越中富山いろいろ紹介

高山植物の花から身近な野草の可憐な花を。また野山でであった野鳥を含め又北陸の祭りや観光スポットなど紹介。

①日本最大級の梅花藻生殖地・醒ヶ井宿

2017-07-29 10:27:36 | 観光スポット紹介

【①日本最大級の梅花藻生殖地・醒ヶ井宿】
2017年7月22日(土)

バス旅行の“爽やか伊吹山・天空のお花畑と日本最大級の梅花藻生殖地・醒ヶ井宿”に参加して行ってきました。

醒ヶ井宿は中山道にそった宿場町で、街道に並行して水量豊富な水路があり、それぞれの家の前に水路へ降りる石段が備えられており、生活に密着した機能美も垣間見える。
この水路(地蔵川)には日本最大級の梅花藻生殖地があります。
その後、関ケ原ウォーランド近くで近江牛すき焼き膳で昼食。
午後からは標高1,377mの伊吹山のお花畑散策に行きました。(伊吹山への主目的はイヌワシの撮影ポイントの確認とお花畑に舞う蝶々でした)
その時のブログを3回に分けてアップさせていただきます。

①日本最大級の梅花藻生殖地・醒ヶ井宿
②爽やか伊吹山・天空のお花畑(その1)
③爽やか伊吹山・天空のお花畑(その2)

中仙道の面影が残る“醒井宿”。
醒井駅から歩いて直ぐ中仙道の道があり、ヴォーリズが建てた旧醒井郵便局が目に入ります。
小さいながらもヴォーリズ建築の特長を兼ね備え、資料館として再生利用されています。
道沿いを流れる小さな川には清流が流れ、川に花咲く水中花「梅花藻」が見られます。
小さな白い花が時間が経つごとに花開き、澄みきった水に映えていくのが判ります。
”十王水“や“居醒の清水”など水源もあちこちに見られ、昔から旅人が疲れを癒すところとして有名だったに違いありません。
昔ながらの醤油店や茶店などもありのんびりと散策できます。

中仙道の面影が残る“醒井宿(さめがいしゅく)”


ヴォーリズが建てた旧醒井郵便局
木造2階建ての擬洋風建築で大正時代に建築され昭和48年まで醒井郵便局として使われていました。今は醒井宿資料館になっています。


街の案内板


十王水
平安時代の中期に天台宗の僧・浄蔵貴所によってひらかれ、初めは浄蔵水と呼ばれていましたが、近くに十王堂があったことから「十王水」と呼ばれるようになりました。


問屋場
現在は醒井宿資料館の一つですが、完全な形で現存する問屋場は全国でも珍しく、貴重です。


地蔵堂
昔は地蔵川の中に座っていた尻冷やし地蔵さんで、魚の供養のために川中に据えられたといわれています。


加茂神社


居醒の清水
雲仙山(標高1084m)からの湧水で梅花藻の咲く地蔵川の源泉です。
その昔伊吹山の神との戦いの際、毒気にあたったヤマトタケルノミコトを癒した水と伝えられ、「平成の名水百選」に選ばれています。


水中花の梅花藻
梅花藻はキンポウゲ科の水中花で、梅に似た五弁の花をつけることからこの名が付きました。
梅花藻は水温が年間14℃前後の清流にしか生息しない、貴重な「湧水の妖精」です。
また、ここは絶滅危惧種の「ハリオ」の産卵場所にもなります。








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