先日NHKスペシャルで「見えず 聞こえずとも~夫婦ふたりの里山暮らし~」という番組が
とってもよかったのでお知らせです。
丹後半島の山あいにある小さな集落に暮らす梅木好彦さん(68)と妻の久代さん(65)。
自給自足に近い暮らしを続ける夫婦の物語です。
奥さんの方は全盲で耳も聞こえません。
旦那さんが触手話という方法でコミュニケーションをとっています。
決して裕福という訳ではないし、いろんな苦労はあるけど、
夫婦二人で助け合って支えあいながら生きておられる姿が、
とても幸せそうで素敵なご夫婦だなぁと思いました。
旦那さんも穏やかで知的な方で、奥さんは障害があるけどすごく明るい。
目が見えないのにパソコンでメールもできて、おまけに性格がおちゃめで可愛い!
印象的だったシーンは、好彦さんが久代さんに、道端に咲いている花を手で
触らせているシーンがあったのですが、久代さんはブチッとちぎってしまいました。
それを見て好彦さんは「あ~・・・(やっちゃった)」という感じで
怒らずに穏やかに「根っこから抜いたらいいんやで」みたいなことを言ってました。
実は私と母の間にもこれと似たようなことがついこの間あったのです。
父親が入院している病院からの帰り道、道端に咲いているスミレを見つけ、
私が「きれいやね」と言った瞬間、母親がブチッとちぎってました。
それを見た私は「なんでそんなことするの!!!可哀想やんか!!!」と
怒鳴ってしまったのです。せっかく咲いている花をちぎる神経が理解できず
叱ってしまいました。
今回、この番組で好彦さんの穏やかな言い方を見て、
私もこんな風に優しく言えたらと思ったのでした。
今晩再放送があるそうですので、見逃した方はぜひおすすめです。
総合2015年5月6日(水)午前0時10分~0時59分(5日深夜)
詳細は番組ホームページでどうぞ (^_^)
NHKスペシャル見えず聞こえずとも ~夫婦ふたりの里山暮らし~