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創作総合サイトに参加する時の注意点(1)

2005-10-26 20:07:21 | ブログ連載コラム
 本来この項目は、『キマイラシリーズ総まとめ』の為に興したカテゴリーなんですが、どうしても『定期的に必ず言わないといけない』という事を痛感したので、これから数回に分けて、この事を書き留めておきます。

 また、この項目は特定個人の批判ではなく、『純粋に小説の技術向上のためには?』という目的で書かれていますので、その点を誤解しないよう、お願いいたします。

 さて、この項目の本題に入る前に、この『創作総合サイト』というものの定義を、ここで話しておきたいと思います。
 僕の考える『創作総合サイト』の定義は、以下のようなものです。

 ○掲示板の一部(或いは全て)で、創作に関する技術的/心理的な相談所がある。
 ○(BBSなどのプログラムによる)創作物を展示し、批評をするコンテンツが存在する。
 ○基本的に管理者主導ではなく、参加者主導でのサイト運営が成されている。

 この三つが同時に満たされるサイトであれば、基本的には『創作総合サイト』と断言していいでしょう。
 さて、基本的にはこう言ったサイトには、明文化されている、いないに関わらず、ある程度のローカル・ルールが存在します。ルールの中身は様々ですが、しかし、その中に共通項として『創作技術の向上に役立てたい』という事が、目的として存在するのは、論を待たないところです。
 考えてみたら解りますが、例えば小説にしても漫画にしてもイラストにしても俳句にしても詩にしても、人に見られなければ技術や方法論の向上すらしないわけです。この点に置いて、不特定多数の人が見てくれる『創作総合サイト』というのは、非常に便利なものであり、また、同好の士が集まる場所でもあるので、馴れ合い拒否の辛口批評はあったにしても、心の底から『お前のようなうざい奴は来るな!』などと思われる事は稀なケース(もしくは存在しない)であると思います。

 ところが、こう言った『創作総合サイト』の問題点として、多数の人が来てくれるからこそ、そのサイトの趣旨にそぐわない、或いは創作行為そのものを冒涜する行為を、無自覚に行う人間が必ず現れます。
 自覚的に行う人間は『荒らし』として片付ければいいのですが、しかし、無自覚に行う人間こそ厄介です。彼らは無自覚に行うからこそ厄介であり、無自覚であるからこそ『自覚的に意識改革しよう』という気持ちも無いままに、そのまま進んでいってしまうのです。
 また、そう言った人間すらも暖かく迎えたりする一部の人間にも、僕は疑問を覚えます。それは言ってみれば『無自覚な荒らし』に積極的に荷担する行為でしかないわけで、逆に言うなら『コイツの質問には答えたくない!』という気持ちにさせられるのです。

 話が長くなりつつあるので次回へ。

 これから一週間くらいは、このブログはこの話題だけで行きたいと思います。

 ―Jungle Boy / ken Martinを聴きながら―