大人の勉強というと、専門学校に休日通って税理士や社労士の資格勉強する人たちのことを思い出す人も多いだろうが、資格試験の勉強をするだけが大人の勉強ではない。
ワシが常々、趣味と実益を兼ねて勉強するのは英語である。なんだ、英語かといわれそうだが、英語の勉強だけはきりがない。単語はいくらやっても知らない単語はなくならないし、ヒアリング。ワシはラジオのAFN聞くだけだが、これも一朝一夕に身につくものではない。
きりがないし、一朝一夕に身につかないから、大人が勉強するのにはちょうど良い。しかも、やればやるだけ上達する。気が向いた時だけとか、時間のある時に集中してやってもよい。力はついていないと思うかもしれないが、確実に、やったらやっただけ力はついている。これが英語である。ワシの場合は、加えて、職場にアメリカ人がいっぱいいるからいくらでも練習できる。
日本の英語教育は方法論からまちがっているだの、英語教師の質が悪いだの、島国で使う機会もないのに勉強すること自体の是非を問う声もある。使う機会がないから上達しないというのが正しいのだろう。それにしても、なかなかマスターできないからこそ、趣味として勉強するのにちょうど良い。それが日本人の英語学習の唯一にして最大の利点でもあると思う。英字新聞にラジオ、教材に費用がかからないというのもグッド。