PowerGun ブログ別館

日記、小説と書評、音楽、その他管理人の趣味によって成り立つブログ。

「エアロビ盤」というものの存在

2005-09-16 19:01:23 | 音楽ネタ(Eurobeat主体)
 復帰第一発目の記事がこれで、ちょっと申し訳ない気がするんですが。

 最近ちょっと発見したのですが、「エアロビ盤」というCDが、一部のユーロビート・ファンの間で広まりつつあります。
 これは一体何なのかと言いますと、文字通りエアロビの音楽として使われるCDで、元々はエアロビ・インストラクターをターゲットにしたものなのですが、時折、SEBやFARMのユーロシリーズに入る前の新曲が一足先に聴けるので、かなりマニアの間で重宝されています。

 もう既にSEB161、162に収録予定の「Hi Hi Mazinga」や「Gunboy」等も聴けます。どっちかといえば3BとA-BEAT Cがこう言ったものへの楽曲提供は積極的のようです。「エナジー4 フィットネス」社の「ハッピーフィットネス5」というコンピに収録されていました。
 ちょっと視聴してみたのですが、結構面白いです。最初はやや低速で落とした感じで、最期に行くにしたがって高速化&ハード化し、最期はバラードっぽいもので締め、というのは、結構面白いのでは無いでしょうか。

 既存のSEBに飽きた方、そう言ったサイトを見つけて、視聴してみてはいかが?

 ―「ハッピーフィットネス5」の視聴を聴きながら―

暴走ユーロレーベル

2005-09-03 20:50:21 | 音楽ネタ(Eurobeat主体)
 今日、SEB161のトラック情報が、SEBオフィシャルサイトの「スタッフ・ボイス」コーナーで公開されていたんですが……。

 ふんふん。一発目が3Bの「HI HI MAZINGER / BOMBERS」か。
 GIACOMO CARIAは名義がG.CARIAに変わったのか……

 などと思いながら見ていると……。

 MAID ATTACK / FRANZ TORNADO AND THE AKIHABARA MAIDS

 メイド・アタック……

 メイド!?

 アーティストはフランツ・トルナードとバズーカ・ガールの変名……アキハバラ(秋葉原)・メイズって……。

 まあ、Live Music(Hi-NRG ATTACK)はオフィシャルサイトがこんな感じで暴走気味(内実を知りたい人はTopページの「HARAJUKU GIRL」を見るべし)なんだけど、ここまで解りやすい曲を作るとは思ってなかった。

 結構アホっぽいね。

 というわけで今日はここまで。まだ書かないといけない事がたくさんあるんで。

 ―RASPUTIN, PASTERNAK AND MOLOTOV / MAD COW AND THE BAZOOKISTANERS を聴きながら―

ユーロビート再考 ~真の「ユーロビートブーム」の為には~

2005-08-17 22:24:31 | 音楽ネタ(Eurobeat主体)
 Disco赤シャツというブログがあります。
 このブログのタイトルだけで「ああ、あの人のブログだ」と理解できた人は、ある程度のディスコ/クラブマニアだと言えると思いますが……知らない人の為にちょっとだけ解説しておきますと、このブログのWebmasterはあの「松本みつぐ」氏です。
 彼はディスコ/クラブDJとして30年という、極めて長いキャリアを有する人です。葬式以外では常に赤いシャツを着ている事から「赤シャツDJ」という異名を持っています。リミックス・チームMSTの代表であり、近年では専門学校で音楽批評の講師もしているそうです。

 まあ、それはさておき。
 このブログの7月15日、8月4日付けの記事で、SEB160の発売に際した内容が取り上げられているのですが……う~ん。
 正直、ユーロビートのCDが売れていない事を知ってはいましたが、ここまでとはちょっと知りませんでしたね。最近またパラパラブームが再燃しているので、それなりに売上は安定しているのかな? という風に感じていたのですが……。

 個人的な印象ですが、今のユーロビートのCDが売れないというのは、小さな複合的要因が集まっていて、一概に「これが原因だ!」と断言できないところがあります。
 まあ、ざっと挙げてみると、
(1)長く続きすぎたSEBシリーズ
(2)パラパラブームの弊害
(3)CDのセールス戦略の問題
 他にもいくつかありますが、解決策を見つけられるところと言えばまあ、こんなところでしょうかね。

