役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

沖縄公文書館で思ったこと

2010年01月08日 18時33分34秒 | Weblog
今日は
沖縄公文書館へ行きました。

世の中では
あまり馴染みのない公文書館・・・。

実は
本当は「国民の知る権利」においては
とても重要な場所・・・
私は以前からそう思っていました。

今回
行ってみようと思ったきっかけは
沖縄の本土決戦という戦争の資料展を
無料で見学できると聞いたからなのですが
本来は
多くの管轄する行政の文書が
廃棄される前に
ここに来て
保存か廃棄か決められる
国民にとって
とても重要な場所なのです。

USAでは公文書館は
数千人という多くの役人が常駐しているのに
わが国ではほんの数十人というありさま・・・。

マスコミも
予算編成や
政治家の不祥事などには
重箱の端をつつくように
報道するのに
昔に行われていた政治に対する機密事項
その一連の文書の正当性の吟味には
ほとんど見向きもしない。
行われてしまった行政には
興味がないかのように・・・。
本来なら
数十年経って
あの時の政治行政の正当性の検証を
ここ公文書館に機密文書が送られてきた時の精査すべきなのに
一切しない・・・。

こういった部分をつつくのが
本来のマスコミの仕事であり
報道のお仕事のように
私は思います。
「国民の知る権利の原点」
と言うべき場所なのに・・・。
こういった施設に
ほとんど予算が配分されない理由を
マスコミは追及すべきなのに・・・。
どこか日本のマスコミはおかしい。
ピントがずれている気がする。

そんなことを思いつつ
本来の目的である戦争資料を拝見しに
施設に入りました。

施設では
手荷物検査などもなく
自由に誰でも入れる普通の図書館のようでした。

入り口付近にさりげなく案内板があり
映像資料として
第二次世界大戦で
本土決戦の戦場になった沖縄の海上の戦争を
特に取り上げ
上映していました。

数点の展示物もあり
3時間くらい見学していましたが
本当に図書館と同じ感じで
那覇市や沖縄県の予算書や
議会の議事録等資料も展示してありました。

ただ、
貸出はしていない点が図書館と違います。

展示されている資料が
実際に70年前に行われていたことだと思うと
今の平和な時代が
本当に幸せに感じます。

世界中が戦争をしていたとはいえ
人間魚雷や特別攻撃隊など
同じ人間が
血の通った同じ人間を武器にして
敵を殺す手段とすることの信じがたい行為に
愕然としました。

たった70年前の出来事・・・・

空母旗艦の機銃攻撃で
日本特攻戦闘機を撃ち落とし
アメリカ兵が笑っている映像がありました。

今の世の中で
シューティングゲームで遊んでいる子供たちと
同じ笑顔をしているように見えました・・・。

特攻隊員に召集された隊員は
まだ若く
戦闘技術が未熟で
攻撃がうまくできないため
爆薬を積んで体当たりをすれば
成功するだろうという理由で
特別攻撃を決定した軍上層部の犠牲者たちです。

特攻隊員を子に持つ母親は
どういう心境だったか・・・。

一億総玉砕、本土決戦・・・。
沖縄の犠牲はやむなし・・・。
沈没するとわかっていた戦艦大和を
沖縄に向かわせた作戦・・・。

負けを認めたくないと
やけくそになっていたようにしか見えません。
メンツなのか
連絡がうまくいかなかったのか
日本はおかしな方向に向かい
今なおこの国の方向性はおかしなままの気がする。
戦後70年近くたっても
沖縄では本土の人は自分達沖縄を見捨てたと
教育されているようで
沖縄の二大新聞はこぞって反日を標榜している。
絶対におかしい・・・。

現在も戦争はどこかで
繰り返されています。
形は変わったかもしれません。
侵略型から自由と正義を守るためとか・・・。

「自由と正義」を守る戦争ですか・・・
本当に自由と正義のためでしょうか・・・
相手にとっては
押し付けの自由と偽りの正義に感じるのでは・・・。

人間にとって
争いは避けられないことがら。
しかし、
その解決が武力なら
永久に戦争はなくならないと思います。

誰も戦争を望まないのに
戦争はなくならない。
それどころか
勝手に領土を自分のものに変えようとしている国もある。
その根底にあるものは
人間の欲望なのか・・・。
その欲望は尽きることがないからなのか・・・。

今ふと我に返ると・・・、
平和に慣れ
忘れていたその感謝の気持ちが湧きあがる・・・。
当たり前でないこの平和な環境を
ずっと今後も続けて行くために
この公文書館はとても良い施設だなぁ・・・。

「歴史は繰り返す」
そのことを考え
過去を知り今に生かす技術を
人は考えなければならない。

嘘やねつ造でない本当の歴史の検証と
なぜ先の大戦に負けてしまったのか
その理由を詳細に検証すること
とても重要なことだと思うのですが
私の意見は少数派なんでしょうね・・・。

公文書館、
利用客が少ないとはいえ
残していかねばならない施設だと
私は思います。

ここ公文書館でそんなことを思いました。

。。。。。

那覇市内で気づくこと

2010年01月08日 17時47分54秒 | Weblog
街中を歩いていて
ふと気がつくことがありました。

観光客がたくさんいることを除いて
普段の暮らしをして
毎日生活している地元の方のことです。

昼間働いている方を除き
夕刻を過ぎると
地元の話し方をする人々が
増加するような気がします。

しかし、夕刻になると別の人種を
街中で多く見かけるようになります。

間違いなく地元のしゃべり方をしているので
地元の方です。

雰囲気が
大阪のあいりん地区の方と似ています。

私が見かけたのは
松山地区や波の上ビーチ近く、
国場川の河川敷あたり、
牧志付近、奥武山公園あたり・・・。

小柄な色黒な人たち・・・・。

結構な数の集団です。

自然や海、観光で華やかな沖縄のイメージ。
それとは違ったところで
存在する沖縄の実情を
垣間見た気がしました。

何事にも裏表があるということですね・・・。

。。。。