先日、大人のためのわらべうた講座2019年度第1回が無事終了いたしました。(報告遅くなり失礼いたしました。)
梅雨寒の中、たくさんの方にお集まりいただき、午前・午後共に皆さんの熱気あふれる会となりました。
今回は『子どもの発達とわらべうた絵本』と題して、こぐま社出版の5冊のわらべうた絵本(こばやしえみこ・案 ましませつこ・絵)を読み解きながら、作品に込められた子どもへのまなざし、作品ができるまでの秘話など、作者・小林衛己子より直接聞ける機会となりました。
「わらべうたは子どもを育てるだけでなく、母性を育ててくれるもの」
今の子どもたちを取り巻く環境、子育て事情から、今こそわらべうたが必要なのではという話に、参加者の誰もがうなづいていました。
午後は前回からの続きで『子どもの成長と4歳児の絵本』と題して年中さんの絵本を見ていきました。
読み継がれてきた名作ばかりを集めて子どもの成長に合わせて改めてその良さを確認してみました。
今や本屋さんに並ぶ売れ筋の絵本は、???という絵本がなんと多いことか…
作者も編集者もまずは”売れる”を目的に作っているのでは、と思ってしまいます。
子どもたちは今も昔も変わらず、いい本とはどんな本なのかちゃんとわかっています。
問題は大人です。
子どもたちが大切に読み継いできた絵本、本当に子どものために作られた本を選んでいる本屋さんを残していくためにも、大人に絵本の良さを伝えていかなくてはと改めて感じています。
保育士さんもたくさん読んで欲しいです。そして保育園に絵本を揃えて欲しい。
切に願います。
…いろいろと書いてしましましたが、次回のわらべうた講座が決まり次第またご連絡いたします。
尚、最後になりましたが、申込者多数のためお断りすることになりました方々には心よりお詫び申し上げます。
今回も本当にありがとうございました。