平成28年12月11日 日曜日
昨夜泊まった旅館の外観です。
雨上がりとは言え、海抜30数メートルの場所とは思えません。
三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会がある所というわけではないでしょうが、三江線のパンフレットが置いてありました。
待合室には100円のコインリッカーがあります。使い終わると100円が戻ってくる、つまり無料です。
ここで交換になる上り列車が先に着きました。
ラッピング車両「三江線神楽号」が先頭になっての2両編成です。
これから乗る、普通 三次行は通常の車両で2両編成です。
石見川本 07:07着 07:08発
石見川本駅は「八幡」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
八幡の神・八幡麻呂が、欲望を司り人々を堕落させる第六天悪魔王という鬼を、弓矢の威徳で退治します。
鬼舞の基本的な舞いであり、鎧に身を包んだ凛々しい八幡麻呂と鬼の激しい動きが特徴です。」
江の川に架かる、石見銀山街道の川本東大橋。
木路原 07:11着 07:12発
木路原駅は「天神」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「菅原道真は学才に優れ、驚異的な出世を遂げ、天皇の信頼も深いものでした。しかしそれを妬んだ藤原時平の嘘の告げ口によって、道真は無実の罪で九州大宰府に流され無念の死を遂げます。その後、都では天変地異が続き、時平をはじめ、流罪にかかわった人物が雷に打たれ相次いで命を落としたため、人々は道真の祟りと恐れ、北野に「天満天神」として祀り、以後学問の神として崇拝されています。
神楽では、実際に道真と時平が刃を交えるダイナミックな筋立てになっています。
地域によっては、時平ではなく伴大納言が悪役として登場します。」
竹 07:18着 07:19発
竹駅は「鹿島」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「高天原(神々の世界)の使者として経津主命と武甕槌命は、出雲の国・大国主命のもとに降り立ち、豊葦原(地上界:日本の古名)を譲るよう迫ります。
大国主は立派な社を建てることを条件に承諾しますが、2人の息子のうち、建御名方命は反対し、力比べを挑んできたので、経津主命が応戦します。大岩を手に取ったり、取っ組み合ったり激しく渡り合いますが、ついに建御名方命は降参し、国を譲ることになりました。
そして物語は天孫降臨へと続いていきます。
このとき国譲りの条件として立てられたのが出雲大社だと伝えられています。」
島根県は、三州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つ石州瓦の生産地です。1200度以上と高いため凍害に強く、含鉄土石「来待石」を釉薬に使った、独特の赤褐色の屋根の集落を山陰地方では至るところで見ることがでます。
乙原 07:23着 07:23発
乙原駅は「帯舞」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「帯を持って舞う儀式舞。
八幡の神が筑紫に誕生した時、白播四流、赤播四流が降りてきたという伝説に基づいています。
そして、衣・食・住の神のうち、衣の神に感謝し、御心を慰め解きほぐし、やわらげる意味で舞われる舞と考えられています。
今ではなかなか舞われる事の少ない、稀少な演目です。」
江の川に架かる、栗原橋。
石見簗瀬 07:29着 07:29発
山陰本線の「梁瀬駅」の「梁」と間違ったのか「石見簗瀬」の「簗」の文字が張り替えられています。
石見簗瀬駅は「岩戸」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「日本神話「天の岩戸」を神楽化したものです。
弟・須佐乃男命の数々の悪行に困り果てた天照大神は、天の岩戸に隠れてしまいます。
すると世の中は真っ暗闇になってしまったため、神々をはじめ万民が嘆き悲しみました。そこで児屋根命・太玉命をはじめとする八百万の神たちが相談し、宇津女命に神楽を舞わせ大いに騒ぎ、怪しんだ天照大神が岩戸を少し開けて覗き込んだところを、怪力の手力男命がこじ開け、世の中に再び明るい光が差すという物語です。
神楽の始まりを説く重要な演目として神聖視されています。」
昭和10年開業当時からの駅舎に見えます。今は無人駅です。
江の川に11ある水力発電所の一つ、明塚水力発電所。
明塚 07:34着 07:35発
