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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

CC-15 キャリアカウンセリングの理論⑦ ハンセンの理論 再掲

2017年01月08日 | キャリア・コンサルタント試験対策

*サニー・ハンセン

  ノルウエーからの移民の家系に生まれ、アメリカ西部の小さな町で育ちました。州立ミ

 ネソタ大学教育学部を卒業後、同大学院で教育指導にて修士号を、カウンセリング・ガイ

 ダンスにて博士号を取得し、現在は同大学の名誉教授として執筆に専念しています。専門

 はカウンセリング心理学です。

  彼女はまた、女性のリーダーとして学会活動でも積極的に活躍し、全米職業指導協会

 (NVGA)、アメリカカウンセリング学会(ACA)の会長を務めました。世界15カ国

 以上に招かれて講演やワークショップを行っています。1988年に日本進路指導学会、

 1990年には日本心理学会の招きで来日しています。

                        出所:渡辺三枝子 キャリアの心理学

 

*ハンセンの理論

  ハンセンは19997年、その著書「統合的人生設計:Integrative Life Planninng」

において、キャリア概念のなかに家庭における役割から社会における役割まで、人生にお

 ける概念「ライフキャリア」を提唱しました。キャリア開発とその計画においては、自分

 の個人的な人生上の満足だけに焦点を当てるのではなく、意味ある人生のため、「自分に

 も社会にも共に役立つ意義ある仕事」を行う視点に立ってキャリアの選択を行うべきだと

 し、人生の4つの要素のバランスを重視しました。


 ※人生の4つの要素(4L)

  ①Labor : 仕事

  ②Learning : 学習
 
  ③Leisure : 余暇

  ④Love : 愛



  ハンセンはつぎのような6つの課題を提唱しています。

 ※キャリ・アプランの重要な課題

  ①グローバルな社会的視点からキャリア選択を行う

  ②全体的要素が有意義に組み合わされた「人生のパッチワーク」を創造する

  ③男女の共同、共生を目指す

  ④多様性を活かす

  ⑤仕事に精神的意味(社会貢献、人生の目的、自己の存在感等)を見出す

  ⑥個人の転機と組織の変革に上手に対処する


                     出所:宮城まり子 キャリアカウンセリング
 

 


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