ツルノリヒロの生活と推理

アーティスト、ツルノリヒロの気ままな発信基地。

シュルレアリストはどんな夢を見るのか?

2021-08-24 23:43:43 | アート

僕の作ったソロアルバムの中に「シュルレアリストの夢」と言う作品がある。

随分昔となるが、僕の事務所に、井上秀樹さんと言う方のアシスタントから電話がかかってきた。

井上秀樹さんは現代美術のアーティストで、ずっとチェコで活動されていた方だった。

彼は僕の1stアルバム「月を作った男」をチェコで聴き、興味を持っていただいたようで、すぐに発売元のSonyに連絡をしてくれていたらしいのだが、

残念ながら僕にまでは伝わらなかった。

そんな彼が、日本に戻られ、数十年の時を経て、改めて僕に連絡をしていただけたことをとても嬉しく感謝する。

彼は、恵比寿ガーデンプレイスにある、東京都写真美術館で開かれた「シュルレアリスト展」とシンクロさせたアルバムを作らないか、と提案してくれたのだ。

そして僕の4枚めのソロアルバム「シュルレアリストの夢」が出来上がった。

今でもこのアルバムを作ることができたこと、そしてそのきっかけを作ってくださった井上さんには、とても感謝している。

アルバムジャケットには井上さんの現代アートを無償で使わせていただいた。

シュルレアリズムの作品は、本当に大好きで、このブログ内でのクイズにも絵葉書で紹介しているが、多くの画家、写真家から影響を受けている。

そんな僕の作品を、載せてみようかな、と思いたった。

タイトルは、「シュルレアリストの見る夢」

いや、みんなはどんな夢を見るのだろう・・

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クイズ!

2021-07-04 19:11:02 | アート

さて、こちらはマニアックに!

ツルスタ本棚を飾るポストカードなど、「ドアノー/音楽/パリ」展で紹介させていただいたが、

その時のクイズを本当にやることにした。

① ドアノー・ポストカード写真集

③ アジェ・ポストカード写真集

④ アコカフェ韓国プロモーション用CD

⑦ 北斎とジャポニズム展ポストカード

⑧ フィンランドで購入したムーミンの缶バッヂ

⑩ ペンギンカフェオーケストラ、1982年の初来日公演で購入した缶バッヂ

⑪ 僕が子供の頃付けていた、桐朋学園音楽教室のピンバッヂ

さて、空いている5つのポストカードや缶・ピンバッヂの作者名を当ててください。

全問正解の方には、僕のオリジナルCD、現在在庫のあるもの中からお好きなものを一枚、サイン入りで。

1問正解から4問正解までは、正解数に応じて僕のオリジナルポストカードをセットでプレゼントさせていただきます。

ご応募はコメントから!

ぜひ参加をお待ちしています。

 

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「ドアノー/音楽/パリ」展

2021-03-17 20:55:16 | アート

ツルスタには至る所に絵や写真が飾ってある。


これは本棚、本はほとんど見えず、好きなポストカードが飾ってある。
上の段の左側、ポストカードブックなのだが、フランスの写真家ドアノーの作品集。
今日は、渋谷文化村ミュージアムで、彼の「ドアノー/音楽/パリ」展をやっていたので観に行ってきた。
ちなみに右側のポストカードブックは、同じくフランスの写真家アジェの作品集。
ドアノーよりも5〜60年前の写真家だ。
さて、他のポストカードは誰の作品でしょう?ってクイズにしてどうする・・

感想?「すばらしい」の一言。
是非皆さん観に行って欲しいなあ。
切り取られた写真から音楽が流れ、ストーリーがわき上がる。
止まっていないんだよね、被写体が。
そのまま流れて行く動きが感じられる。
写されている人々も、とても自然体で、スナップとポートレートの狭間のようだ。
ピエールブーレーズやメシアン、ピエールバルー、知っているアーティストもみんな若くて!
この頃のパリはエネルギーに溢れていたんだろうなあ(今溢れていないと言うわけではないが)
ドアノーよりも少し年上に、マルセル・デュシャンやマン・レイ、ジャン・コクトー、マックス・エルンスト、エリック・サティと言った、
そうそうたるアーティストがいて、毎日の様にカフェドゥマゴに入り浸り、コラボレーションをしようとしていた。

