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言幸 燕 日記

日々感じたことなどを絵やマンガで表現しています。
マンガでくすっと笑って頂けたら幸いです。

私にはこう見えるのですが・・・(3)

2011年02月04日 | イラスト 【illust】

引き続き「私にはこう見えるのですが・・・」シリーズです。
石川九楊さんの「一日一書」という本の中に、このような文字が。
この文字は比較的分りやすいかも。

X

「葛」(くず)という字です。

洋画家・書家の中村不折(ふせつ)という人が書いたそうです。

この文字を見ていると・・・

あの動物が浮かんできます。

そう、毛が長くて・・・

そのせいで、目が隠れて・・・

ちゃんと見えてるのか?と心配になるあの動物・・・



X

「ヨークシャテリア」


私にはこう見えるのですが・・・(2)

2011年02月03日 | イラスト 【illust】

昨日に引き続き「私にはこう見えるのですが・・・」シリーズです。
石川九楊さんの「一日一書」という本の中に、またしても読めない文字が。
この文字、なんて読むでしょう?

X

答えは「恩」です。
斉白石(せいはくせき)という人の篆刻(てんこく)だそうです。

でも、これ・・・何かに見える・・・

(*゜ロ゜)ハッ!!  

そうだ!!

X

「E.T.」

地球で知り合った少年に親切にしてもらい、
「恩」を感じながら宇宙に帰るE.T.・・・。
今回は【漢字の意味】と【イメージ】が合致しました。
おお~ ( ̄∇ ̄ノノ" パチパチパチ!!

さて、この【恩】という文字を真正面から見た場合「E.T.」でしたが、
横から見たら誰かに似ていると思いませんか?

誰だろう・・・?

(*゜ロ゜)ハッ!!

そうだ!!

あのお方だ!!

X

「う~ん、マンダム」
マンダムの商品についている、横顔のキャラクターに似てます。
チャールズ・ブロンソンの横顔を描いたものですね。

顔は【因】という部分に似てるし、
首のあたりは【心】っぽいです。
あくまでも個人的な印象ですが・・・(^_^;)




私にはこう見えるのですが・・・(1)

2011年02月02日 | イラスト 【illust】

石川九楊さんの「一日一書」という本には
さまざまな文字の書が紹介されています。
例えばこれ、なんという文字か分りますか?

X

答えは「和」です。

うーん、私も読めませんでした。

この文字は【現代篆刻(てんこく)の祖】といわれる
呉昌碩(ごしょうせき)の朱文印(しゅぶんいん)の文字だそうです。
うーん・・・知らんなぁ・・・。

書のことなど全く無知な私にはこう見えました。


X

獅子舞

どうでもいいですが、描くの難しかったです (´・ω・`)
その割には適当に書いたように見えるのが残念ですが。
でも、これはまだいい方で、本当のことを言うと
最初はこう見えました。


X

インベーダーゲームの邪悪な敵です。
文字は「和」なのに、なんと皮肉なことでしょう。llllll(-ω-;)llllll

ハッ!!!!(゜ロ゜ノ)ノ

もしかして、敵は和解交渉を・・・?!

こういうのばっかり想像しながら読んだので、
また1人で部屋で薄ら笑いを浮かべていた次第です。
大丈夫か、私・・・(^_^;)

とっつきにくい書の世界を、自分なりに楽しもうとしてみた結果です。
書を真面目にやっていらっしゃる方からお叱りを受けたらどうしよう・・・
と内心ビビッておりますが、まだ他にも「衝撃!私にはこう見えた」というのが
ありますので、おいおい載せますね。


ビールがコップ一杯になるまで

2010年11月12日 | イラスト 【illust】


X


70歳以上の盲目の方が、ビールを注いでいる光景を見ました。
受ける方は、ビールがこぼれないか心配で、ゆらゆら揺れるビールの注ぎ口に、
しっかりとコップをあてがっていました。そして、遠慮もあって、
半分になったところで「もう大丈夫です」と言ったのですが、
その人にはまだコップが一杯でないことが恐らく勘で分ったのでしょう。

