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■石岡丈昇・打越正行(聞き手:加藤哲彦)、2021年7月7日、「関心と研究のあいだ――人生をかける『問い』はいかにして生まれるのか」株式会社トイビト.
「これはどういうことだろう?」「なぜ、こうなっているんだろう?」。ふとしたきっかけでそう思うことは、大人になってからでも、そう珍しいことではないはずです。この小さな関心が、恐らくは、学問や研究の第一歩。しかしそうは言っても、関心と研究のあいだには、やはり、「それなり」の距離があるように思います。学問の道を行く研究者たちは、関心を、いかにして、調査・研究の「問い」へと練り上げていくのでしょうか。
フィリピン・マニラのボクシングジムに住み込み、貧困世界の若者たちにとってボクシングがどのように意味づけられているかを調査した石岡丈昇先生、沖縄のヤンキーや暴走族の社会に飛び込み、時に「パシリ」となることで、沖縄の若者たちがどのように生きてきたのか、生きようとしているのかを調査した打越正行先生のお二人にお聞きします。