言幸 燕 日記

日々感じたことなどを絵やマンガで表現しています。
マンガでくすっと笑って頂けたら幸いです。

労わるこころ

2015年04月15日 | マンガ






ケースワーカーさんいわく、
「みなさんに申し上げてるいるのですが、こういう時期こそ笑ってください。
そして、ちょっと贅沢して美味しいものを食べて、息抜きをしてください」
とのことでした。

短い間にいろいろ決断せねばならず、
母は母でいろいろ感情が溜まっていたのかもしれません。
元々妙なこだわりが強い母は、あれは嫌これは嫌、
これは食べたくない、寒い、暑い、おしっこ、携帯は電磁波がどうのこうの・・・
頭がおかしくなりそうで、ついついキツイ物言いをしてしまっていました。
私はいろいろ一人で発散できるけれど
あの人には今は私しかいないんだなぁ・・・と少し反省しました。

遠藤周作さんの言葉

2015年04月08日 | 雑記 【essay】
遠藤周作さんのエッセイの中にこんな言葉がありました。
心にとまったので書き記しておきます。

自分のまずしい経験から、ぼくは今、長い病床で憂鬱になり
不安にかられている人に、次のことを奨める。
それはぼくが病床中いつも噛みしめていた言葉だが、
アランの本の中に

「人間は怒ることによって手をあげるというよりは、
手をあげることによって怒りが倍加する」

という意味の言葉がある。
つまり動作が人間の感情を引き起こすということだ。
だから長い病床にある人は、気持ちが暗くても暗くなっていてはどうにもならぬ。

まず笑ってみるのだ。
何もなくても笑うマネをしてみるのである。
あるいは気分があかるくなるような行為や、笑えるような行為を、
医師の許すかぎりどんどん自分で行ってみることだ。


あと、今日Eテレで放送されていた「スーパープレゼンテーション」のスピーチも
「動作が人の感情を引き出す」というテーマに近いことだったので
あわせて載せておきます。

タイトル  「ボディーランゲージが人を作る」


不安だけど、一歩一歩

2015年04月07日 | 雑記 【essay】


父親が昨年末からずっと入退院を繰り返していて、
いつかは「介護」が避けられない日がと来ると思ってはいたけれど、
とうとう来てしまった。

介護の手続きや認定など何も知らない私は不安でいっぱいで、
この先どうなるのか、いつまで続くのか、転院先の病院や
施設は見つかるのか、自分の人生がどうなるのか、
家の改築や、経済的なこととか
先のことを考えたら不安でたまらなくなる。
そして夜中にハッと目が覚めてしまう。
おとといはゴキブリが首筋を這う悪夢で夜中に目が覚めた。

今はいろんなことを調べていて、他の人の体験記なども読み
自分だけじゃないと励まされている。
今日はパジャマについた大便の洗濯の仕方と、匂いの取り方について調べていた。
病室に行くと汚れたパジャマが置いてあるので、
持ち帰るのは今は母親だけど、高齢だし、いざという時のために
自分も知っておかねばならない。

母親は母親でこれまた別の問題があり、
ついこちらまでキーッとなってしまい、イライラしたりで
正直、ここ何日か精神的に追い詰められていたけれど
会社の人に励まされアドバイスをもらい、随分気持ちが楽になった。
誰かに話す、聞いてもらえるって本当に有難い。
あまり一人で思いつめず、一歩ずつやっていくしかないと思った。
こういう時ほど笑えるようでありたい。

通勤途中で見かける花や文鳥、猫などに
硬直した心が一瞬ほどけ、本当に感謝してる。