明塚駅は「黒塚」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「陸奥国(栃木県)那須野ヶ原にさしかかった法印と強力の山伏一行は、一夜の宿を求めますが、なかなか見つかりません。ようやく迎え入れられたあばら家には、美しい女が住んでいました。しかしその正体は都を追われた金毛九尾の悪狐。強力は食べられ、法印は逃げ帰ります。
その後、弓の名人三浦之介・上総之介によって悪狐は退治されます。
法印と強力のアドリブの楽しいやりとりと、九尾狐の妖しい凄みとのコントラストが魅力の演目です。」
初めて江の川を渡ります。
粕淵 07:41着 07:41発
粕淵駅は「神武」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「神武天皇の建国神話の神楽化。
磐余彦命は理想郷を求め九州日向を発ち、東に良き地を求めて進軍します。船に乗り荒波を渡り、険しき山を越え、様々な困難が行く手を阻みますが、八咫烏の導きにより、大和の国(奈良県)にたどり着きます。そこでは豪族・長髄彦の軍が激しく抵抗しますが、激しい戦いの末討ち破り、畝傍山の麓・橿原の地に宮を築いて王位につき、第一代神武天皇となります。
2神・2悪の4人が激しく刃を交える迫力のある神楽です。」
今日の朝食は、メロンパンと缶コーヒーです。
浜原 07:45着
浜原駅で上り浜田行と交換です。
浜原駅は「大蛇」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「日本神話のクライマックス「八岐大蛇」を神楽化したものです。出雲国斐伊川上流に住む足名槌・手名槌の老夫婦には8人の娘がいましたが、毎年八岐大蛇に襲われ、とうとう稲田姫一人を残すのみとなり、嘆き悲しんでいました。そこへ通りかかった須佐乃男命は事情を聞き、大蛇退治を決意。大蛇に毒酒を呑ませ、酔い伏したところに剣を振りかざしズタズタに退治します。そして稲田姫とめでたく結ばれたのでした。
リアルな動きを表現する「蛇胴」は竹と和紙で出来ており、全長はなんと18mもあります。入り乱れて火を噴く姿は大迫力、まさに石見神楽を代表する演目です。」
終着、三次駅まであと1時間34分です。
つづく
昨夜泊まった旅館の外観です。
雨上がりとは言え、海抜30数メートルの場所とは思えません。
三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会がある所というわけではないでしょうが、三江線のパンフレットが置いてありました。
待合室には100円のコインリッカーがあります。使い終わると100円が戻ってくる、つまり無料です。
ここで交換になる上り列車が先に着きました。
ラッピング車両「三江線神楽号」が先頭になっての2両編成です。
これから乗る、普通 三次行は通常の車両で2両編成です。
石見川本 07:07着 07:08発
石見川本駅は「八幡」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
八幡の神・八幡麻呂が、欲望を司り人々を堕落させる第六天悪魔王という鬼を、弓矢の威徳で退治します。
鬼舞の基本的な舞いであり、鎧に身を包んだ凛々しい八幡麻呂と鬼の激しい動きが特徴です。」
江の川に架かる、石見銀山街道の川本東大橋。
木路原 07:11着 07:12発
木路原駅は「天神」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「菅原道真は学才に優れ、驚異的な出世を遂げ、天皇の信頼も深いものでした。しかしそれを妬んだ藤原時平の嘘の告げ口によって、道真は無実の罪で九州大宰府に流され無念の死を遂げます。その後、都では天変地異が続き、時平をはじめ、流罪にかかわった人物が雷に打たれ相次いで命を落としたため、人々は道真の祟りと恐れ、北野に「天満天神」として祀り、以後学問の神として崇拝されています。
神楽では、実際に道真と時平が刃を交えるダイナミックな筋立てになっています。
地域によっては、時平ではなく伴大納言が悪役として登場します。」
竹 07:18着 07:19発
竹駅は「鹿島」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「高天原(神々の世界)の使者として経津主命と武甕槌命は、出雲の国・大国主命のもとに降り立ち、豊葦原(地上界:日本の古名)を譲るよう迫ります。