「いや、まだ一杯じゃなかろう」

そう言うと、その人は自分の人差し指をコップの内側に置いて
何かを確認しているようでした。

そうするうちに、下から泡がじわじわとせり上がってきて、
コップ一杯になった時に、その方の人差し指と泡が触れ、
シュワっという音とともに、少し泡が消えました。
そして、「よし」とひとこと言って、ビールを差し出しました。

なみなみに注がれたビールを受け取った相手の人は
なぜかとても嬉しそうでした。

大きな茶色いサングラス。
その向こうに片方だけ開けられた白濁した目
ゴツゴツした手
シュワっと消える泡

それが今日印象に残ったことです。



春のパンツ祭り(7)

2007年03月18日 | イラスト 【illust】


パンツ1

「飛んでるおばあちゃん」

↓米原万理著「パンツの面目 ふんどしの沽券」よりロシアの小説一部抜粋。↓
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「わたしは他の子供達におばあちゃんを見られるのが、ゾッとするほど怖かった。
おばあちゃんの家にいる時の格好がおそろしく変わっていて、
わたしにはそれが泣きたくなるほど恥ずかしかった。

パパの着古した、すそが膝まで届くデカパンに、
やはりパパのお古の水色のランニングシャツ。
その上にボロボロになったエプロンをかけ、頭には丁寧にネッカチーフをしていた。
それがおばあちゃんが台所に立つ時の出で立ちだった。

パパは姑のそんな格好を目にするたびに、怒り狂ってカッとした。
あの頃は、おばあちゃんが痴呆のせいだと思っていたけれど、
自分の下着の中に、老いさらばえた女の肉体があるのが、
パパには耐えがたかったのだろうと、今では解釈している。

さらには、今になって、もう1つ新しい解釈が加わった。
1920年代の共産青年同盟員だった当時としては、
「開放された」「飛んでる」女だったおばあちゃんにとっては、
あれは1種のユニセックス・スタイルだったのではないか、と。
おばあちゃんはわざとあのスタイルで私たちにショックを与えるつもりだったのだろう、
おばあちゃんは何もかも承知に上でああしていたのであって、
決してボケ老人なんかではなかったに違いない、と。」
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おばあちゃんはそんな深い意図があって息子のデカパンを履いていたのか・・・
男性にとって、自分の下着を母親が履いてる姿ってどうなんだろう・・・

春のパンツ祭り(6)

2007年03月09日 | イラスト 【illust】


パンツ1


ある日、母方の親戚の家に連れて行かれた。見ず知らずの人達が大勢いて、
のべつまくなしに食ったり飲んだりしていて、僕は気持ちが悪くなった。


パンツ1


そこへいきなりその家のじいちゃん(ボケ老人だとママが言っていた)がやってきて、
みんなをアッと言わせた。新品の空色の股引姿だったんだ。飲み食いしてた大人達は、今度は一斉にその股引の話に夢中になった。コネで入手したとか、内側が毛羽立っているとか、ブランド名は「友誼」(中国製)だとか、「鳩時計」のところに2つもボタンがついてるとか。「鳩時計」という俗語の意味を僕はまだ知らなかったけれど、何だかちょっと
ドキドキした。


パンツ1


それから1週間ほど経ったある日、ひどい衝撃が僕を襲った。パパとママが僕に誕生日プレゼントを用意してたんだ。包みを開けると、空色の生地が見えて嫌な予感がした。
あのじいちゃんが着ていた股引と瓜二つの中国製。股引なんて老人が履くものだと思っていたので、嫌だ嫌だと散々ゴネた。でも結局ママに押し切られた。


パンツ1


実際に履いてみると、股引は僕には大きすぎた。だからつんつるてんのズボンを上から履くと、裾の下から空色の生地が思いきりはみ出している。僕はゾーっとした。僕は玄関を出ると、そこの踊り場でズボンと股引を脱ぎ、それからズボンだけを履いて、股引はたたんでカバンに仕舞いこんだ。それ以来、ずっと股引は履いていない。

