■打越正行、2023年9月12日、「青年期の〈生活-文脈〉理解――『ヤンキーと地元』を中心に」〈生活-文脈〉理解研究会シンポジウム『生涯発達と〈生活-文脈〉理解』愛知県立大学.
趣旨
人びとが生活を営み、人生を歩む。そのことを相互に理解することが、いま難しくなっている。その一方で、特定の人びとをできあいのカテゴリーやわかりやすい基準で評価しあう、そのような安易な理解が蔓延っている。理解の難しさゆえに、わかりやすさに飛びつく傲慢な態度と、難しさゆえに慎重な態度がとられる。その結果、傲慢さと慎重さは、理解を蓄積し進めることから遠ざけてしまう。
そのような状況に抗するために、〈生活-文脈〉理解研究会では人びとの語りをその生活文脈に沿って理解することを愚直に積み重ねてきた。当日は、〈生活-文脈〉理解について紹介し、教育現場や支援の現場での応用可能性について、それぞれの研究成果にもとづき報告、議論が展開される。
報告:宮内 洋(群馬県立女子大学)、打越 正行(和光大学)
新藤 慶(群馬大学)、松宮 朝(愛知県立大学)
司会:新藤 慶
場所:愛知県立大学 長久手キャンパス
日時:2023年9月12日(火)14:30-17:00
主催:〈生活-文脈〉理解研究会