 まず(1)についてですが、SEBは世界にも類を見ないシリーズの長さと、月に一度という驚異的なペースでの出版を続けています。ところがこれが問題で、気まぐれにSEBを手にとった人が「お、これいいじゃん」と思っても、シリーズ・コンプリートをしようと思わないようになっているのです。
 実際今から「『グイン・サーガ』シリーズを集めよう」とか「『ローダン』シリーズを通読しよう」とか思っても、気が滅入るのと同じです。さらに言うならCDは本と比べて単価が高いので、その傾向はさらに高まります。
 実際の話、SEBとその周囲にあるシリーズをコンプリートしようと思ったら、おそらく60万円ではきかないと思います。単純な計算(CD一枚3000円とした計算)でもSEB単体だけで48万円用意しなければなりません。これだけで中古車の本体価格に届きます。
 さらに言うなら、あまりにペースの早いシリーズ路線が、レーベル側を圧迫しているということも挙げられます。つまり、どのレーベルも薄利多売の路線を取らざるを得なくなっていると言うことです。
 どんな小説家でも一月に千枚のペースで書いたら、その小説の質が落ちるのと同じです。一月に三曲(あるいはそれ以上)も作るとなると、質が落ちてしまうのは当然であり、じっくりと腰を据えた音楽作りが出来なくなっているということもあります。
(2)については、「ユーロビート=パラパラを踊る音楽」という認識が既に、日本人に周知されてしまったというところがあります。このため、純粋に音楽としてユーロビートをききたい、という人が現れなくなってきているのです。
「パラパラが好きな人ばかりが聞く音楽=初心者お断り!」という風な状況が完全に出来上がっており、これがクラブ/ディスコでの普及に、歯止めをかける原因であると思います。これは、あまりよくないですね。
(3)が一番問題で且つ、一番解決しやすい問題だと思います。一例をあげるとするなら、今のSEBシリーズはエクステンデット派とノンストップ派のどちらも斬って棄てるような状況です。エディット収録で18曲というのは、少々リスナーを馬鹿にしていないですか? という印象ですね。

 こう言った私的に思う問題点から解決策を打ち出すとするなら、
(1)と(3)について…SEBは170あたりでもう終了(キリのよさから言えば200がベストかも)にして、新しいユーロビートシリーズを立ち上げる。その前にこれまでのベスト楽曲集とか、そう言ったものをリリースする事で、歴史を途切れさせる事の無いシリーズという事を印象付ける(2~3ヶ月に一度とかのリリースにするのがベスト)。その際には、ノンストップとエクステンデットで完全な住み分けできるものを。
(2)…敢えてクラブやディスコでの「パラパラ講習会」を止める。タイアップについては今より少し拡大するくらいの気持ちで。一般リスナーを取り込むような戦略を。なお、この際に下手な歌手によるカヴァーソングなどは止める。

 こんなところでしょうかね。
 個人的にはこれを実行するだけで、十分にユーロビート人気の復活に役立つと思いますが……どうでしょうか?

 ―Masterbation / Skazi を聴きながら―

久しぶりに……。

2005-08-02 19:44:58 | 音楽ネタ(Eurobeat主体)
「音楽ネタ」のカテゴリです。(タイトルから続いたコト)

 既にいくつかのユーロビートサイトでは話題になっているんですが、SAIFAM(BOOM BOOM BEAT)がとうとう@社のSEBに収録だそうです。ええ。161からです。
 再発売版Vol.8以来久しぶりのことになりますね。まあ、おそらくは一曲限りという事になるんでしょうが、ほかのレーベルに無い重い音+ダーク系の曲作りが個人的に非常に好きなんで、かなり期待しています(ROCK ITとかSPIDERMANとか、今でもいい楽曲作っていますし)。

 で、次に2DX HAPPY SKYを1プレイだけやったレビュー。
 ゲーム性というところで、昔から親しんでいるプレイヤーには面食らうことが多くなっていますね(ライト7が廃止されてノーマル、ハイパー、アナザーになっていたり、難易度が12段階になっていたりなど……)。とりあえず旧曲を2曲、新曲の「POODLE」をやったのですが……。

