Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

交差点

2018-08-28 23:32:52 | ひとから学ぶ

 ある交差点のはなしである。この交差点は県道バイパス(上下一直線の道路が県道)にある交差点で、下(南)側2キロほど先で未開通区間になっている。したがって主たる車の流れは、右斜め下に分岐している町道と、交差点から上へ、あるいはその逆の流れとなる。したがって上(県道)から来た車は左折して右斜めした方向へ、右斜め下から上へ向かった車は、T字路に頭出しして、一時停止して右折していく。たまにこういう道があることはあるが、滅多にない。この状態で、すでに10年以上変わらない。道路行政を問題にしても良いような事例だが、まだまだこの状態は続き、解消の見通しはない。右斜め下から上へ向かう車のほぼ100パーセント(希に地元の車が左曲がることはある)が右折し、上から下へ向かう車の10台に8台くらいは左折する。駒ヶ根方面から飯田へ下道で向かう人たちの多くが認知している道である。

 さて、わたしはこの道を通勤に利用して上から来ると、左折せずにまっすぐ下へ向かう(通勤以外の時には左折することもある)。前述したようにほとんどの車が左折することから、上から来ると、この交差点を前にして前車との車間を開けるようにしている。なぜならば、ほとんどの車が左折するとわかっているので、前車がブレーキを踏んで、自分もあわせてブレーキを踏むという、他人に左右されたくないという思いと、それに伴って後続車がわたしに接近することを避けるのと、県道バイパスがかなり広いことと、対向車がほとんどないことから、後続車が前車が左折すると分かって追い越すようにまっすく進むことで、右斜め下から頭出しした車や、左折しようとした車と絡んで自己リスクが高まるのを酒用としてのこと。ようはわたしが前車と車間を長めにとっていれば、後続車もいらいらするかもしれないが、接近することもなく、間延びして交差点内のリスクは低下するというわけだ。前車がブレーキを踏んで左折するだけの時間は、前車との車間でとるようにしている。したがってわたしがブレーキを踏むこともなければ、前車に思いっきり接近することもないだけの余裕をもたせる。日々、これがわたしの、この交差点への入り方だ。もちろんわたしの後続車の中には、気に入らないと、と思う人もいるだろうが、接近したところで速さは何も変わらない。

 別のある交差点での話である。通常走る時は渋滞など考えられないような交差点で、朝の通勤時間帯に走ったら、びっくりするくらい車が繋がっていて、信号待ちを2度もしてしまった。「何でこんなところで」と思うのだが、日常でも右折車が比較的多いが、朝方はさらに右折車が多いようだ。そのため信号機の前に整備された右折レーンだけでは足りず、その手前から右折車がつながってしまう。直進しようとしても曲がる車ばかりで渋滞してしまう。そして対向車が直進しようとしていると、なおさら右折する時間が限定される。とはいえ、対向車線の通行量は、こちらとは比にならないほど少ない。にもかかわらず右折できないのは、対向車が車間をとったりして「譲ろう」としないからだ。ちょっとしたことで、「今日は、やけに渋滞している」ということになってしまうのだが、日々通勤していれば、そうした状況から「学ぶ」はずなのに、なぜがわがままな人たちが多い。

コメント


**************************** お読みいただきありがとうございました。 *****