シニアのウエさんの旅日記

神社を軸に全国各地を歩いてます。

現存天守12城+8城 14.熊本城

2013-08-24 07:57:45 | 旅行
 熊本城は安土桃山時代末期から江戸時代初期にかけて加藤清正により築かれ、天下の名城の一つとされてきた。1877年(明治10年)の西南戦争では、西郷軍14000人の攻撃に耐え、西郷軍の将をして「清正公に負けた」と言わしめたが、西南戦争後から大正期までに陸軍により順次破却された。1960年(昭和35年)の熊本国体開催と築城350年を期に、外観復元で大小天守と平櫓、塀などを再建した、天守は鉄筋コンクリート造りで、内部は熊本市立熊本博物館の分館として史料等が展示され、最上階は展望スペースとなっている。2007年(平成19年)築城400年に際して、本丸御殿が史料に忠実に再現された。
 2009年5月25日、九州の一宮歴訪の旅の2日目に寄った、スケールの大きさに圧倒されると共に、本丸御殿の内装の素晴らしさには感心した。ここからは阿蘇の宿へ。


















本丸御殿内部


襖絵

現存天守12城+8城 13.会津鶴ヶ城

2013-08-23 07:46:59 | 旅行
 会津鶴ヶ城は、国の史跡としては、若松城跡(わかまつじょうあと)の名称になっている。明治の廃城後は、昭和40年になって、鉄筋コンクリート造により外観復興再建されたもので、内部は若松城天守閣郷土博物館として公開されている。2011年3月に、黒瓦だった天守の屋根瓦を明治時代に解体される以前の赤瓦葺に復元した。
 2012年5月1日、朝、休暇村・磐梯高原を出て、磐梯山ゴールドラインを下りた所では、まだ満開の桜が見られたが鶴ヶ城では葉桜になっていた、2日前に一斉に散ってしまったと言う。ピンクの絨毯が残っている遊歩道もあり、お濠の水にはピンクの花筏ができていた。それでも何本かの八重桜は満開、麟閣(茶室)まできたら枝垂れ桜も満開だった。天守に登り周囲を見渡すと、磐梯山や白虎隊自刃の地・飯盛山が見えた、見下ろすと新緑に赤瓦が映えて美しい。








天守から飯盛山


天守から磐梯山


お堀の土手上の道






麟閣(茶室)の枝垂れ桜


現存天守12城+8城 12.宇和島城

2013-08-22 07:35:02 | 旅行
 宇和島城は文禄4年(1595年) 藤堂高虎が宇和郡7万石を与えられ入城、築城の名手・藤堂高虎の縄張りにより、慶長6年(1601年) 現在の姿の城が完成し宇和島城と名付けられる。慶長19年(1614年) 伊達政宗の長男(庶子のため嫡子ではない)・伊達秀宗が10万石で入封。 2代藩主・宗利により老朽化した城の改修に着手、寛文11年(1671年) に竣工した。明治になり櫓・城門などが解体されたが天守は残り、市内が焼野原になる戦災にも免れた。
 2013年5月31日、四国の旅で伊予西条からレンタカーで宇和島まで行き、標高74メートルの城山を歩いて登城した。登って行く道は草木が生い茂り、石垣は苔むしている。この城山の植物は300種を数えると言う。本丸には天守だけが残り、新しいものは何も無いのが良い、天守から海の方を見ると、リアス式の海が近くまで切れ込んでいるのが判る。この日は宇和島泊り、宇和島風鯛飯を食べたが、ぶっかけご飯みたいだった。


長屋門から入る


石段


切り株


石垣


石段は続く


一之門跡


本丸


天守


天守内部


天守から海を見る

現存天守12城+8城 11.松山城

2013-08-21 07:38:02 | 旅行
 松山城は松山市の中心部、勝山(城山)山頂に本丸を構える平山城で、1602年(慶長7年)に加藤嘉明が、関ヶ原の戦いでの戦功により20万石に加増され、築城に着手した。後に、1635年(寛永12年)7月に松平定行が15万石の藩主となり、幕末まで続くが、1784年(天明4年)、天守を含む本壇の主な建物が、落雷により焼失。1854年(安政元年)2月8日、時の藩主・松平勝善が天守本壇を落成させる。明治後も本丸は破却に遭わず、正岡子規が、「春や昔 十五万石の 城下哉」の句を詠む。
 2007年5月9日、ネットのゴルフサークルで知り合った仲間と松山のゴルフを楽しむために松山市を訪問、坂の上の雲ミュージアム・萬翠荘・秋山兄弟生誕地を廻ってロープウェイで松山城へ、天守に登って四方を眺めてから、道後温泉に行った。


松山駅


萬翠荘


城山に登る


先ずは記念に


石垣


天守


天守からの眺め


天守からの眺め


道後温泉


ぼっちゃん時計

現存天守12城+8城 10.丸亀城

2013-08-20 07:31:25 | 旅行
 丸亀城は生駒氏により慶長7年(1602年)6年の歳月を要し、ほぼ現在の城郭が完成した。標高66メートルの亀山の山頂に天守が聳え、ここの石垣は山麓から山頂まで4重に重ねられ、総高60メートルと日本一高い。
 2010年5月24日、高知城の翌日、祖谷の宿を出て香川県丸亀市まで走り駐車場に着くと、目の前に亀山が聳え、高い石垣と山頂の天守が見えた。登って行くと、途中で讃岐富士と呼ばれる飯野山が見え、天守の最上階からは、瀬戸大橋など瀬戸内の風景を眺めることができた。亀山を降りてから讃岐うどんのお店に入ったが、手軽で安くて美味しかった。


駐車場から見上げると


お堀を渡って


大手門から入城


かなりの急坂


讃岐富士(飯野山)


石垣は高い


本丸へ


天守


格子窓


天守からの眺め