 ぬぬぬ……「POODLE」はかなり曲の軽さが耳について、その上イントロとAメロが上手くマッチしていなくて、SCPかA-BEAT Cの失敗作を彷彿とさせるようなつくりが気に食わなかった。
 横田商会さん、かなりやっつけ仕事ですよ……これ。
 ファンの期待を裏切りまくりですわ。ほんとに。
 前作のSPEEDY CATはなんとなく「ACCATINO-RIMONTI-DI MARCANTONIO」なんていうクレジットを想像してしまったようなつくりでかっこよかったんですが、今回のはちょっと……ユーロマニアな人は、及第点を与えないと思います。

 では、今回はこの辺で
 ―POWER OF MAGIC [The New Remix] / ALPHATOWNを聴きながら―

ミュージックバトン

2005-07-09 20:36:51 | 音楽ネタ(Eurobeat主体)
 ミュージックバトンなるものが、涼原八太さんを経由して、うちにも回ってきました。詳しくは7月7日のブログのコメント欄参照のこと。
 以前、幾つかのイラスト系サイトで見たのですが、迷惑になるようでしたら、バトンの受け取り(指名)を無視しても構わないそうです(計算上五回くらいで、地球の全人類に行き渡ってしまうそうですから)。……が、個人的には音楽大好きなんで、今からやってみますね。
 その前に、あちこち回って調べてきた「ミュージックバトン」のルールから。

(1)以下の4つの項目全てに答え、それを自サイトの日記やブログなどで書く

 ○ Total volume of music files on my computer
 コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
 ○ Song playing right now
 今聞いている曲
 ○ The last CD I bought
 現時点で、最後に買ったCD
 ○Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
 よく聞く、または特別な思い入れのある5曲

 これは、特に何やかや言う事では無いですね。要するにアンケートに答えて、それを日記で書けばいいだけの話です。
 で、(2)の項目が一番重要なんですが……。

(2)日記サイトやブログなどを興している、或いはサイトのコンテンツで日記を書いている人を五人指名する(バトンを渡す、という事)。

 これをやらないと、ミュージックバトンの意味が無いです。要するにだれでもいいから、バトンを渡す人を五人、指名するわけです。
 要するにネズミ講的な感じで回せ、という事ですが、渡された人は無視してもらって構わないという事です。さっきも言ったように、馬鹿正直に回していると、計算上五回で地球の全人口に回ってくるそうですし、これをスルーした事で、何の実害や不利益を受けるものでは無いですから。
 また、指名する人も、最大五人という解釈が一般的のようでして、五人に満たない場合には、少し人数を減らしても構わない、という事でした。
 これ以上のことは、GoogleやYahoo!などを使って調べてみてください。
 では、早速いきます。

◆コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量

 0です。
 つまりゼロ。
 個人的に、PCに曲のデータを入れて聴くという習慣が無いもので……。そもそも長年のノンストップCD派だからなあ……。
 PC自体が極めてロースペックだから、しょうがないと言えばしょうがないのですが。

◆今聞いている曲

 Tenshi / Gouryella
 テンシ/グリエラ
 SYSTEM F事フェリー・コーステンの別名ユニットで、トランス系の楽曲です。
 なかなかいい楽曲なんで、結構聴いてますね。タイトル通り「天使」が降りてきて、周囲で歌っているのが想像できそうな楽曲です。

◆最後に買ったCD

 6月15日にFARM RECORDSから出た「LOVE PARA」というCDです。最近結構聞いてます。
「SPIDERMAN / MARK FOSTER」や「HEY YOU BOY / MARK & KEN」が最高にイイです。

◆よく聞く、または特別な思い入れのある5曲

 思い入れ、という事で挙げるなら以下の5曲ですかね。

WHAT'S TIME IS LOVE / THE KLF
ホワット・タイム・イズ・ラヴ/ザ KLF
 ビル・ドラモンドとジミー・コーティーの二人による、「チルアウト」というジャンルを作った伝説の二人による、伝説の楽曲。何処かクラシックのコンサートを彷彿とさせるような展開はマジで圧巻です。

BOOM BOOM DALLER / KING KONG & D'JUNGLE GIRLS
恋のブンブンダラー/キングコング&D’ジャングル・ガールズ
 思えば中学生(小学生だったかも知れない)の時に、この楽曲に出会った事が、僕をユーロビートやダンスミュージックに嵌らせてしまった原因でした。最高にいい楽曲だったなあ……。

