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厚生省元事務次官宅連続襲撃殺傷事件の容疑者逮捕

2008年11月23日 10時54分00秒 | 社会・経済
さいたまと中野で起きた厚生省元事務次官宅連続襲撃殺傷事件で22日夜、さいたま市在住の小泉毅容疑者(46)が警視庁に出頭、血の付いたナイフを持参していたことから銃刀法違反容疑で逮捕された。男は身柄を麹町署に移送され両殺傷事件に付いても慎重に取り調べが続いている。

「むかし保健所に飼い犬を殺された恨み」と動機を語っているそうだが全く信じられない。保健所→厚生省で両元次官宅を襲ったとすれば、被害者が厚生省の人間であったことを認識しているということになる。
そもそも犬の恨みならば引退した元官僚を殺すとは思えない。2人がトップになった時期が違うし、既に嫌というほど報道されているように2人とも年金畑を歩んだ人間。保健所の担当部署とは異なる。仮に犬が殺された時のトップがどちらかであったとしても、片方は全く関係ない。
出頭しておきながら、このような不自然な供述を聞くと「まだまだ裏が有るのではないか?」と思えてならない。

ところで、この事件に関する社会(特にネット内)の反響は異常さが感じられた。
「被害者は悪いことをしたのだから仕方がない」という意見が出るのが信じられない。
仮に百歩譲って厚生行政に大いに問題有りと認めても、このような理不尽な犯罪を肯定する理由にはならない。
両事件とも夫人まで襲われているが、これに関しても「夫の立場で良い目を見られたのだから同罪」などと言い切る人間がいる。まったく想像力が働かない人間だろうと同情する。
もしも貴方が高校生、大学生くらいだったとしよう。父親が厚生省事務次官。その父親を襲った犯人が「お前も父親のおかげで良い目を見られたのだから一緒に殺す」と言われて納得できるのか?
筆者はまったく納得できない。
その程度の想像力も働かない人間が偉そうに意見など書き込むなと言いたい。

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