いつも通りに始まった2歳児クラスととけっこう。
Sくんは、定位置の線路づくりから、Yくんは、今日も台所仕事から始ります。
あとからきたUちゃんとYちゃんが、Sくんの作った線路に興味をもってやってきました。
「一緒に道路をつくろうよ」とSくん。
二人が加わり、線路のまわりに板道路(30㎝ほどの板)を並べ、標識やトンネルを作るとちょっとした街ができて大満足。
しばらくして線路の傍で、Sくんが病院ごっこを始めると、二人も看護婦さんに…
ひとり、気になりながらも台所でご飯を作っていたYくんも いつのまにか注射器を握っています。
お母さんそっちのけで遊ぶ子どもたちに、大人はびっくりして遠巻きに眺めるばかり。
こんなに一つの遊びをみんなで、それも子どもたちだけでするのは初めてのこと。
子どもたちの成長がうれしくてお母さんも笑顔が絶えません。
でも、誰よりもうれしいのはやっぱり当の子どもたちでしょう。
気持ちが通じ合う仲間ができた喜びを体いっぱいに表しています。
クラスの雰囲気は毎年それぞれですが、今年は「ある日、突然?」がゆっくりやってきました。
まだかな?、何か足りない?などと余計な心配をし始めたところでの出来事…
ちゃんと子どもたちは成長していました。
子どもを信じる力がまだまだ足りないと反省しきりです…
でもこれは、決して突然の出来事ではないのです。
ゆるぎない親子関係、そしてひとりひとりがちゃんと遊ぶ力をつけてきたからこそできることなのです。
「おひるごはんができましたよ」
小さな看護婦さんが用意してくれたお昼ご飯を食べる子どもたちを見ながら、笑いの絶えないととけっこうの一日でした。