WELCOME TO THE GEATS OF HELL / BBC
ウェルカム・トゥ・ザ・ゲイツ・オブ・ヘル/ブーンバスティック・ビート・コーポレーション
 一時期、ジュリアナテクノに本格的に嵌っていた事がありまして……。
 で、そのきっかけになったのがこの楽曲でした。男臭いラップが最高にいいです。

HARDSTYLE DISCO / YOJI BIOMEHANIKA
ハードスタイル・ディスコ/ヨージ・ビオメハニカ
 ハードハウスやハードダンスと言った楽曲が、どんなものであるのか、という事をわからせてくれた楽曲です。滅茶苦茶好きな楽曲ですね。

USA / JOE YELLOW
USA/ジョー・イエロー
 この楽曲の入ったCDを、ずっと探していた過去があります。かれこれ5年くらい。
 そのくらい耳に残ります。マジで最高の楽曲でした。因みにこの楽曲、麻布十番マハラジャのラスト・ナンバーだとか。

 プロフィールのところと大分違う、という突っ込みはなしでお願いします。

◆バトンを渡す五人
 うーん、だれにしようかな……。とりあえず名前だけ挙げておきますね。
 松筆さん。
 元村良一さん
 うっぴーさん。
 たなべさん。
 クッパさん。
 以上の五名様でお願いします。とりあえずこの後で打診しますので。

 もし駄目だったら、スルーしてください。
 では、4649(死語)。

ユーロビートの聴ける(視聴できる)サイト

2005-07-06 18:23:47 | 音楽ネタ(Eurobeat主体)
 今日はちょっと、このテのサイトについて、僕がよく行っているサイトを紹介します。

 FARM Records

 このサイトではBBBとVIBRATIONの楽曲が視聴できます。特に最近出た「LOVE PARA」や「AUTO GALLERY TOKYO 2005 PRESENTS "Realize" Grand Dance Trax」のに収録された楽曲の一部は、1分半という聴き応えのあるボリュームで視聴できます。
 お勧めは男性ヴォーカルでは「SPIDER MAN / MARK FOSTER」。女性ヴォーカルでは「POISON / ELISA」と「LET YOUR BODY LOVE / TIPSY & TIPSY」ですね。
 他にもFARMの持っているトランス系の楽曲の視聴なんかもできます。

 SCP MUSIC

 こちらは@社の「SUPER EUROBEAT」シリーズなどに楽曲を卸しているSCPのオフィシャルサイトです。このサイトの「AUDIO & MUSIC」コーナーでは、なんとビデオクリップなどまで見る事が出来ます。さすが、リアルアーティストの多いレーベルだけある……。
 お勧めは「SPACELOVE / FASTWAY」のビデオクリップと「In the sky in your soul / Nick Mansell」のオーディオです。「SPACELOVE / FASTWAY」のビデオクリップは、ちょこっとだけ映るタコメーターとスピードメーターを見ると、少し萎えるので注意です。

 ――In The Club / Dogmaを聴きながら――

ユーロビートの基礎知識(10) 和製ユーロビートとJ-EURO

2005-06-18 19:17:51 | 音楽ネタ(Eurobeat主体)
 今回は、ちょっと変わったユーロビートについて説明したいと思います。

 前から数回に分けて、イタリアンユーロの7つのレーベルについて、いろいろと書いていきましたが、これ以外のユーロビートレーベルというのも、確かに存在します。
 有名なのは、VIBRATIONがユーロパニックに曲提供する際に作ったENERGY REVORUTIONや、DELTAのスタッフが離脱して作ったHI-SITEなどがありますが、これ以外にも、なんと『日本産ユーロビート』なる、恐るべき存在も確かに存在するのです。
 有名どころでは、CAPTAR ONEというレーベルが作った『EURO』シリーズというCDがあります。また、ユーロビートのご本家と言われるSEBも、初期(10番代)の頃は収録曲が足りず、@社がレーベルを興して、楽曲を作っていました。因みにそういった系統の楽曲で、『FIRE DISIRE / LESLIE feat.RICK WILD』という楽曲に至っては、あの松浦社長の名前が、製作者欄にあったりします。
 こう言った楽曲のことを、ここでは『和製ユーロビート』という風に定義します。
 和製ユーロビートの主な特徴は、その名前の通り『和製』――つまり、純日本産の楽曲で、作っている人も歌っている人も全員日本人だと言う事です。
 楽曲的にどこか勘違いしている構成のものが多く、大概の場合、聞いてもまず乗れません(笑)。最近では少しずつ、クオリティも上がっているようには見えるのですが、どちらかと言えば、CDとして出版されるものより、ネット上で発表されているやつのほうが、結構質が高いようにすら見えます。