そう言えば、Acoustic Caféの名前は、そんなカフェに集い、何かを作ろうとしていた彼らの様に、
集まりたいミュージシャンが集まれる時に集まって、自由に音楽を作って行こうと言う思いから付けたんだったなあ・・・

図録も素敵だ。
表紙を飾るのは歌手、女優として一世を風靡し、昨年亡くなったジュリエット グレコ。

まだデビュー前だったそうで、この界隈で有名だったこの犬を撮影しようとして、偶然そこに居合わせたのが彼女だったらしい
超美人だものね、撮影するよね。

でこの後デビューし、二年ほど後に今度はちゃんとした撮影でドアノーと再会したそうだ。

観終わってとても心に残った言葉がある。
「私にこれだけ多くの写真を撮らせて来たのは、生き延びるための反射的本能だったのだろうか?
おそらく、消え去るイメージを所有したい、と言う欲望だったのだろう。
あるいはもっと単純に、この世界に生きている自身の喜びを刻み、明快な形にするための方法だったのかもしれない」

音楽を作る作業も、同じだと感じた。
だが、まだまだこれだけ多くの曲を、、とは言えていない。

3月31日まで、澁谷 Bunkamura ザ・ミュージアムにて

 

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いわさきちひろ美術館・生誕100年Life展

2018-10-01 17:06:57 | アート

下石神井にある、いわさきちひろ美術館に久しぶりに行く。

自宅跡地に立てられた美術館は、とても気持ちのよい空間で、好きな場所だ。

今年は「いわさきちひろ生誕100年・Life展」をやっていて、

7月から10月までは、いわさきちひろの作品をモチーフとしたインタラクティブアートに、

シンガーソングライターの えこ さんが、高見沢淳子名義で音楽を提供していると言うのだ。

招待券を頂いたので、Ayakoを誘って行ってみた。

インタラクティブアートを制作しているのは、「plaplax」と言うグループ。

コラボレート作品は、チラシの上から二番目の写真のように、床に敷かれた薄いマットの上を歩くたびに、

水彩絵の具のにじみがピアノの音と共に広がる作品や、いわさきちひろの何枚もの絵の中に、白く抜かれた影絵として自分が入り込む作品、

(撮影可と言うことで、雰囲気を伝える為に載せさせていただいた)

最も好きだった作品は、白いテーブルの上の様々な絵を書く道具に触れると、ピアノの音を始めとする様々な音と共に、

机の上にいわさきちひろの様々な絵のキャラクターなどが映し出され、しかも動いてゆくと言うもの。

チラシの表、一番上の風船と舞い上がるパスカルは、赤青黄色の絵の具に触れると現れ上へとのぼって行くし、

黒インクのビンに触れると、まるでそこから這い出て来たかのようにモノクロの少年が、インクの跡を引きずり歩いてゆく。

短くなったクレヨンに触れると、そのクレヨンで絵を書いている女の子が現れ、ベビーカーに乗った赤ちゃんが机の上を走り回る。

とても楽しい。

高見沢淳子さんの作品は、ピアノを使ったとてもシンプルな音楽で、シンガーソングライターとしてのえこさんとは一線を画する。

このようなインタラクティブな作品の場合、音が混ざり合う事がある訳だが、

それでもぐちゃぐちゃにならないよう、濁らせないところはさすが。

「plaplax」からも高見沢淳子さんからも、大いに制作欲を刺激される。

 

帰りにショップでCDを買う。

19曲収録されているが、曲名は無く番号のみ。

著作権の登録はどうやったのだろう・・・

 

とても気持ちのいい美術展だ、10月28日までやっているから、興味を持たれた方は足をお運びになっては如何だろう。

 

