昨日は予告なしに休んでしまって申し訳ありません。昨日は何故か、少し具合が悪かったもので……。
最近の寒暖の激しさが、ちょっと胃に来ているみたいです。
さて、一昨日、一昨昨日と『創作における冒涜行為』と題したコラムを続けていましたが、ここで改めて、『創作総合サイト』を閲覧する意味というのを、考えてみたいと思います。
基本的に創作総合サイトの目的は、『閲覧者さん達のレベルの底上げ』にあります。
『プロを輩出するためのサイト』とか『小説が上手くなりたいと思う人が集うサイト』という風に、文言は様々なのですが、言い方を悪くするならば『創作総合サイト=低レベルな作品が世に出ないようにするためのサイト』と言い換えてもよいと思います。
低レベルな作品が世に出ないようにする――その方法論の一つとしてあるのが『創作総合サイト』というものなのだと考えてください。レベルアップを促進する事で、結果的に低レベルな(自己満足に留まっている)駄文が現れないようにする、と言う事なのです。
ところが時間がたつにつれて、それすら――つまり、創作総合サイトの意味すら忘れてしまう方が、増えていく傾向にあります。つまり『人を傷つけてはいけない』とか『この雰囲気を大事にしよう』などと考えて、結局当初の理念が無くなり(自分では忘れていないつもりなのかもしれないけれど)、馴れ合いのような形になり、そのままになってしまう事があるのです。
これでは最低レベルの作品を駆逐する事は可能でも、上のレベルに到達する事は到底不可能です。
もっと上のレベルに行く、それはつまり、自分の目標をワンステップ上に見据える、という事です。しかし、馴れ合いが始まってしまうと、それは要するに「まあまあ、今のレベルでいいじゃないの」という風な考え方に侵されてしまうことになってしまいます。
そもそも創作レベルの上昇に上限などありません。現時点では『ノーベル文学賞』というものが(一応文学界の最高賞として)存在しますが、これを受賞したからと言っても、まだまだ自分が望む限り、上のレベルというものはあるのです(まあ、ノーベル文学賞が本当に最高峰なのか、実際の話必要かどうかっていう議論もあるにはあるのですが、それはさて置きとして)。
『(果てしないから)それ(上のレベル)を見ないようにする』――それこそが、創作における冒涜行為の根源だと思います。
余談ですが、サーキットやラリーなどを走っている人が、『本当に運転が上手く(速く)なりたいなら、チューン(改造)は自分より少しだけ上のレベルで』という事を言っていました。
これはある意味非常に正しく、また、創作の話においても適合する話だと思います。
自分のレベルを上に上げたいならば、自分の下を見るのではなく、自分より少し上を見ること。
このことを忘れないようにしなければならない――そう、自分では思っています。
―IT ONLY TAKES A MINUTE(Scirccio Hot Mix #2) / TAVARESを聴きながら―
最近の寒暖の激しさが、ちょっと胃に来ているみたいです。
さて、一昨日、一昨昨日と『創作における冒涜行為』と題したコラムを続けていましたが、ここで改めて、『創作総合サイト』を閲覧する意味というのを、考えてみたいと思います。
基本的に創作総合サイトの目的は、『閲覧者さん達のレベルの底上げ』にあります。
『プロを輩出するためのサイト』とか『小説が上手くなりたいと思う人が集うサイト』という風に、文言は様々なのですが、言い方を悪くするならば『創作総合サイト=低レベルな作品が世に出ないようにするためのサイト』と言い換えてもよいと思います。
低レベルな作品が世に出ないようにする――その方法論の一つとしてあるのが『創作総合サイト』というものなのだと考えてください。レベルアップを促進する事で、結果的に低レベルな(自己満足に留まっている)駄文が現れないようにする、と言う事なのです。
ところが時間がたつにつれて、それすら――つまり、創作総合サイトの意味すら忘れてしまう方が、増えていく傾向にあります。つまり『人を傷つけてはいけない』とか『この雰囲気を大事にしよう』などと考えて、結局当初の理念が無くなり(自分では忘れていないつもりなのかもしれないけれど)、馴れ合いのような形になり、そのままになってしまう事があるのです。
これでは最低レベルの作品を駆逐する事は可能でも、上のレベルに到達する事は到底不可能です。
もっと上のレベルに行く、それはつまり、自分の目標をワンステップ上に見据える、という事です。しかし、馴れ合いが始まってしまうと、それは要するに「まあまあ、今のレベルでいいじゃないの」という風な考え方に侵されてしまうことになってしまいます。
そもそも創作レベルの上昇に上限などありません。現時点では『ノーベル文学賞』というものが(一応文学界の最高賞として)存在しますが、これを受賞したからと言っても、まだまだ自分が望む限り、上のレベルというものはあるのです(まあ、ノーベル文学賞が本当に最高峰なのか、実際の話必要かどうかっていう議論もあるにはあるのですが、それはさて置きとして)。
『(果てしないから)それ(上のレベル)を見ないようにする』――それこそが、創作における冒涜行為の根源だと思います。
余談ですが、サーキットやラリーなどを走っている人が、『本当に運転が上手く(速く)なりたいなら、チューン(改造)は自分より少しだけ上のレベルで』という事を言っていました。
これはある意味非常に正しく、また、創作の話においても適合する話だと思います。
自分のレベルを上に上げたいならば、自分の下を見るのではなく、自分より少し上を見ること。
このことを忘れないようにしなければならない――そう、自分では思っています。
―IT ONLY TAKES A MINUTE(Scirccio Hot Mix #2) / TAVARESを聴きながら―