大好きな文鳥を描いてみました。
筆で描くのではなく、染料の中にドボンとつけています。
最初に●黄色の液体に漬けて、全体を黄色に染めます。
次に、●グリーンと●赤は爪楊枝で染色し、
最後に●最期にトルコブルーの液体に漬けます。
白い部分は卵の地の色です。
ピサンキも版画もそうですが、色の順番やら工程やら、
事前にしっかり決めておかないと、行き当たりばったりでは
失敗することが分かりました。
今日、【フジコ・ヘミングの「魂の言葉」】という本を読みました。
その中にこんなフレーズがありました。
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ある芸術家から「マリア・カラスはお金持ちのおじいちゃんを捕まえたから、
あそこまでいけた。君も有名になりたかったらそうしなきゃ」
と言われたことがある。
モーツァルトもゴッホも、純粋に生きた芸術家はみんな、
悲惨な人生を辿っている。才能だけで有名になるなんてできない。
でも、私はあきらめなかった。
チャンスは必ずくると信じていたから。
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私は音楽に詳しくないので、マリア・カラスがお金持ちのおじいちゃんを
捕まえていたのかは知らなかったのですが、この発言を聞いて
フジコさんもこんなこと言われていたんだなぁ・・・と思いました。
この手の発言をする人は、たいてい男性です。
お金持ちのおじいちゃん自身が発言している場合も多いにあります。
割り切りさえすれば、生活が楽になると。月々いくらでどうかと。
その分で制作に打ち込めると。
有名なアーティストはそういう支えをしてもらっていると。
みんなが知らないだけで、影の支援者がいると。
実際、応援してもらっている人を見ると、
『割り切りさえすれば・・・』という気持ちがない訳ではないです。
が、そこへ渡るには、私には大きな壁があります。
人は人なのです。
なんだか生々しい発言ですみません・・・。
女性の芸術家(近代以前はいなかった)で才能があって(美貌もいるのかな)売り出す手だてがなくて・・と言う場合は大抵お金持ちのおじさんが後ろにいるようですね。しかし今は「女性の芸術家」が居すぎるくらいいるようです。そういった事はともかく男性女性に限らず芸術で生活していくのは並大抵ではないですね!!
やっぱり、自分ひとりで作っているだけでは自己満足でしかないような気がします。芸術で生活していくのって、本当にみんな大変なんだろうな・・・って思います。
でも、何がどうなるかは分かりませんから、やっぱり出来ることを精一杯やっておく、という気持ちは大切にしなきゃと思いました。