Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

会報が間に合った

2017-11-17 23:31:32 | つぶやき

 長野県民俗の会会報の今年発行号が、総会までに間に合わない、そう思ったのは、校了の連絡が入った日のこと。今週末に、それも土曜日に総会があるという月曜日の連絡だから、数えると日が少ない。印刷屋さんに問い合わせると、予想通り、早くて20日という。20、21日と出張が入っていて、20日の完成といわれても引き取りに行けない。できれば金曜日中に出来上がって欲しい、そう思って印刷屋さんにお願いすると、約束はできないが、もしできるようだったら連絡するという。そして今日、午前中に「会報の件ですが、ギリギリですが、夕方までに仕上がりそうです。」という連絡が…。「総会に持ち込める」その感謝は言い表せないほどのものだった。何といっても総会において事業報告をするにあたって、モノがあると無いとでは大違いだ。とりわけ40号という切りの良い号で、記念号的意味合いもあった、編集者にとっても総会でそれを話題にしたいと思っただろうし、今号が200ページという分厚いものであるということも知っていたので、執筆者が多く集まりそうな総会に持ち込めることは、経費的に助けとなる。どう考えたって総会に間に合えばありがたいと思っていたことが叶ったのである。もちろん、印刷物を取りに行けるのが前提だ。仕事の都合で、今日は残業をしなくてはならないだろうと当初は考えていたが、うれしい連絡に、もちろん生業ではない部分を優先せざるを得ない。こんなことを繰り返してきた。結果的に生業に影響することは分かっていても、「今必要なこと」を優先してきた。「何とかなるだろう」、そんなことを繰り返してきたが、本音のところ、生業も大変なことになっている。

 それはさておき、いつものことながら、通信にしても会報にしても、内容に少しくらいいつもと違うこと〈写真が増えたりすること〉があっても金額は変わらないし、素早い対応をしてもらっている。このところ印刷屋さんには2度続けて納期に対して無理を聞いていただいている。本当に感謝に尽きる対応だった。

 ということで明日の総会には、7名分の執筆者寄贈分会報と、抜刷も持ち込めるという手はずに。わたしの荷物は例年以上に嵩んだが、一気に手渡しできることに。

 さて、40号は207ページという厚いものになった。何といっても40号という節目に当たって投稿者を募ったら10名以上に。そのうちの一人だったわたしは原稿を提出できなかったが、期日までに9編の論考が寄せられた。加えて以前も触れた通り、巻末に会の活動記録が掲載された。これだけで4分の1を占める。倉石忠彦先生がまとめられたもので、会の歴史を知る上でも貴重な資料となる。これだけのページ数のものはいまだかつてない。表紙には記念号らしき表記は何もないが、名実ともに記念となる号が発行できた。会黄金期を迎えたという言葉も聞くが、編集を担当された方の努力の賜物である。

コメント


**************************** お読みいただきありがとうございました。 *****