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旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~3月26日北海道新幹線 新函館北斗駅開業(1)

2016-04-07 15:34:43 | 旅の小窓
 予報では晴れなのですが、少し雲が多いようです。




青い森鉄道 快速 青森行  
 始発 八戸 05:43発   
野辺地     06:21着 06:31発   
狩場沢     06:36着 06:36発   
清水川     06:40着 06:40発   
小湊      06:45着 06:45発   
西平内     06:49着 06:49発   
浅虫温泉    06:54着 06:55発   
野内      07:00着 07:00発   
矢田前     07:02着 07:03発   
小柳      07:05着 07:06発   
東青森     07:08着 07:09発   
筒井      07:11着 07:12発   
青森      07:18着

 心なしか、いつもより旅行客が多いような気がします。
 

 今日からのダイヤ改正で、スーパー白鳥、・白鳥がなくなったので、新幹線に対応するため、津軽新城行が設定されました。


奥羽本線 普通 津軽新城行
青森      07:26発
新青森     07:31着

 一駅5分で、新青森駅に到着します。 


 新青森駅からの1番列車はすでに発車しましたが、新函館北斗駅からの1番列車が間もなく到着するので、コンコースではお出迎えの準備やリハーサルが行われていました。






 反対のホームには、新函館北斗駅からの1番列車が到着しました。


 今日から新青森駅が終着でなくなります。


 北海道方面に向かって左側が本線、右側が新青森駅始発・終着列車の点検や夜間留する施設がある、盛岡新幹線車両センター青森派出へつながる線路です。


 新青森駅発2番列車となる、東北・北海道新幹線 はやて93号 新函館北斗行に乗ります。  


 始発 盛岡 06:54発
新青森     07:55着 07:57発
奥津軽いまべつ 08:12着


 この盛況が、長く続くと良いのですが。


 奥津軽いまべつ駅までは15分です。在来線時代は青森駅から津軽今別駅(現奥津軽今別駅)までは約40分でしたから、新幹線の速さがよく分かります。

 「しちのへはやぶさPR隊」の方々が、乗り込んでいました。


 定刻、奥津軽いまべつ駅に到着しました。


 「しちのへはやぶさPR隊」の方々も下車しました。  


 奥津軽いまべつ駅では、もちろん記念式典は終わっていましたが、盛岡始発の列車ということもあってか、アメニティー一つありませんでした。もらったのは、「しちのへはやぶさPR隊」からの、七戸町のパンフレットでした。




 奥津軽いまべつ駅はとても高い所にある駅です。






 通路からは、奥津軽保守基地が見えます。



 駅周辺には、道の駅いまべつ 半島プラザ「アスクル」しかありません。
 そのため、通常の営業時間の9時までは関係者の控室・朝食会場となっていました。


 新聞で「トンネル巻」の屋台があったので買おうとしたら、9時でないと売れないと言われてしまいました。


 知り合いには売ったらしく、途中で、テーブルの上にあった袋を持った人とすれ違いました。
 もう一度テントを見ると袋はなく、マスコミの取材を受けているようでした。


 新青森からの一番列車と、東京からの一番列車の狭間の列車で来たのが間違いだったのか。
 私たちと同じくどこにも行けない人は、まだ、外はちょっと寒かったのでそんなに広くはない待合室でテレビを見ていました。


 9時20分頃、仙台始発のはやぶさ95号が通過します。この列車に使われているのがJR北海道のH5系の車両です。


 E5系との外観の違いは、窓下の帯の色と先頭車両に付いているロゴです。


 H5系は4編成しかありません。全てが新函館北斗駅発着のはやぶさに使われているわけではないようです。
 つまり、4編成のうち2編成は予備車として置かれるので、運用に就くのは2編成。其の運用は次のようです。
【編成1】の運用
 新函館北斗( 6:35)~(はやぶさ 10)~東   京(11:04)
 東   京(11:20)~(はやぶさ 17)~新 青 森(14:43)
 新 青 森(17:44)~(はやぶさ 32)~東   京(21:04)
 東   京(21:44)~(やまびこ223)~仙   台(23:47)
  ⇒ 翌日の編成2運用へ。
【編成2】の運用
 仙   台( 6:40)~(はやぶさ 95)~新函館北斗(10:07)
 新函館北斗(12:44)~(はやぶさ 22)~東   京(17:04)
 東   京(17:20)~(はやぶさ 29)~新函館北斗(21:48)
⇒ 翌日の編成1運用へ。

 まだ朝食を朝食を摂っていなかったので、「アスクル」でミニカレーを食べました。


 次は、東北・北海道新幹線 はやぶさ1号 新函館北斗行に乗ります。  
 始発 東京 06:32発
奥津軽いまべつ 10:07着 10:08発   
木古内     10:44着