 さて、先ほど「和製」ユーロビートという風に書きましたが、日本人がユーロビートをカヴァーするという状況や、或いは日本でポップスやダンスポップとして作られた楽曲が、イタリアの制作陣によってリミックスされたり、カヴァーされたり、というケースも結構あります。
 こう言ったもののことを、ここでは「J-EURO」と定義します。
 最近の楽曲では、「WONDERLAND / DREAM」(TVアニメ「ワンピース」のOPテーマだった楽曲。原題は「DREAMI' OF YOU / LOLITA」)や「IKE IKE / HINOMI TEAM」(TVアニメ「いちご100%」のEDテーマ。原題は「IKE IKE / Tri-Star」)などがあります。少し古いところで言えば、「TAKE ME HIGHER / V6」(特撮ドラマ「ウルトラマンティガ」のOPテーマ)などがありますね。また、安室奈美恵やMAXなどは、初期の頃は、こう言ったユーロビートのカヴァーばっかりやっていました。
 そして、イタリアの制作陣によってリミックスされたりカヴァーされたりする、日本のJ-POPというのもあり、こちらも「J-EURO」として扱われる事もあります。
 こう言った楽曲は、元々のクオリティの高さに加えて、さらに様々な味付けが加えられ、イタリアの制作陣が作った本場のものより、クオリティが高いものになっていることもしばしばです。
 個人的な好みで言うなら、FACE THE CHANCE / ELTを、TIMEのセルジオ・ダローラがリミックスした「EUROBEAT REMIX」は、極めて質が高くてGoodです。

 さて、とりあえずPART10まで行ったので、とりあえず纏めたものを、明日の更新でUPする予定です。
 次回からやる事は……まだ、あまり決まっては居ませんが。

ユーロビートの基礎知識(9) 初心者が聞き間違いやすい似たようなサウンド

2005-06-11 10:57:33 | 音楽ネタ(Eurobeat主体)
 早速ですが、昨日更新できないで申し訳ありません。
 さて、今日はその罪滅ぼしの一環として、久しぶりにユーロ基礎知識をやります。
 で、レーベル紹介編も終わったので、今回は、世間一般では(というより、ユーロビート初心者には)誤解しやすいと思われる、二つのジャンルについて触れてみたいと思います。

 ◆ハッピー・ハードコア
 この手の楽曲は95年くらいからあったようで、その当時から世界各地でひそかに愛好者の多いジャンルだったのですが、東芝EMIから出版されたコンピレーションシリーズである「Dancemania SPEED」シリーズによって、一躍日本のダンスシーンでは、メジャーなジャンルとして定着することになりました。
 元々ジュリアナなどで流行していた、所謂ハードコアテクノの進化形と言われています。
 この手の楽曲の特徴は、とにかく早いことです。BPMにして170~200という、少々考えられないような速さがあります。無論、ピッチアップ(DJ用のレコードプレイヤーについている、楽曲のBPMを上げる装置)を使わずに、です。
 また、カヴァー曲が多いのも、このジャンルの特徴です。クラシックから最新ヒット、果てはアニソンまでと、かなり融通無碍にカヴァーしています。中には大爆笑な楽曲も沢山あったり……。
 因みにユーロビート的なテイストを盛り込んだ楽曲も多く、特に歌モノ・オリジナル系では、ユーロビートの影響受けまくりな楽曲も珍しくありません。

