羽を騙まし討ちしたことで不倶戴天の間柄となる。

さて、麻生政権の支持率が30パーセントを下回った。当ブログでは以前から「総裁選直後の解散がベスト」と言い続けてきたが、総理の時流を読む力は素人にも劣るようだ。
こうなると自民党に勝てる見込みはない……。
というか、ひとつだけ有るのだが。
それは『三國志』で諸葛孔明が唱えた「天下三分の計」だ。

民主党は「二大政党制での政権交代」を唱えている。これを根底から覆せばいい。
麻生路線に異を唱えている渡辺喜美・中川秀直らに党を割って新党を結成してもらう。もちろん国民新党や新党日本なんてレベルではない。それでは「天下三分」にはならない。自民党の半分で――だ。
新党の党首は小泉純一郎しか考えられない。彼は政界引退を表明しているが、悲願だった郵政民営化の見直しなんて話まで出てきたら現在の自民党政治には我慢の限界だろう。もちろん二度と総理はやる気ないだろうから、総・総分離でいい。党首は小泉だが総理は小池百合子でも石原伸晃でもすればいい。

「次の政権に相応しい政党」の世論調査では民主党が自民党を上回っているが、「次の総理に相応しい人物」では小沢一郎は25パーセントに満たない。小泉新党が出来上がれば民主党の獲得投票数は大幅にダウンする。
自民党・民主党・小泉新党のどれも過半数など取れずに政権を取るには連立しかなくなる。
そこで自民党が小泉新党と連立する。
民主党に政権を渡さない最後の方法は、もうこれしかない。
天下三分の計だ。

でも、おそらく麻生太郎は夢にも思い浮かばない考えだろうなあ。『三國志』といえば横山光輝の往年の大作がある。最近の漫画だけでなく昔の漫画も読めばいいのに……www

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