 東京からの一番列車ということで、幅の狭いホームが出迎えの人でいっぱいでした。




いよいよ新幹線・在来線併用区間の青函トンネルを通って北海道に入ります。


 木古内駅までは36分です。在来線時代は津軽今別駅(現奥津軽今別駅)から木古内駅までは約40分でしたから、新幹線効果ゼロです。
 トンネルを抜けると、旗を振る人・人。北海道の皆さんの新幹線への期待があらわれていました。






 木古内駅も見学や出迎えの人で、ホームがごった返していました。




 ABA青森朝日放送もここで下車して取材していました。


 改札口手前では、アメニティーが配られていました。


 米3合が入っていました。




 駐車場では渡島西部・檜山南部9町(木古内町・松前町・福島町・知内町・江差町・上ノ国町・厚沢部町・乙部町・奥尻町)による、記念イベントが開かれていました。


 ここでもアメニティーが配られていました。


 江差線最後の日の江差駅前と同じように、観光客も地元の人も共に楽しめるイベント、感心します。
 津軽半島は負けていますね。


 駅前にある、道の駅「みそぎの郷きこない」も賑わっていました。




 パン屋さんも入っています。




 「塩たこトリオ」を買いました。これ、パンです。


 駅改札口近くでは、木古内町特産の和牛やナガイモを使った木古内名物「こうこう汁」が振る舞われていました。牛肉の香り、長いもの歯触り、野菜の旨味、丁度良い醤油味。おいしくいただきました。




 木古内からは、今日から第三セクター担った旧江差線、道南いさりび鉄道・函館本線直通 普通 函館行に乗って、函館に向かいます。
 券売機で乗車券を買おうとしましたが、1万円札が使えない券売機でした。
 改札口上の乗車案内は、紙を貼って隠されています。


 道南いさりび鉄道も、アメニティーを配っていました。


木古内     12:33発   
札苅      12:37着 12:38発   
泉沢      12:42着 12:43発   
釜谷      12:47着 12:47発   
渡島当別    12:53着 12:53発   
茂辺地     12:59着 13:00発   
上磯      13:11着 13:11発   
清川口     13:14着 13:14発   
久根別     13:17着 13:17発   
東久根別    13:20着 13:20発   
七重浜     13:24着 13:24発   
五稜郭     13:28着 13:29発   
函館      13:34着

 普段は1両ですが、今日と明日は2両で運転とのことです。


 JRから譲り受けた車両、まだJRのままのものがたくさんあります。


 普段は無人駅の所にも、今日だけは社員を配置しているようです。






 天気も良く、函館山がくっきりと見えてきました。


 七重浜駅では、たくさんの人が出ていました。




道南いさりび鉄道が開業に合わせて改造した、「ながまれ号」に乗る人たちでしょうか、五稜郭駅のホームにもたくさんお人がいました。


 21日まで活躍していたスーパー白鳥の車両が留置されていました。


 五稜郭駅と函館駅の間で「ながまれ号」とすれ違う予定ですが、こちらの列車が3分ほど遅れているせいか、函館駅構内ですれ違いました。




 函館駅でも、道南いさりび鉄道のアメニティーが配られていました。


 木古内駅のものと、多少中味が違っていました。


 青い森鉄道開業の時もこうだったのかな?

 つづく

旅の小窓~平成28年3月21日「白鳥80号」ラストラン

2016-04-07 09:33:00 | 旅の小窓
ラストランにふさわしく、輝く車両が待っていました。




 「白鳥」に使われている車両はJR東日本の485系電車です。485系は、国鉄時代に電化に対応して作られた交流と直流に対応する車両です。
 なかでも「白鳥」で使われる485系3000番台は車内や外装などを大きく改造しリニューアルした車両で、基本編成6両のうち4両が電動車になっていて、古い車両でありながら勾配が連続する青函トンネル内でも140km運転が可能になっています。
 しかし、製造から50年近くたっているため定期列車として使用されているのは「白鳥」のみです。このため、「白鳥」のラストランと同時に485系のラストランでもあります。
函館線・江差線・津軽海峡線・津軽線 特急白鳥80号 新青森行
函館        14:51発
五稜郭        レ
七重浜        レ
東久根別       レ
久根別        レ
清川口        レ
上磯         レ
茂辺地        レ
渡島当別       レ
釜谷         レ
泉沢         レ
札苅         レ
木古内       15:32着 15:32発
津軽今別       レ
中小国        レ
蟹田        16:24着 16:25発
瀬辺地        レ
郷沢         レ
蓬田         レ
中沢         レ
後潟         レ
左堰         レ
奥内         レ
津軽宮田       レ
油川         レ
青森        17:00着
 