※「友誼」印の中国製の下着類は大戦終了後のソ連に大量に入ってきたらしいです。
米原万理著「パンツの面目 ふんどしの沽券」よりロシアの小説一部抜粋。

鳩時計っていうんだぁ・・・




春のパンツ祭り(5)

2007年03月05日 | イラスト 【illust】


パンツ1

「勝負パンツ」


生まれて初めて本格的な恋に落ちたのは、18歳の時かな。
相手は、売れない画家。
バスに1時間も揺られてたどり着く町はずれに住んでいた。
もちろんエレベータなんて無し。
5階の踊り場にたどり着くと、彼の部屋のベルを押す前に、大急ぎで着替えた。
冬仕様の長いブーツを履いたまま、分厚い不恰好な毛糸の股引きを脱いで、
綺麗な(と当時の私には思えた)ポーランド製のパンツに足を通した。
レースの縁取りが付いたナイロン製で、5ルーブルもした代物。
奨学金のお金で買ったの。その頃は空色だった。
でも、その時の恋と同じで、色は長持ちしなかった。
それから何年も経ってから、全く違う男と結婚していた私は、ある朝、目が覚めて、
ふと自分がまだその時のパンツを履いてることに気がついた。
すでにネズミ色になっていて、昔レースが付いていた縁は、端切れで繕ってあった。
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「パンツの面目、ふんどしの沽券」 米原万理著 の中で紹介されている
ロシアの小説(著者不明)の中の一節より引用。

この切なさがなんとも言えず好き。
初恋の人ではなく、まったく違う男と結婚。
そして空色のパンツは時とともにくたびれてネズミ色に色褪せてゆく。人生のように。
それでも捨てられない空色のパンツ。

春のパンツ祭り(4)

2007年03月03日 | イラスト 【illust】


パンツ1

「ソビエトの教師向け雑誌(学校と量産)より。小学校家庭科の指導法」



しつこくパンツの本ばっかり読んでる私です。
米原万理さんの「パンツの面目 ふんどしの沽券」という本は、あらゆる角度(歴史的、文学的、宗教的、服飾的な角度)からパンツを取り上げてくれていて、大変興味深い本です。米原さんはロシア語同時通訳者でありながら、作家でも活躍されていましたが、昨年癌と闘いながら惜しくも亡くなられました。とても知的な方でした・・・。

米原さんが9才~14才までの5年間通ったプラハのソビエト学校では、家庭科の時間で履修するのが、ぞうきんでもスカートでもエプロンでもなく、パンツの作り方だったそうです。二次元の布で複雑に入り組んだ三次元体を作るのは大変難しかったそうで、宿題のパンツ作りに付き合わされた米原さんのお母様は「人体の複雑さを認識させ、立体に対する理解を深める。きっとそういう崇高な教育目的があるのね・・・」と辟易していたそうです。なるほど~立体に対する理解ね・・・

夏休みの林間学校で雨が続いて洗濯物が乾かなかった時、ダーシャという女の子が、スーツケースの中から布切れを取り出して、型紙も使わずあれよあれよという間にパンツを縫い上げたのを目にした時は「すごい!!」と感動したそうです。振り返ってみると、当時のソ連では既製品のパンツは入手困難だったからではないか・・・とありました。

この当時のソ連の小説に出てくるパンツの記述で、ソ連の女性にとってポーランド製やドイツ製、チェコスロバキア製のパンツがいかに貴重だったかが分かるので、大変面白いです。東欧製のパンツの色の明るさ、生地の薄さと軽さ、レースの縁取りに心を奪われていた様子・・・いつの世も女心って変わらないんですね。

春のパンツ祭り(3)

2007年02月18日 | イラスト 【illust】


パンツ1

「人類最初のパンツ」


禁断の木の実を食べて、突然、自分が裸であることに気がついたイブ。
恥ずかしさで一杯になったイブは急きょ股間をいちじくの葉で隠しました。
これが人類最初のパンツであります。(ほんまか)
絵ではちょっと順序に無理がありますが、まぁ細かいことはいいってことで。

