馬鹿も、大概にしやがれ！

　本当はこう言った話題に無知な芸能人のことを取り扱うのは、気が進まないのですが。

　インリン・オブ・ジョイトイの日記（８月１２日付けの記事）

　この問題については、完全に度を越した内容だったので、あえてここで取り上げることにしました。
　まあ、『所詮は程度の低い外省人（※）の発言』として、鼻で嘲笑ってやればいいのですがね。
　
　こう言う馬鹿につける薬で、いいのがあったので、ちょっとだけ紹介しておきます（本当はこれが紹介したかっただけだったり……）。

　インフォシーク・メールマガジン　８月１３日付け配信の記事より引用
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【連載コラム】[今週のニュースから]　　　　　　　　 　　　■潮間アクロ■
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　杉並区が扶桑社版採択 中学の歴史教科書 - 2005年08月12日 共同通信
　http://mag.infoseek.co.jp/t.phtml?id=83946
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　全国では、扶桑社が作った教科書を採用しようとすると、脅迫の電話やFAXなどの悪質な嫌がらせが多数関係者に寄せらてきているらしい。検定を通過した教科書の中から、カリキュラムに沿ったものを選ぶだけの作業に対して、これだけの騒ぎが起こっているとは知らなかった。

　歴史の教科書は事実をわかりやすく伝えているものを選ぶべきで、偏った思想や主張に基づいたものではまずい。その為の教科書検定だと思うのだが、この扶桑社の教科書の検定については、『戦争を美化している・歴史を歪曲している』など、韓国・中国からの圧力だけでなく、国内からの反発の声も多くあったようだ。

　しかし、インターネットで調べてみると、戦争を美化している、という主張の人々は多いが、総じて具体的な指摘に乏しい。むしろ歴史の流れをわかりやすく事実に基づいて伝えている、という判断から採用した各地の教育委員会の声明こそ説得力があり正しいようにも見える。

　教科書の内容だけが子供の歴史観の形成に関わる、ということはないと思うが、報道されている抗議行動の内容を見ていると、むしろこちらの方が教育的によろしくない。

　子供達には、平和を愛し、何が正しいのか自分の力で判断できる大人になって欲しいと思う。（潮間）
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（引用終わり）

　この記事は本当に「その通り」だと思います。正直、某大手新聞のコラムなんかより、よっぽどいい記事です。こう言うのを見るとつい、ほりえモンの言うことは正しいのかなあ……なんて思ってしまいますが。

　教科書の内容にあまり触れていないと言うことが、ちょっと気にかかりますが、少なくとも中立派が書いた記事で尚且つ、ネットで見つけた教科書問題関連の記事では、一番良い記事だと思いますね。
　
　非難するのにその『非難しているものの実体を知らない』と言う状況は、あまりに異常だと思います。それを考えたら、先に挙げたインリンのブログなど、ゴミ以下の駄文だと斬って棄てるしかないのでしょうが、これが残念なことに、今の日本の「一般市民」の状況なんだなあ……。

　一度是非、「新しい歴史教科書」を読んでみてください。一般市民の方々。
　それで尚且つ、「新しい歴史教科書」が「皇国史観」だとか「戦争賛美」とか言うのであれば、もう何も言いません。処置なしです。

　しかしインリンは、扶桑社がフジサンケイグループだって事は知ってるのかな？　この記事一つでフジテレビから追い出されて、ハッスルの仕事なくなっても不思議じゃ無い筈なんだけど……。

　―LOST IN TIME / MIKE DENGERを聴きながら―

（※）外省人……戦前から台湾に住んでいる生粋の台湾人とその子孫の人たちを「本省人」というのに対して、戦後、中華民国から渡ってきた人間を「外省人」と呼ぶ。この言葉は本来「外省人」が「本省人」たちを差別する為に使った言葉。