お寺巡りー１６．坂東１６番・水澤寺

　五徳山・水澤寺（水澤観音）、群馬県伊香保町
2006年7月28日、長谷寺（ちょうこくじ）から榛名湖経由の道をとり、途中で「榛名神社」に寄る、これが予想外の儲け物。鳥居をくぐるとだらだら登り坂の参道、右下方に渓流が流れ左には老杉が並ぶ、随分歩いてそろそろ着くかな？と思った所から更に１００段以上の石段が聳えている、やはり山岳信仰の流れを組む神社だけの事はある。本殿は２００年前の再建だが、その奥の御姿岩（自然石）は雄大で、大昔から信仰の対象になっていたと思われる。社域全体が神韻を感じさせる素晴らしい神社でした。
榛名湖畔では、買っておいた「峠の釜飯」を食べる、昔ながらの陶製の器に入った釜飯はやはり美味しい。食後、湖畔を走り伊香保温泉を横目に、竹久夢二美術館の前も素通りして、「坂東三十三観音第１６番・五徳山水澤寺」に着いたのが４時、ここは駐車場も広く参詣者もいて賑わいが感じられます。実は案内書に９７段の石段と出ていたので大変だなと思っていたのですが、駐車場からは平地をちょっと歩いただけで観音堂に着いてしまいました。山門から石段を踏むと山岳霊場らしさが漂うと書いてありましたが、２つの神社で疲れた身には「良かったなあ」でした。お寺の前を通る県道１５号線には名物の”水沢うどん”のお店がずらり、皆、郊外レストラン並みの立派なお店ばかりで、観光スポットの一つになっているのだなあと感じました。
2010年11月1日、四万温泉に行く途中で再訪。