シニアのウエさんの旅日記

神社を軸に全国各地を歩いてます。

お寺巡りー35.西国2番・紀三井寺

2013-10-07 07:48:22 | 旅行
 紀三井山 紀三井寺、和歌山市
 2003年4月16日、マイカーで紀伊半島一周の旅で寄ったが、デジカメ以前だったので写真はペーパーで少ない。
2010年11月20日、諸国一宮巡拝の旅で再訪、この日は9時にホテルを出て和歌山駅から紀勢本線に乗り、2駅目紀三井寺駅で下車10分ほど歩いて石段の前に着いた。ここは正式には「紀三井山金剛宝寺護国院」だが、三つの井戸が有るお寺として紀三井寺と呼ばれている。楼門から上に231段の急な石段があり、大変だなと思ったが、途中に小さなお堂が幾つもあって、寄りながら登ったので、意外に楽だった。
石段を登り切ると境内で左に本堂、右には平成20年に出来たばかりの新仏殿がある。本堂に向って進むと右手にある鐘楼は安土桃山時代の建築、多宝塔は室町時代の建立で、共に重要文化財。
紀三井寺は770年に唐僧・為光上人により開基、ご本尊は十一面観音、この本堂は宝暦9年(1759年)に建立されたもの。最後に石段の右手にあった新仏殿に入ってみた。ここの千手十一面観音菩薩は、木造の立像仏としては日本最大で総漆金箔貼り、3階まで登るとお顔の前に出た。ここからは風光明媚と詩歌に詠われた和歌の浦も一望できたが、今では人工海岸に変えられるなどして情趣が失われている。