役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

名護市長選の結果とその報道に思うこと

2010年01月26日 02時54分06秒 | Weblog
昨日からの報道で興味深いニュースがありました。
沖縄名護市長選の結果が
基地移設反対を掲げた新人候補が当選したとのこと。

当選理由は、環境保護派や地元の民主党から支持されていたこと、
移設容認派の現職が
「基地移設は市長や市民が決めることではない」と
対抗馬の見解にお茶を濁し逃げた感があったためとか・・・。

他方では、アメリカの新聞報道の中には、
自国アメリカの読者たちのその反応が記載されていました。

面白かったのは、
アメリカ人が自国に向かって
「アメリカいい加減にしろ」とか
「日本よ、いざとなって泣きつかないで」という意見がありました。

また、アメリカ海兵隊幹部の見解も紹介していて、
「基地移設は自治体が決めることではない」としている。
国家の安全保障政策を、ひとつの「市」が決めることは出来ないとしています。

ただ、この海兵隊幹部の見解は
多くのアメリカ国民の意見とは必ずしも言えないとして
様々な市民の声を載せていました。

●「第二次世界大戦が終わってもう65年たつのに、
 なんで5万人もの自国軍がまだ沖縄にいるんだ?」

●「世界中に米軍展開するなど、もうとっくに止めるべきだ。
  そんなことをしても、アメリカは世界中から憎まれただけ。
  もっと自国内の自国民を大事にしろ」

●「私が日本人だったとしても、自分の国に米軍がいるのはいやだ。
  いったんやって来ると二度と出て行かないからだ。
  アメリカ人として、日本人を全面的に支持する」

●「ついに『同盟国』のひとつが我々アメリカの帝国主義に
  立ち上がって『出て行け』と言おうとしている」

●「日本は主権国家だ。
  その国の国民が、自分たちの国土に米軍はいらないと言っているなら、
  アメリカが強制する権利は何もない。
  アメリカはいい加減、よその国を『手下』ではなく対等な国として扱うべきだ」

●「日本やヨーロッパでの米軍駐留は、税金のむだ遣いだ」

との記載がありました。

日本と同じようにアメリカもサブプライムローンの関連他景気悪化で
自国の経済の立て直しと財政健全化が先とみな考えているのでしょう。

日本の政治家が言うように
2006年の日米合意を守らねばとか、
約束を破ることは日米二国間の信頼関係を傷つけるとか
日米安保体制にヒビが入るとか、
そういう見解は、その中にはほとんど見られませんでした。

そして、最後の方に問題提起のような感じで
少し目線の違った見解を紹介していました。

「世界第二位の経済大国となった日本はもう十分に、
 北朝鮮のたぐいに対しても、
 自国防衛は自分で出来るはずだ。
 米軍はあっさり日本から引き揚げられないのか?」と。

私の個人的な意見ですが

アメリカ軍基地はいらないとするなら
日本独自で自国を防衛しなければならないと思います。
自立した主権国家なら他国との同盟という隠れ蓑を使わずに
自分のことは自分でしなければならないと考えます。

沖縄だけでなく
これ以上の日本国内の
アメリカ軍基地負担を強いるのは
親分子分の関係を維持したがっているように思えてならない。
対等な主権国家間の日米同盟に見直すべきと思います。

そのうえで
自衛隊の役割について
憲法改正や被爆国であるが故の
「核」の問題においても
真剣に
国全体で考えなくてはならないところまで
歴史は動いているような気がします。

100年くらい前だったら
内乱が勃発してるかも・・・。

なのに・・・、
きっと今の日本政府は
今までの通りの日米同盟の維持と
以前に決まっていた辺野古移設かその周辺移設を
そのまま押し通すでしょう。

自衛隊は軍隊でなく
非核3原則は維持し
有事の時は
同盟国アメリカが守ってくれると
そのままでしょう・・・。

何も変わらないでしょう。

「大改革の初め」、
「大決断の初め」、
コロンブスの卵ですね。

政治家は
口ではいろいろもっともらしいこと
言って
しんどいことは誰もやらない。


俺が政治家になりたくなってきた・・・。

。。。。