大国主は立派な社を建てることを条件に承諾しますが、2人の息子のうち、建御名方命は反対し、力比べを挑んできたので、経津主命が応戦します。大岩を手に取ったり、取っ組み合ったり激しく渡り合いますが、ついに建御名方命は降参し、国を譲ることになりました。
そして物語は天孫降臨へと続いていきます。
このとき国譲りの条件として立てられたのが出雲大社だと伝えられています。」
島根県は、三州瓦、淡路瓦と並ぶ日本三大瓦の一つ石州瓦の生産地です。1200度以上と高いため凍害に強く、含鉄土石「来待石」を釉薬に使った、独特の赤褐色の屋根の集落を山陰地方では至るところで見ることがでます。
乙原 07:23着 07:23発
乙原駅は「帯舞」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「帯を持って舞う儀式舞。
八幡の神が筑紫に誕生した時、白播四流、赤播四流が降りてきたという伝説に基づいています。
そして、衣・食・住の神のうち、衣の神に感謝し、御心を慰め解きほぐし、やわらげる意味で舞われる舞と考えられています。
今ではなかなか舞われる事の少ない、稀少な演目です。」
江の川に架かる、栗原橋。
石見簗瀬 07:29着 07:29発
山陰本線の「梁瀬駅」の「梁」と間違ったのか「石見簗瀬」の「簗」の文字が張り替えられています。
石見簗瀬駅は「岩戸」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「日本神話「天の岩戸」を神楽化したものです。
弟・須佐乃男命の数々の悪行に困り果てた天照大神は、天の岩戸に隠れてしまいます。
すると世の中は真っ暗闇になってしまったため、神々をはじめ万民が嘆き悲しみました。そこで児屋根命・太玉命をはじめとする八百万の神たちが相談し、宇津女命に神楽を舞わせ大いに騒ぎ、怪しんだ天照大神が岩戸を少し開けて覗き込んだところを、怪力の手力男命がこじ開け、世の中に再び明るい光が差すという物語です。
神楽の始まりを説く重要な演目として神聖視されています。」
昭和10年開業当時からの駅舎に見えます。今は無人駅です。
江の川に11ある水力発電所の一つ、明塚水力発電所。
明塚 07:34着 07:35発
明塚駅は「黒塚」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「陸奥国(栃木県)那須野ヶ原にさしかかった法印と強力の山伏一行は、一夜の宿を求めますが、なかなか見つかりません。ようやく迎え入れられたあばら家には、美しい女が住んでいました。しかしその正体は都を追われた金毛九尾の悪狐。強力は食べられ、法印は逃げ帰ります。
その後、弓の名人三浦之介・上総之介によって悪狐は退治されます。
法印と強力のアドリブの楽しいやりとりと、九尾狐の妖しい凄みとのコントラストが魅力の演目です。」
初めて江の川を渡ります。
粕淵 07:41着 07:41発
粕淵駅は「神武」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「神武天皇の建国神話の神楽化。
磐余彦命は理想郷を求め九州日向を発ち、東に良き地を求めて進軍します。船に乗り荒波を渡り、険しき山を越え、様々な困難が行く手を阻みますが、八咫烏の導きにより、大和の国(奈良県)にたどり着きます。そこでは豪族・長髄彦の軍が激しく抵抗しますが、激しい戦いの末討ち破り、畝傍山の麓・橿原の地に宮を築いて王位につき、第一代神武天皇となります。
2神・2悪の4人が激しく刃を交える迫力のある神楽です。」
今日の朝食は、メロンパンと缶コーヒーです。
浜原 07:45着
浜原駅で上り浜田行と交換です。
浜原駅は「大蛇」。
「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名演目解説」には、次のように書かれています。
「日本神話のクライマックス「八岐大蛇」を神楽化したものです。出雲国斐伊川上流に住む足名槌・手名槌の老夫婦には8人の娘がいましたが、毎年八岐大蛇に襲われ、とうとう稲田姫一人を残すのみとなり、嘆き悲しんでいました。そこへ通りかかった須佐乃男命は事情を聞き、大蛇退治を決意。大蛇に毒酒を呑ませ、酔い伏したところに剣を振りかざしズタズタに退治します。そして稲田姫とめでたく結ばれたのでした。
リアルな動きを表現する「蛇胴」は竹と和紙で出来ており、全長はなんと18mもあります。入り乱れて火を噴く姿は大迫力、まさに石見神楽を代表する演目です。」
終着、三次駅まであと1時間34分です。
つづく
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