子育ての杜

子ども達の遊び お母さんとの話し合いなど講座の様子、そしてわらべうた研修会などの活動をお知らせします。

俳画に挑戦!

2018年02月09日 | 小学生のためのことばあそびの教室

”俳画” 「これなんて読むかわかるかな?」
いつも元気いっぱいの2年生のkちゃんが「ハイ…ガ?」


「そう!よくわかったねー。」当たったkちゃんも自分でびっくり!


「今日は俳句に絵をつける俳画というちょっと高級なことに挑戦してみようね。」


三学期に入って2回目。前回「冬休み・お正月」をお題に作った自分の俳句の中から好きなものを選んで絵を描いてみます。


 


「筆で字を書くの、初めて!」まだ学校でお習字の始まっていない1・2年生は筆を持つのも初体験ですがやる気満々。躊躇なくえいっと筆を入れる姿に、おーっと見ている大人が驚いてしまうほどの勢いです。


今の子どもたちは、大きくなるにつれて、人の目や評価を気にしてちょっと尻込みしたり、どうせ私は…なんて卑屈になったり、何をするにも大人が求めている正解は何なのかそればかり気にして動けなくなっているように思えます。
こんなこと言ったら笑われるかな…、○○ちゃんみたいに上手に私はできないし…とやる前から自分で点数をつけて自分を表現することを怖がっているのでしょう。


ことばあそびの教室を始めてよかったなと思うことは、そんな子どもたちが新しいことや人前で自分を表現することに臆せず楽しめるようになったこと。


以前は「えーそんなことできな~い!」とか「やったことないもん。」ともじもじするばかりでなかなか手を出さなかったり、隠れるように字を書いたり絵を描いていた子が堂々と何でも自信をもってやるようになりました。
本当にうれしいことです。
何より本人が一番うれしいはず。すっきりした子どもらしい笑顔がそれを物語っています。


「おもしろいのができたね。」、「とってもすてきだね。」と感想を言ってあげるとますます光る子どもたちです。
もちろんお世辞なんて子どもには通じません。評価ではなく、本当に心からその溢れ出るような子どもたちのエネルギーとその子だけが持っている才能に感動し、共感した時に相乗効果が生まれるのでしょう。



「ふぅー。もうこれでおしまいにする…」と一年生のYちゃん。本当に集中してやってたね。
用意していた紙がなくなるほど、皆んなも次々にいい作品をたくさん作りました。
「みんなの全部壁に貼れるかな?」
「わたしのも絶対飾ってね。」
みんな自分の俳画に大満足です。



頭をいっぱい使った後は体を動かしてわらべうた。
1年生から4年生、男の子も女の子も関係なく手をつなぎ、頬寄せ合って、引っ張り合いっこして…
あっという間に時間が過ぎて、もう一回やりたーい!というみんなの願いは次回におあずけです。


私たち大人ももっともっとこの子たちと一緒にいたいと思いつつ、次回まで ♪さよならあんころもちまたきなこ♫


次はどんなことばあそびをしようかな…お楽しみに!


 


*小学生のことばあそび「あんたがたどこさ」では、来年度の会員を募集しています。新1年生はもちろん2年生以上もお問い合わせお待ちしております。        


子育ての杜 Tel・Fax047(386)0960


 


 


 


 


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