バス事故対策

長距離夜間バスの事故防止対策というと、運転手の休憩時間とか交代制の実施など、義務づけられた規制の順守ばかりが叫ばれる。

事故が起きると、それが守られていなかったということで旅行会社やバス会社叩きが始まる。長年にわたって同じことばかりしている。こういうやり方は発展途上国的なやり方で、あまり効果がない。

運営側はボランティアでやってるわけではないので、競争原理が働くと事故が起きない前提でルールを守らないやり方をする。あたりまえである。

規制一本やりでは効果は薄い。事故防止には他のやり方もある。

最近は自動車の運転も無人でできるところまできている。そんな時代であるから、わずかのコストで事故防止の制御装置は設けたり追加したりできるはずである。

ギリギリの採算でやってる中小のバス会社がそのコストを負担するのではなく、国や大手自動車メーカーが負担すればよい。わずかのことで命が救われるかもしれない。

事故が起きてから犯人探しして再発防止策を厳しくしても、いくらテレビ見ている人の自己満足にはなっても、死んだ人の命は戻ってこない。