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スタジオを飾る絵

2011-12-02 12:57:49 | アート

ツルスタジオに来たことのある方は、スタジオの壁面を飾る、たくさんの絵や写真をご覧になったことがあるだろう。

音楽はもちろん好きだが、それ以上に、絵や写真、映像が僕は好きだ。

だから、ライブやコンサートに行くよりも、美術館に行っている時間の方が遥かに多い。

特に好きな絵や、写真は、その中に別な世界が存在していて、そこに入ってゆくことが出来る作品だ。

空想と、現実の境目が曖昧になり、どちらが現実か分からなくなる、

あるいはどちらが現実でも不思議でなくなる、そんな感覚を与えてくれる。


母が亡くなった時に、家に現金としてあったお金を、生活費とかで使ってしまうのが嫌で、ちょうど同じぐらいの額だった、

このリトグラフを、そのお金で買った。

大好きなロシアの映像作家、ユーリ・ノルシュタイン氏の「話の話」のワンシーンだ。

特に好きなシーンで、バックで流れるバッハの平均律は、僕の考える映像音楽のベスト3に入る。

悲しみを通り越した、静謐なる切なさは、至高の感情表現だと思う。



この絵に写り込む、ピアノを始めとするスタジオの風景も好きだ。

「For Your Tears」のジャケットの中にも、そんな写り込みの写真を使っている。


ユーリ・ノルシュタイン氏は、親日家でもあり、良く日本にやって来る。

最初に来日した頃、お会いする機会に恵まれ、「話の話」のLDを持ってゆき、サインをしていただいた。

もう13年前になるんだなあ・・・



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写真展のお知らせ

2008-02-18 10:01:22 | アート
またまた表参道のギャラリー華音留さんで、写真展をやらせていただけることになった。
オーナーの薫さんにはただただ感謝しています・・

ツルノリヒロ 写真展
「いつか見た風~Gaudi」
2008年2月26日(火)~3月2日(日) 12:00~19:00
表参道ギャラリー華音留
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-15-13 FROM RED 1F
phone & fax : 03-5410-4550 ギャラリー華音留のHPはこちら

(僕がギャラリーにいる日は 26/27/29/いずれも16時より もしかすると増えるかも知れない)
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Dreams Gate 2

2007-12-15 11:53:09 | アート
「Dreams Gate 2」と銘打たれた作品展に、アートの作家の方々に混ぜてもらい写真を出品している。皆さん素晴らしい作家の方で、混ざっているだけで刺激を受ける事が出来、楽しい。
僕は写真を5点ほどと、皆さんの作品をコンピューターに取り込んで、自分の曲に合わせて編集させていただいた、コラボレート映像作品を展示している。

参加されている方々は、玉神輝美・長野剛・影山徹・江口あさ子・テツ山下の諸氏
それぞれに素晴らしい世界を持っていらっしゃる、是非ごらんになって下さい。

12月20日まで、表参道ギャラリー華音留にて、12:00~19:00(最終日17:00まで)
地図はこのブログ10月2日の写真展地図を参照のこと。
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写真展地図

2007-10-03 18:13:54 | アート
ギャラリー薫音留の地図を
少々わかりにくいので。
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写真展

2007-10-02 18:11:08 | アート
本日より日曜まで、表参道ギャラリー薫音留にて

ツルノリヒロ写真展第三弾!♪
『いつか見た風~Japan』 表参道 ギャラリー華音留  
 
2007年10月2日(火)~7日(日) 
開場時間12:00~19:00 

ここ一年で三回目の写真展!
お時間がある方は是非!

ギャラリー華音留の住所など
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前4-15-13 FROM RED 1F
TEL&FAX:03-5410-4550
http://www.kaoru-japan.com
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写真展、仙台へ

2007-06-10 15:03:16 | アート
4月に表参道の「ギャラリー薫」で、写真展をひらかせていただいた。
テーマはバリと敦煌、そして、今回オーナーである薫さんのご厚意で、テーマをバリに絞って、仙台でも写真展をひらかせてくださることとなった。

以下詳細

「ツルノリヒロ写真展」6月5日~7月6日、 みやしんギャラリー本店(宮城第一信用金庫・本店) 仙台市青葉区中央3の5の17 022(221)1403 仙台駅から5分

さらに来月は7月10日~8月3日 みやしんギャラリー・名取支店(宮城第一信用金庫・名取支店)名取市増田 7の3の1 022(382)5141 名取駅下車徒歩8分。
お近くの方は是非足をお運びください!

写真はバリ。
以前ドキュメンタリーの取材で、出演、ナレーション、音楽、写真を担当し、バリを訪れたときの一枚。
有名なクタビーチの夕景で、真夏の風景だが、日本ではクリスマスだった。
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