パソコンを修理に出して、仕方ないのでバカMacで作業してます。こんなやつでも捨てなくてよかったです。液晶壊れてるわ、メモリー少ないわ、動くの遅いわ、ボロボロですが、なんとか更新できました・・・

春のパンツ祭り(1)

2007年02月13日 | イラスト 【illust】


パンツ1

「オムツ」



NASAの元宇宙飛行士。
こんな格好ではなかったとは思いますが、
宇宙船の中ではオムツ着用だったとはいえ、意表をつく発想でした・・・。

パソコンのキーボードが壊れて修理に出します。
3~4週間パソコンなしの生活で、ブログもあんまり更新できないと思います。
また復活したら覗きにきてください。

新年の目標

2007年01月15日 | イラスト 【illust】


文鳥

ふたりは仲良し


いろいろ日々思うことはあるのだけど、なかなかブログに向かえない私・・・。
最近ようやく新年の目標ができた(←年明けからずっと考え中)

●人のことを羨んだりしない(環境や経済的なことなど。)
頭脳と美貌はもう持ってるからいいのさぁ~(←じょ、冗談ですよお~(^_^;)
私よりも制作に打ちこめる環境にある人や、経済的にゆとりのある人(親がバックアップしてくれてる人とか)と比較して焦ったり、落ち込んだりしない。個展バンバンしてる人とか、活躍してる人に対しても焦ったりしない。年齢的なことも焦らない。マイペースで頑張ろう。『お金があったらなぁ~』とか『実家が資産家だったらなぁ~』とか『養ってくれる人がいたらなぁ~』という発想もNG。

●人の批判は大きな心で受け止めよう。
人が言うことは様々なので、それにいちいち揺れない確固たる自分でいよう。
もし嫌なことを言われたり、聞く必要がないと判断したものは、さらりと受け流そう。

●人のことをもう少し好きになってみよう。
基本的に大勢の人と知り合ったり、話したりするのは苦手。できれば本当に仲のいい人が少数だけど傍にいてくれてらいい感じ。そのスタンスは多分変わらないと思うけど、日頃『苦手だな・・・』と思ってる人に対しても、よい面を見るように心がけてみよう。

●どうせ同じ事やるなら楽しくやろう。(仕事)

●愚痴を言わない。

●もっとたくさん本を読もう。

●たくさん絵を描こう。

●東京へ営業しに行こう。(駄目で元々という気持ちで!)

●健康であることに感謝して毎日生きよう。

●素敵な女性になろう。(内面から滲み出る魅力←なんだそりゃ)

●常識を身につけよう。(この年にして常識が・・・)

●料理を少し勉強してみよう。(ダイエーのお惣菜よ、サヨウナラ・・・)

まぁ、こんなとこかなぁ。気負わず頑張ろう。

心にうつりゆくよしなしごと

2006年11月29日 | イラスト 【illust】






とりあえず、悩み事はいったん脇へ置くことにして
なんとなく前から気になってたものを描いてみました。
ブランデーのヘネシーのマーク。
お酒があんまり飲めないのでこういうのに目がいきます。
なんで斧持ってるんだろう・・・ドキドキする。
キャーアアアアアみたいな。
お酒のマークで斧とかって珍しくないみたいだけど。
(樽を作るのに木とか切ったりするのに関係したりしてるような・・・)







斧から妄想に火がつき、連想したのが手首の形のドアノッカー。
ドアに取り付けて、訪問者がコツコツたたくやつ。
よく見かけるのはライオンの形のドアノッカーだけど、
手首のデザインはヨーロッパ旅行中に見かけて、欲しかった一品。
最初見た時はドキドキした。うわあー、手首がドアに・・・
キャーアアアアアみたいな。
こんなんでコツコツされたい。







念願のこうもり一匹め。描いたぞおー。
キューバのお酒(ラム酒)だそうです。
キューバではこうもりは「幸福の使者」だそうで、バカルディの創設者の奥さんが、
字が読めない人たちのために「こうもり」をマークに採用したそうです。
バカルディっていう名前も好き(創始者の名前)
こうもりって不思議。