第一部の演奏は5時50分から。
まだ外は明るい。
「Bright Hours」で幕を開け、「いか港より」を演奏する。
両曲ともアコースティックカフェの初期アルバム「For Your Happiness」からの演奏だ。
三曲目に永島さんの「Llorand con la lluvia」を演奏。
ラフマニノフの匂いがするチェロのメロディーは、とても気持ちが良い。
四曲目に「明日への希望」、韓国でも人気の高いこの曲は、元は「アコースティックカフェの空中散歩」と言うアルバムのために作られたもの。
全日空のマリンジャンボを記念して、コロンビアから発売された。
一部最後の曲は「Rape-blossom Field」 永島さんが第一部の食事メニューに、必ず作ってくれるのが、この曲からインスパイアされたサラダ。
こういったコラボレーションは楽しい。
演奏が終わると、また永島さんはシェフ業に・・
第二部に演奏するのは、異国情緒満載の曲だ。
敦煌で作った「我らが遠き同胞」で始まり、永島さんの「Dune」へと続く。
「Dune」は現在JALの機内で流されている。
しかも「Oasis Road」というアルバム一枚丸ごとだ。
今回是非ライブで演奏しようと言うことになった。
この「Oasis Road」は永島さんの、ギターではなくウードという、中近東で生まれた、ギターの前身となる弦楽器のリードアルバムだ。
ウードプラスバイオリンとチェロという編成。
あまり聴くことは出来ないだろう。
続いては、かつて「アルスラーン戦記」というアニメーション映画の音楽を担当した時に作った曲で、ここ20年ほど演奏したことが無かった、
「Parsian Palace Without Parsian」(波斯王朝パルスおうちょう)と言う曲を演奏。
同じくアルスラーン戦記から、「馬乳酒祭」を演奏する。
二部最後の曲は、中近東から日本へ帰って来た、と言うことで「Willow Farm」を演奏した。
いよいよ料理も最後。
牡蠣のグラタンや
デザートが用意される。
今日のお客様の中に、結婚記念日の方がいらっしゃる。
地方の方で、結婚記念日にご夫婦でここまでやって来てくれたのだ、記念に、デザートをとりわけ、「おめでとう」のプレートとともに、
一足先にお渡しした。
そうですね、幸せは、みんなで分かち合いたいですね!
独り占めはつまらない。
「Rape-blossom Field」は久しぶりに昔のアレンジでやってみました。
作った時の風景は、初夏だったんですけどね。
陽が当たり、どこまでも続く草原と、そこに吹く風が、今でも頭に浮かびます。
結婚記念日にお2人でコンサートなんて、洒落ていますね♪
羨ましいです。
会場もきっと幸せムードで一杯だったのでしょうね~♪
幸せのお裾分けを有り難うございます♪
私は今日、「Rape-blossom Field」を1人でじっくりと聴いていました♪
春にぴったりの美しい曲なので、とても気に入っています♪
ツルさんとスタッフの皆様、お疲れ様でした。