旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

本州一周普通列車の旅6~4日目(1)益田駅まで

2016-04-17 08:33:50 | 本州一周普通列車の旅
 4日目は山陰本線で鳥取を目指します。
 山陰本線は、京都駅から日本海沿岸を経由し、隣の幡生駅に至る路線です。


 童謡詩人金子みすゞが、山口県大津郡仙崎村(現・長門市仙崎)の生まれであることから、6月下旬から9月末にかけて「みすゞ潮彩号」が運転されます。ホームには金子みすゞの「大漁」の詩の看板が設置されていました。


 5時39分発の益田行に乗ります。


下関    05:39発   
幡生    05:44着 05:44発   
綾羅木   05:48着 05:49発   
梶栗郷台地 05:51着 05:52発   
安岡    05:54着 05:55発   
福江    05:58着 05:58発   
吉見    06:02着 06:03発   
梅ヶ峠   06:07着 06:08発   
黒井村   06:12着 06:12発   
川棚温泉  06:16着 06:16発   
小串    06:20着 06:27発   
湯玉    06:33着 06:34発   
宇賀本郷  06:37着 06:38発   
長門二見  06:44着 06:45発   
滝部    06:52着 06:52発   
特牛    06:57着 06:57発   
阿川    07:02着 07:02発   
長門粟野  07:10着 07:10発   
伊上    07:16着 07:17発   
人丸    07:22着 07:24発   
長門古市  07:29着 07:31発   
黄波戸   07:36着 07:36発   
長門市   07:43着 07:53発   
長門三隅  07:59着 07:59発   
飯井    08:07着 08:07発   
三見    08:13着 08:14発   
玉江    08:20着 08:21発   
萩     08:24着 08:25発   
東萩    08:30着 08:42発
越ヶ浜   08:45着 08:46発   
長門大井  08:52着 08:52発   
奈古    08:57着 08:58発   
木与    09:03着 09:04発   
宇田郷   09:11着 09:11発   
須佐    09:20着 09:20発   
江崎    09:28着 09:28発   
飯浦    09:36着 09:36発   
戸田小浜  09:41着 09:42発   
益田    09:53着


 1番列車の始発ということで、下関から乗る人はほとんどいません。


 下関駅を出て間もなく下関総合車両所が右手に見えて来ると、幡生駅に着きます。




 幡生駅を出ると、山陽本線と分かれて山陰本線に入ります。


 綾羅木駅、そして太平洋戦争中の燃料統制により、ガソリン動車が使用できなくなり、昭和16年に廃止された梶栗駅。平成20年に宅地開発が進んだため駅名を変えて復活した梶栗郷台地駅、安岡駅と過ぎると、響灘が見えてきました。曇天のため沖にうかぶ藍島が見えません。


 この後、福江駅から吉見駅にかけて響灘を見ながら進みます。


 吉見駅からは山越えになります。


 梅ヶ峠駅を過ぎ、1000分の25の勾配を下り、黒井村駅に着きました。


 隣のボックスでは、下関駅から乗ってきた女子高校生が、頭からタオルをかぶり眠り始めました。


 川棚温泉駅から2km程離れたところには、毛利氏の御殿湯も作られたという温泉街あるそうです。


 小串駅では7分の停車。乗客はほとんどいません。






 小串駅を出ると、響灘に浮かぶ男島、女島、竜宮島が見えます。


 ここから湯玉駅、宇賀本郷駅、長門二見駅と響灘に沿って進みます。




 長門二見駅手前で夫婦岩が見えます。みすヾ潮彩号はここで停車するらしいのですが。


 長門二見駅から列車は丘陵地帯へと進みます。


 ガードレールは白い物と思っていましたが、黄色い物も見ることができました。


 隣のボックスは、2人増えて3人になっています。


 「特牛駅」難読駅名の一つです。地名の由来は、牝牛の意味を示す方言の「コトイ」から取ったという説が有力のようです。


 阿川駅を過ぎると再び海岸線に出でます。


 粟野川を渡ると長門粟野駅です。


 静かな油谷湾をを眺めながら進みます。






 伊上駅を過ぎると今度は耕地が広がる内陸に入ります。


 人丸駅には金子みすゞの「お魚の春」の詩の看板がありました。


 次の長門古市駅までの間も耕地が続きますが、黄波戸駅を過ぎると青海島が見えてきました。


 青海島へは長門市駅から一駅で終点の支線に乗って、仙崎駅で降ります。




 隣の高校生は4人になりました。下関駅から乗った子はすでに2時間乗っています。


 仙崎湾に沿って列車は進みます。徐々に雲も晴れてきたように感じてきました。


長門三隅駅を過ぎると少し高度を上げます。




 飯井駅の辺りから赤い屋根瓦の家が多いように感じます。


 窓から手が届く場所に夏みかんの木が植えられているところがたくさんあります。


 沖の島々は霞んで見えるものの、波打ち際は底が見えるほど透き通っています。


 玉江駅を過ぎると左手に萩市街地を見ながら萩駅へ進みます。


 玉江駅と萩駅で今まで乗ってきた高校生が降りるのと入れ替えに、別の高校の生徒が乗ってきました。




 世界最小とも言われる笠山を見ながら大きくカーブして東萩駅に到着します。




 越ヶ浜駅を過ぎるとしばらくは海岸に沿って進みます。


 長門大井駅・奈古駅間の車窓




 奈古駅・木与駅間の車窓


 木与駅・宇田郷駅間の車窓




 宇田郷駅・須佐駅間の車窓




 須佐駅・江崎駅間は高山半島の根っこの部分を通って行きます。


 飯浦駅から山口県です。


 赤い屋根瓦の割合が多くなってきました。




 戸田小浜駅を過ぎると益田十景の一つ「三里ヶ浜」が見えてきます。浸食が激しく砂浜が減りつつあるとのことです。




 一級河川で唯一、支流を含めてダムが一切無い渡ると終着益田駅です。




 益田駅では2時間57分の待ち合わせです。

 つづく

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