先住民殺害で4人逮捕、遺体の脂肪を販売か?
南米・ぺルーで、先住民を殺害して脂肪を取り出し、化粧品の原料にするために販売していたとされるグループのメンバー4人が逮捕された。
AP通信などによると、リマ警察は19日、ペルー中部・ウアヌコで、ジャングルに住む先住民数十人を殺害した疑いで男女4人を今月中旬に逮捕したと発表した。警察は、先住民の殺害は遺体から脂肪を取り出し、化粧品の原料として販売するためとみており、容疑者は調べに対して「脂肪1リットル1万5000ドル(約130万円)で取引していた」と話している。警察は、脂肪がヨーロッパの化粧品会社に売られていたとみている。
犯行グループはこれまでに5人の殺害を自供しているが、この地域では60人以上が行方不明になっており、警察は関連を調べている。
すごい猟奇的な事件に思えるが、つまりは先住民を「人間」として見ていないから、こんな犯罪が起きるのだろう。香水の原料を採取するための動物虐待等は現在も普通に行われている。この犯罪者にとっては、先住民も「よい材料が採れる動物」だったってことだ。1リットル130万円って、すごい値段だよなあ。さぞかし上質の「材料」なんだろう。
これを「猟奇的で異常な事件」として片付けるのではなく、日常に潜む「人種差別」や「動物虐待」に目を向けなければ真の解決にならない。
【追記】
「遺体から脂肪」、警察でっち上げか ペルー、局長解任。
南米ペルーで1日、国家警察のムルガ犯罪取締局長が解任された。国家警察は先月、多数の人を殺し遺体から脂肪を取り出して売っていた犯罪グループを逮捕したと発表していたが、AP通信などによると、内部の不祥事から国民の目をそらすため事件をでっち上げた可能性が強いという。
警察当局は先月19日、殺人容疑で逮捕した4人のグループが、誘拐して殺害した旅人らの遺体から取った脂肪を、1リットルあたり1万5千ドル(約131万円)で欧州の化粧品メーカーに売っていた、などと発表していた。ソーダ瓶に入った「脂肪」や、ジャングルに転がる人骨などの「証拠画像」も公表し、被害者は60人以上に上るとの説明だった。
悪魔が人々を殺して脂肪をとり、外国人に売るという、ペルー・アンデス地方で先住民に語り継がれる伝説と酷似していたため、市民を恐怖に陥れた。だが、医療関係者らから人間の脂肪に商品価値はないと疑問視する声が出ていた。
米誌タイム(電子版)や地元メディア報道などによると、国家警察内に存在する「殺人部隊」が40人以上を不法殺害した疑いがあり、この疑惑をうやむやにするために猟奇的事件をでっち上げたのではないかとみられている。
遺体から脂肪を取って売るのも怖いけど、「国家警察内に存在する殺人部隊が40人以上を不法殺害した疑いがあり」ってのは、もっと怖い気がする。
さすがはペルーだと対岸の火事のように考えておられる方が多いと思いますが……。
不思議に我が国でも耐震偽装の証人喚問が行われる前日にホリエモンが逮捕されたりと、疑獄事件なんかが起きると、不思議と人目を引く衝撃的な事件が重なるんですよね……。
もちろん民主国家・日本ですから、これは単なる偶然でしょうが……。
南米・ぺルーで、先住民を殺害して脂肪を取り出し、化粧品の原料にするために販売していたとされるグループのメンバー4人が逮捕された。
AP通信などによると、リマ警察は19日、ペルー中部・ウアヌコで、ジャングルに住む先住民数十人を殺害した疑いで男女4人を今月中旬に逮捕したと発表した。警察は、先住民の殺害は遺体から脂肪を取り出し、化粧品の原料として販売するためとみており、容疑者は調べに対して「脂肪1リットル1万5000ドル(約130万円)で取引していた」と話している。警察は、脂肪がヨーロッパの化粧品会社に売られていたとみている。
犯行グループはこれまでに5人の殺害を自供しているが、この地域では60人以上が行方不明になっており、警察は関連を調べている。
すごい猟奇的な事件に思えるが、つまりは先住民を「人間」として見ていないから、こんな犯罪が起きるのだろう。香水の原料を採取するための動物虐待等は現在も普通に行われている。この犯罪者にとっては、先住民も「よい材料が採れる動物」だったってことだ。1リットル130万円って、すごい値段だよなあ。さぞかし上質の「材料」なんだろう。
これを「猟奇的で異常な事件」として片付けるのではなく、日常に潜む「人種差別」や「動物虐待」に目を向けなければ真の解決にならない。
【追記】
「遺体から脂肪」、警察でっち上げか ペルー、局長解任。
南米ペルーで1日、国家警察のムルガ犯罪取締局長が解任された。国家警察は先月、多数の人を殺し遺体から脂肪を取り出して売っていた犯罪グループを逮捕したと発表していたが、AP通信などによると、内部の不祥事から国民の目をそらすため事件をでっち上げた可能性が強いという。
警察当局は先月19日、殺人容疑で逮捕した4人のグループが、誘拐して殺害した旅人らの遺体から取った脂肪を、1リットルあたり1万5千ドル(約131万円)で欧州の化粧品メーカーに売っていた、などと発表していた。ソーダ瓶に入った「脂肪」や、ジャングルに転がる人骨などの「証拠画像」も公表し、被害者は60人以上に上るとの説明だった。
悪魔が人々を殺して脂肪をとり、外国人に売るという、ペルー・アンデス地方で先住民に語り継がれる伝説と酷似していたため、市民を恐怖に陥れた。だが、医療関係者らから人間の脂肪に商品価値はないと疑問視する声が出ていた。
米誌タイム(電子版)や地元メディア報道などによると、国家警察内に存在する「殺人部隊」が40人以上を不法殺害した疑いがあり、この疑惑をうやむやにするために猟奇的事件をでっち上げたのではないかとみられている。
遺体から脂肪を取って売るのも怖いけど、「国家警察内に存在する殺人部隊が40人以上を不法殺害した疑いがあり」ってのは、もっと怖い気がする。
さすがはペルーだと対岸の火事のように考えておられる方が多いと思いますが……。
不思議に我が国でも耐震偽装の証人喚問が行われる前日にホリエモンが逮捕されたりと、疑獄事件なんかが起きると、不思議と人目を引く衝撃的な事件が重なるんですよね……。
もちろん民主国家・日本ですから、これは単なる偶然でしょうが……。