 北海道新幹線開業の影響か、「白鳥」「スーパー白鳥」の発着ホームだった、7・8番線のホームから、売店など全ての建物が撤去されていました。


「スーパー白鳥」に比べ、記念写真を撮影する人が多いような気がします。


 指定席は全て売り切れ、自由席も混み合っているとのアナウンスが有り、定刻函館駅を出発しました。


 上磯駅を出たところで、北西に大きくカーブするのできれいに駒ヶ岳が見えました。


 車両はきれいに磨かれていましたが、リニューアルしてある車両とは言え、かなりの年代物なので、ガラスに曇りが有り写真がきれいに撮れそうもありません。


 渡島大野駅は無人駅のため、乗車券は車内で整理券と引き換えに購入しました。


 渡島大野駅から青森駅までの乗車券は、今日限り。明日以降存在しません。


 車内が混んでいるためなのか、臨時特急なのか車内改札は来たものの車内販売が来ません。渡島大野駅の自動販売機で飲み物だけでも買ってくれば良かった。

 木古内駅に停車しました。駅名票をよく見ると、フレームは道南いさりび鉄道のコーポレーションカラーですが、矢印はJR北海道のコーポレーションカラー。当たり前と言えば当たり前なのですが。


 中には、まだ従来通りのものもありました。


 青函トンネル入口広場です。サイリウムを振って特急スーパー白鳥ラストランお見送りイベントが最終通過時刻の20時40分頃に合わせて行われると聞いていましたが、子二時間にも手を振ってくれる人たちがいました。


 蟹田駅到着5分前。JR東日本の乗務員と交代するため通常の案内放送に続いて次のような放送がありました。
 「本日は臨時特急白鳥80号のラストランでございますが、JR北海道としていつもより少し長く放送させてください。昭和63年3月13日に開業致した、青函トンネルつまり津軽海峡線は、これまで快速海峡号、急行はまなす号、特急はつかり号・白鳥号・スーパー白鳥号、寝台特急北斗星号・日本海号・トワイライトエクスプレス号・カシオペア号と様々な列車が、皆様の夢と希望を乗せて走り続けて参りました。
 この中で白鳥号は、JR東日本の車両として特急はつかり号として運転を開始し、平成14年の東北新幹線八戸開業からは特急博調合として、運転を開始した列車です。
 JR北海道にも親しまれ、そして数々のドラマを演出してまいりました。
 3月26日の北海道新幹線の開業に伴い、その役目を終えようとしています。白鳥号とJR北海道社員を代表しまして、お礼申し上げます。
 皆様、これまで白鳥号を愛し、ラストランにご乗車下さいました、誠に有り難うございました。
 今後とも、JR北海道、北海道新幹線のご愛顧をよろしくお願いします。
 白鳥号の思い出を車内にお忘れになりませんようにお気を付け下さい。」


 青森車両センターには、今日ラストランを迎える急行はまなすが出発を待っていました。
今日はED79形電気機関車重連のようです。


 定刻、青森駅に到着しました。
 跨線橋に朝は置いていなかった、かつて青森駅を発着した列車のヘッドマークが飾られ、急行はまなすのラストランを盛り上げていました。




 JR青森駅では、急行「はまなす」ラストランポストカードを午後6時から配布するというので、駅前に行ってみました。


 すでに多くの人が並んでいましたが、予定配布数の500枚に満たない人数なのでその列に加わりました。
 御覧の通り、みんな整然と並んでいます。
 列の横では、JR職員が打合せをしています。そしてこの後、並んでいる人数を数えていました。このとき17時10分です。


 これから15分後。
 「すでに案内の通り17時30分前並ぶようにお知らせしているので、それ以前から並んでいるこの列は、正規の列ではありません」と言う趣旨のJR職員の発言で、整然と並んでいた人が、走り出して一瞬にして歩道を埋め尽くす事態に。


 JR側の言うとおり、17時30分前から列ができていたのは事実。そして事前告知で17時30分から並ぶようにとしていたことも事実。
 しかし、17時30分前から整然と2列で並んでいて、その人数も500人未満でいることを把握していながら、杓子定規にあえて原則を通したため、このような事態に。
 「東京駅100周年の混乱を学習していないのか!」という声も聞こえてきました。
 ついには警察官も出動。
 急行はまなすのラストランに水を差す事態となりました。
 この出来事は、報道されなかったようです。早々とこの場から颯爽と去った「JR東日本盛岡支社広報」の腕章を付けたお姉さんがきちんと仕事をしたからなのかな。


 「ここいいる方全員に、ポストカードが渡ります」という説明がありましたが、再び並ぶ気にもなれず、18時08分発 青い森鉄道 普通 八戸行に乗って帰ってきました。
本当、東京駅100周年の混乱を学習していないのかな。
青森        18:08発
筒井        18:13着 18:14発
東青森       18:16着 18:17発
小柳        18:19着 18:20発
矢田前       18:22着 18:23発
野内        18:25着 18:26発
浅虫温泉      18:31着 18:31発
西平内       18:36着 18:37発
小湊        18:40着 18:41発
清水川       18:45着 18:46発
狩場沢       18:50着 18:50発
野辺地       18:55着