西田記念館を後にして
この日のお宿へと向かいます。
土湯温泉はすぐ近く。
温泉郷の入り口を入ると、ひなびた感じの良い温泉街が!
「なんかいい感じ~?」
「うーん、いい感じ~♪」
余談ですけど、
この旅の間中、2人はローラのモノマネばっかりしていて、
2人ともローラになっているもんだから
会話がちっとも成り立たなくてグダグダでした・・・。
それでも、お宿に到着できました。
お世話になるお宿は
ニュー扇屋さん。
古さは感じるけど、いい感じ~!
館内には、女将のコレクションだというこけしが山ほど!
ずらずら~っと。
すごいな~。
ロビー以外にも、各階ごとに、こけしは山ほど飾ってありましたよ。
そして、渡されたルームキーにもこけしが!
写真を撮るのを忘れてしまって残念なんだけど、
18cm位のこけしそのものがキーホルダーとしてついているもんだから
こけしの郷に来たんだなーと実感できて嬉しいんだけど、
でかすぎて結構ジャマでもあったり・・・。
部屋に荷物を置いて、夕食までには少し時間があるので
街の散策へレッツゴー!
お宿の前には足湯がありまして、
でも、丁度雨上がりで座るとこやらビショビショで足湯は断念。(雨女の私のせい?)
足湯の施設の前には、こけしのちょうちん!
さて、私達には目指す場所がありました。
さとうさんに、伺うと良いですよと教えてもらっていた
お土産物屋の『松屋』さん。
宿からすぐ近くでした。
お店に入ると、おじさんがひとり。
「いらっしゃい。誰もいないからゆっくり見てって。いやほんとに。」
え?なんかいきなり面白い、、と思っていたら
おじさんは奥に引っ込んでいっちゃった。。
しばらくすると、
「これ、食べてみな。業者がサンプルだってくれたもんだから、好きに食べていいよ。」と
お店で売ってる珍味系のおかずの試食を出してきてくれたのです。
お茶も淹れてくれて、いたれりつくせり。
「今日は誰もいないからだよ~。」と言って食べろ食べろとすすめてくれました。
この方が「会うと良いですよ。」と、さとうさんが教えてくれていた
松屋のお父さんだったのです。
お父さんのお話を色々と聞きました。
これが、面白い面白い・・・。
お父さんの父親も息子もこけしの工人さんなのに
どうしてお父さんは工人さんにならなかったのか?と聞くと
「周りにやれって言われたからとりあえずやったけどダメなんだ。
こけしになんなくてダメなんだ~。」だって言うから面白い。
お店にあるものは、「売るほどあるんだから、買ってってよ。」だって言うから面白い。
こけしもお店で売ってるんだけど
肝心の息子さんのこけしが、たったの4体しか置いてないし!
「息子さんなんだから、もっと置いとかなきゃダメだよ!」て言ったら
なんか四の五の言い訳してるし、
もう本当に楽しいお父さんだった~。
お店にはこんな大きなこけしもありました。
でもね、、
震災後、本当にお客さんが減っちゃってね、って言ってて、
周りの旅館も次々と閉鎖してて、ちょっと寂しそうだった。
「俺はね、母ちゃんとふたりで暮らしていければいいんだけどよ。」って言ってたけど
あんな楽しいお父さんだから、お客さんたくさん来た方が嬉しいに決まってるよね。
あ、お店には看板犬もいるんだよ。
ティム君です。
ちなみに2代目。
名前考えるのが面倒だったから、前の犬の名前つけたんだって!
土湯温泉に行ったら、是非、松屋へ!
楽しいお父さんに会えますよ!
松屋さんの前には、温泉郷の橋があって、巨大こけしが。
事情により、またモザイクな私です。
松屋さんで1時間ほど過ごして、お宿に帰って、本日の夕食!!
の前に、、
宿のロビーでお土産物を物色していて
「どんな味なのかな~?」てお宿自慢の温泉玉子を見ていたら
試食してみてくださいって、ひとり一個ずつご馳走してくれました!
美味しかった・・・↓
ガンバ卵ショ!
もちろん、買ってかえったよ~。
ちなみに、このガンバ卵ショ!のパッケージのこけしは
松屋のお父さんの息子さんのこけしなんだよ!
あ~、それにしても、お腹空いた~。
けど、汗もびっしょり。。蒸し暑い1日だったからね、と思っていたら
仲居さんが、
「今、家族風呂が空いてますから、いかがですか?」と
本当は別料金の貸切風呂なのに「無料でいいですよ」と、鍵を渡してくれました!!
それじゃ、飯の前にひとっ風呂浴びますか!
まず先に、このお宿の大浴場で身体を洗ってから貸切風呂へ。
行ってみたら、思ったよりも広い湯船で、露天。
でも、お湯がアッツアツ!
お水じゃんじゃん足してかき混ぜてなんとか入れましたが
暑がりのポンはすぐにギブアップして出ていってしまいました。
ほどなくして、私も上がってお部屋に。
そして、
すぐに夕食の準備が始まりました!
でも、それは次回に
続く!!