役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

ゆとり世代の新社会人に思うこと

2010年04月21日 03時03分30秒 | Weblog
先日
あるテレビのニュース番組で
新人社会人の性格と傾向として
ある統計が紹介されていました。

「新社会人の研修態度が非常に従順で
 のんびりした性格の若者が多い」

「新人が安定を望み、昔の年功序列体制を
 90%以上が望んでいるという統計がでた」

「先輩や上司との関係を築くのに
 飲み会が一番良い方法と回答した新人が
 90%に上った」

「一生定年まで1つの会社に居たいと思う新人が
 90%以上という回答だった」

など・・・。

ゆとり教育世代の新人が
世の中に出て来て

「競争はいけません、
    順序をつけてはいけません。
 円周率なんか3くらいでいいとか
 四字熟語は余裕がある人は覚えてとか
 歴史ははしょっていきましょうとか
 詰め込み教育はいけません・・・」

と、教えられて教育を受けてきた世代が
これからしばらく続きます。

みんな平等で平和主義、
順序を付けない非競争主義の優しい若者たち。

彼らが、
年功序列で終身雇用、
護送船団方式の昭和な社会システムを望み
それが
彼らの理想になるのは良く分かります。

そういう風に
社会が彼らを作り上げたんですから
受け入れてあげないとと思います。

なのに報道のコメンテイターは

「安定を望むあまり
 難題から逃げていたのでは仕事になりません。
 立ち向かっていくことが大事です。
 我々ベテラン世代が
 あっと驚くような
 若者のパワーを見せてほしいですね。」

とか言いよった。

競争が悪と教えられ
平和主義で育ってきた人間に
「立ち向かう」とか戦うことを意味する言葉が
通じるとは私は思いません。
順序を付けない平等主義から
驚くような抜きん出たパワーが出て来るわけがない。

こういったコメンテーター世代のおっさん、おばはん連中が
わけわからん教育システムを作ったのではなかったですか?

そのコメントのような無責任さが
今の社会の混沌とした状況を作ったことを
もっと自覚するべきだと思います。

今の若者にパワーを期待するなら
「一緒にやって見せ、教えてみて、
 やらせてみて、そして褒めてみる」
五十六さんではないですが
ものすごく繊細なので
一緒に経験させ、
犬に躾するみたいに
反復練習を見てあげて褒めることをしないと
伸びないと思います。

その中には
昔は
親や教育現場、クラブ活動や先輩後輩関係で
学んできたことまでも入っています。
小学生が連絡帳に書いた悩み相談や
常識的な躾の分野も入っています。
素直なので躾は
しやすいと思います。

5年後くらいに
昔堅気の
中堅及びベテラン職員が
悲鳴を上げなければいいですが・・・。

ここで言っておきたい。

50歳代~60歳代のジジィババァたちよ、

ゆとり世代を批難する前に
何十年も(27年程度か)
ゆとり教育について議論しておいて
政策に移したとたん数年でそのゆとり教育を受けた子供たちを
批難するのはやめろ。

それより、
波風立てないことに重きを置いて
事なかれな世の中を作ってきた
お前らの方が
罪は重いぞ!
難題に立ち向かってないのはお前たち世代だ。

ねつ造された歴史問題然り、
靖国神社参拝等の内政干渉しかり、
反日政治家が国会に多く存在する問題然り、
尖閣や北方領土、竹島など領土問題然り、
戦争に負ければすべて悲観主義教育にならねばならないのか、
拉致問題然り、
弱い国であり続けねばならないと洗脳するマスコミ然りだ。

偉そうに言う前に
わが身を振り返れ。

このことから
すべての物事において
頭を切り替える時期が
来たような気がします。
そう思いました。

。。。。