 ◆ トランス
 日本では『トランス』と一括りにされ易いジャンルなのですが、『ゴアトランス』『ダッチトランス』『ハードハウス』『ハードダンス』『エモーショナルトランス』などなど、数え切れないほどの多様性があります。
 歴史としては、90年代初頭からゴアトランスなどが、ハウスとテクノ、ブレイクビーツなどを混ぜたような楽曲が出てきました。これに目をつけた欧米のアーティストたちが、こぞって独自解釈の元で楽曲を作り始め、そして現在に至る……と言うところになるんでしょうか。
 因みに時々聞かれる『サイバートランス』というのは、@社の出したコンピレーションシリーズで、主にダッチトランスやハードハウスなどのジャンルが収録されています。そのため、日本の中途半端にかじっただけのファンの間では、そう言ったジャンルが、サイバートランスとして、一括りにされる事もあります。
 特徴としては、BPM145程度の、ユーロビートに比べるとやや緩やかなメロディと、同じフレーズを何度もリフレインさせることが特徴でしょう。さらには、歌モノ系――特に日本産のものには、例えばmoveの一連の楽曲や、『そこにあるかもしれない…/吉宗サウンドトラック』(パチスロ『吉宗』の姫様ビッグ)などのように、そのままユーロビートのようなヴォーカルを乗せていることがあり、初心者の方がヴォーカルものを手にとると、少々解りづらいところがある……と思います。


 因みにどちらのジャンルでも、この手の音楽で踊るパーティーのことを『レイヴ』というのは、やはり双方共に、90年代初頭のレイヴ・ムーブメントが(歴史の中に)あるから、というところなんでしょうか……。

 さて、次回は超絶マニアックなことか、或いはJ-EUROと和製ユーロの違いについて書きたいと思います。ただ、これは何れも、纏めるのに少々時間がかかるので、またしばらく、ユーロ基礎知識はお目にかかれないかと……。

 ――MAN OF FIRE / MARCUSを聴きながら――

おうっ!?

2005-05-31 21:16:13 | 音楽ネタ(Eurobeat主体)
 FARMのダンスコンピ「LOVE PARA×2」のトラックリストが確定のようですが……。
 DRAGOSTEA DIN TEI / O-ZONE(マイアヒの事ね)と、JEALOUSY / VIRGINELLEが収録決定のようです。
 国内ではA-beat Cの楽曲の権利は、全て@社が持っている筈なんですが、これはやっぱり、『Poison / ELISA』のことがあって、交換条件的な感じなんでしょうか。
 グルーヴ・カヴァレージの楽曲や、『そこにあるかも知れない… / 吉宗サウンドトラック』なんかも収録ですし、これは結構、食指そそる指数が高いです。

 個人的に聴いてみたかった「MR.VAIN RECALL / CULTURE BEAT」や「HEY YOU BOY / MARK & KEN」とか「NEW GUNFIRE / MARK & THE FACTORY TEAM」なんかもありますし、これは、通販してでも買う価値あり、かな。

 ただ、これは流石にまずいだろう的な楽曲「DON'T STOP THE MUSIC / JIMMY BRAVO」が収録されないという事で、個人的には、この楽曲も是非聞いてみたいです。

 ――SHOCKING FEVER / ALVIN を聴きながら――

リクカン、投稿しました

2005-05-24 18:25:06 | 音楽ネタ(Eurobeat主体)
 昨日、SEB160のリクエストカウントダウン(以下リクカン)キャンペーンに投稿しました。
 今回はベスト3を選ぶという事でしたが、その中でも、個人的に好きな女性ヴォーカルの楽曲に絞って投稿しました(組織票と間違えられるといやなので、内容の公表はしません。SEB160のリスト確定後に出します)。

 ところで。

 スタッフボイスのコーナーで書いてありましたが、どうやらレーベル別人気ランキングなんてのも決めるようなので、僕の独断と偏見で予想を立ててみました。

 1位 DELTA
 2位 TIME
 3位 A-BEAT C

 ――という順番になるんじゃないでしょうかね。
 2位と3位は僅差になりそうなんですが、一位はダントツでしょうね。NIGHT OF FIREやNO ONE SLEEP IN TOKYO、最近ではTSHNAMI COMESあたりの、強い楽曲が沢山ありますから。
 それにしてももし、DARK IN THE NIGHTとかWILD RAPUTATIONのような、新作のある楽曲が二曲ともランクインなんてしたら、どうなるのかな。
 ちょっとだけ楽しみですね。

 ――SHOCK ME / MANUELを聴きながら――