ツルノリヒロの生活と推理

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ミッドナイトジャーナル 音楽

2018-03-26 22:48:40 | お知らせ

久々にTVドラマの音楽を担当させていただいた。

作品は、本城雅人原作「ミッドナイトジャーナル」

3月30日夜9時から、TV東京「春の開局記念ドラマ」として放送される。

映画「陽はまた昇る」「半落ち」の佐々部清が監督し、

出演は竹野内豊/上戸彩/寛一郎(佐藤浩市の息子)/小日向文世/松重豊 他

 

シリアスなドラマで、心理的な部分に音楽を付けるシーンが多く、なかなか苦労した。

昨年9月に話をいただいてからすぐに原作を読んでいて、なかなか難しそうだと分かっていたから、

映画の監督である佐々部さんならではの、TVドラマでは普通やらない「台本読み合わせ」にも参加し、ロケも見学させてもらいに行った。

年が明ける前にテーマを作って欲しいと言われていたので、「ミッドナイトジャーナルのテーマ」そして上戸彩扮する「祐里のテーマ」の2曲を作った。

ありがたいことに、2曲とも好評だったが、ここからが大変で、編集の終わった映像にあわせ、30曲近く音楽を作らなければならず、

監督からは、なるべく少ないメロディーで、と言われていたので、5つほどのテーマのバリエーションでほとんどをまかなった。

今のドラマ等の音楽の付け方は分業制で、作曲家である僕は曲を作り、録音して曲にするまでを担当。

選曲、と言う立場の方が、それらの曲を聴き、どのシーンに当てはめるかを考え、時には編集して繋ぎ合わせたりもする。

でも僕は古い人間で、映画が大好きなものだから、昔から細かくシーンに合わせ曲を作りたくてしょうがない。

今回も役者の方達の表情や、演技と演技の間、台詞回しのテンポやリズムに合わせてスコアを書いた。

つまり、同じメロディーでもシーンに寄ってテンポも変わるのだ。

結果、佐々部監督からは

「とても素敵なスコア、ありがとうござます。硬質というか、硬派なスコアで、大人のドラマを意識させてもらえます」

とのメールをいただき、Ayakoのチェロが深い、とプロデューサーからは絶賛していただいた。

お時間のある方は是非。

以下から予告が見られる。

https://youtu.be/RYIsOOuhGO4

 




コメント (6)
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