翌日は完全オフ。
あいにくの雨模様・・・
利尻島には朝到着したのだが、僕らはゆっくり起きて、昼頃通船で島に向かった。
漁港は、魚を獲る為の網などを仕込んであるため、岸壁に横付けすることは出来ない。
なので、港の沖合に停泊し、そこから救命用のボートを２台ほど降ろし、
ピストン輸送する。
昼から島に渡るのは、僕らぐらい。
こんなアングルで撮ることも滅多に無いぞ、
天候とも相まって、本当に避難しているみたい；；
通船の後ろの窓から、にっぽん丸を撮る細坪さん。
これもなかなかとれないシーン。
利尻島には、別な港に着けるはずだったのだが、
天候が悪いためとても閑散とした港に着く・・・
お土産物屋さんが数件、食堂が２件、以上！
ウニ丼は食べとくべきだ、ということで、みんなで入る。
僕は欲張って海鮮丼。
細坪さんだけはいつものようにラーメン！
だけではなく、ウニ丼も頼んでました！！
何も無いので、食べたら帰ります・・
洋上のにっぽん丸
夕焼け
初日のライブ、大盛況！
さすがは細坪さんである。
ほとんど知らない方々を向こうに、見事に盛り上げる話術は素晴らしい！
ちょうど夕食時感がライブの準備にあたる為、今日は僕らは夕食抜き、
終わってから夜食を出してくれるところへ行き、軽く食べ、
船首にあるネプチューンバーへ。
最後に軽く部屋飲みをして本日は終了！
お疲れさま。
さあいよいよ出港だ。
デッキに出ると、ウェルカムドリンクのシャンパンや、ソーダが用意されていた。
やはり、出港は５色のテープだね。
水面に目をやると、くらげがいっぱい・・
港の入り口が近づいてくる。
くぐる。
旅立ちは、わくわくするし、感傷的な気分にもなるものだ・・・
まずはリハです！
細坪さんのステージは初日、つまり今日。
ボールルームにもなるドルフィンホール、客席はこんな感じ。
朝５時起き・・・
寝たのは３時半だから１時間半睡眠・・
さすがに頭の芯が痺れているような感じがして、調子悪い・・
６時出発。
既に地下高速は混んでいるようなので、新宿から首都高速に乗り、羽田に向かう。
首都高も途中渋滞・・
すごいなあ、と思っていたら、事故のせいだった。
羽田の駐車場も混んでいて、屋根の無い最上階しか空いていない。
荷物検査の列もすごかった。
まだ夏休みなんだね。
僕の乗る飛行機はピカチュウ！
乗ったら見えないもんな・・と思って乗ったら、頭があたる部分の紙のシートもピカチュウ柄だった。
寝れるか、と思ったら意外と寝られず、あっという間に千歳へ。
電車に乗り換え、小樽へ。
駅からはタクシーでにっぽん丸の乗船口まで！
一足先に乗り込んでいた、マネージャーの久美ちゃんが、エンターテインメントのプロデュース、コーディネーションの
大平さんとともに迎えに出て来てくれた。
いざ客室へ。
部屋の中はこんな感じ。
とても居心地が良さそうだ。
すでに東京から送ってあったスーツケースも届いている。
いよいよ出港だ！
明日から８月一杯、細坪さんとにっぽん丸の北海道クルーズで演奏する。
そしてそのまま船を降りたらスリハンの盛岡公演だ。
出発を明日に控え（細坪さんたちはリハの後そのまま羽田へ向かい、本日中に小樽に到着する。僕は、今日の夜
髪を切りに行くことになっているので、明日朝一での出発となる）
船でのコンサートのリハと、スリハンのリハを慌ただしく行う。
船では、急遽僕のコンサートもギターの久保田君とやることになったのだが、そのリハは船に乗ってからということになってしまう。
楽譜も沢山用意しなければならないのだが、リハが今日なので、送ることができず、大変重いことになりそうだ。
小淵沢や夢宇谷に行くと必ず寄る場所がもう一つ。
清里にある現代美術館だ。
初めて訪れた時、当時音楽を担当した「アルスラーン戦記」の監督だった浜津守さんと一緒だったから、
もう20年近く前のことになる。
ジョンケージやヨゼフボイス、マルセルデュシャン、浜津さんの師匠、赤瀬川原平さんやオノヨーコまで、
その雑多さ、猥雑さは、僕にとってとても魅力的で、以後この美術館のファンとなってしまった。
いつ頃からか、美術館から年賀状を頂くようになって久しい。
館長の伊藤さんもお年を召されて来た。
個人美術館である以上、いつまでも変わらず続けるのは難しいかもしれないけれど、
いつまでも変わらずに、続いて欲しい場所の一つだ。
半ば無理矢理休みを取り、信州長坂にある蕎麦屋、翁へ行く。
翁を知ったのは二十歳代の頃。
西武線の南長崎に評判の蕎麦屋があると聞いて行ったのが始まり。
あまりにも人気が出てしまい、店主の高橋邦弘さんは、店をたたみ信州長坂へと移り住む。
当然僕も追っかけて長坂へ。
西荻の「鞍馬」吹田政己さんや、出張蕎麦屋時代に知り合い、その後親しくさせていただいている、
「黒森庵」の加藤晴之さんも、翁の高橋さんの弟子だ。
長坂翁もあっという間に混むようになって、高橋さんは今度は広島へ逃げ出した。
広島まではなかなか行けないが、長坂は、小淵沢や夢宇谷に行く時等に寄っている。
ツルスタジオで作業をしていて、なんか食べようと言うと、出前を取るか、
近くの東中野、高田馬場辺りに出向くしかない。
以前、X-JapanのTOSHIのレコーディングを2ヶ月かけてやっていたときは、
もっと近くの、落合南長崎にある「藍屋」に良く行っていた。
もっとも、個室があるから、と言う理由が一番だったのだけどね。
今は個室である必要は無いので、いろんな店に行く。
高田馬場も、最初は駅周辺だったのが、だんだん範囲は広くなり、
今回変わり蕎麦屋を見つけた。
「つけ蕎麦安土」
おすすめのメニューがこれ。
担々麺の様な、濃厚で辛いつけ汁に、
こんな具を入れ、（チャーシューはお箸でつまむだけでちぎれる柔らかさ！）
正統派の手打ち蕎麦を食べる！
これがなかなか！
普通盛りから中盛り、大盛りまでは無料なのもびっくり！
また行きたくなる店を発見した。
永井龍雲と因幡晃さんのディナーショーに参加する。
因幡さんには、お会いしたことはあるが、一緒に演奏するのは始めてだった。
声も良いし、歌もうまい。
龍雲と二人で歌うと、どっちも濃いなあ・・
終わってから一度機材を置きに帰り、打ち上げへ。
龍雲は来年の東京マラソンに参加するそうだ。
龍雲とは10月の日本丸、屋久島、喜界島クルーズに、アコカフェで共演する。
龍雲のステージの他、アコカフェのみのステージも2度ほど予定されているので、
皆様是非ご参加を。
